えいきの修学旅行

練習としてアメーバブログに飛騨の久々野6/22、牛臥山6/26、切手7/1の3城を投稿します。

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氏邦鉢形領紀行 序

                                      イメージ 1鉢形城
埼玉県寄居町鉢形に在る鉢形城は、北条氏康四男氏邦が居城し、その小田原北条氏の支城領・鉢形領の政治的軍事的中心地として機能した城として有名である。
 
 
 
 
 
 
 氏邦は(幼名乙千代)、永禄元年以前に、花園城を本拠とする藤田泰邦の嫡女大福御前に入婿し、藤田氏家督をを継承する。永禄五年10月から同7年6月までの間に元服し藤田氏邦を名乗る。天正10年7月以降同15年11月には北条名字に復し北条氏邦と称している。元亀三年閏正月以降天正4年2月までに受領名安房守を称している。
 安房守は山内上杉氏歴代のものであり、その支配を上野へ向け進めて行く。(黒田基樹『戦国北条氏五代』)
 
 
氏邦の軍勢は、鉢形衆と呼ばれ、甲冑、羽織などの装備と装束は黒で統一されていた。冑の立物は金または銀色、指物は黒く四角い布であり、足軽は皮の陣笠を被って楯を持った。鑓は金物で、その柄には一尺五寸の間隔で銀が飾られた。軍法によって厳格に統監された黒備えの氏邦軍団が鉢形城を拠点に武蔵・上野にその覇を唱え威を示していた。(鉢形城歴史館 2004,pp.9-10)
 
 さきの井上・竹の城で触れたが、上杉景勝は北信を領国するにあたって、旧国人領主とその家臣団の復帰という事象ではなく、軍勢の再編や郡司・城主・領主の権限の整備、その任命を通じて統治を進めていった。
 
 氏邦はどうであったであろうか。
 
 ブロ友たけださんが、氏邦を支城主とする戦国大名北条氏の支城領鉢形領・支城衆の形成過程を入婿した藤田氏の「国衆」領などの継承の側面と再編の側面の具体的な分析を行っている。
 
以下その研究論文
 
たけださん(2011)「戦国期鉢形領成立過程における「一乱」」、『埼玉史談』第58巻第一号(通巻305号、埼玉県郷土分化会)

たけださん(2012)「武蔵鉢形領における衆編成―秩父衆の場合―」、佐藤博信編『中世房総と東国社会 中世東国論4』、岩田書院

たけださん (2013)「新井氏と吉田氏ー鉢形衆の構成員ー」、『埼玉史談』59巻4号

たけださん(2013)「戦国期日尾城における衆編成」、『埼玉地方史』67
たけださん(2012)「戦国期武蔵八幡山(雉岡)城周辺における地域編成―衆編成を中心に―」、千葉史学 第61号
 
これらたけださんの研究の成果を頂き、氏邦の軍団編成過程や領国掌握過程を、たけださん研究論文とえいきのフィールドでの修学から、その様相をブログ紀行にまとめてみたい。
1か月を越える連載になると思います。おつきあいください。
 イメージ 2
えいきの修学旅行
氏邦鉢形領周辺図
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 参考文献   黒田基樹(2012)『戦国北条五代』、戎光祥出版株式会社
         鉢形城歴史館(2004)『鉢形城開城ー北条氏邦とその時代ー』
 

閉じる コメント(6)

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鉢形城関連の連載始まりましたね。専門的な内容を、どこまで理解していけるか心配ですが、先日の鉢形城訪問を思い出しながら読んでいきたいと思います。楽しみにしております。

2014/11/7(金) 午後 5:58 gayasan

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GAYAGAYAsan、激励と受け止めています。
おおまかなアウトラインとしては、序から、氏邦が一乱を経て秩父・藤田領を掌握していく過程を、花園城、天神山城、千馬山城、日尾城の動向をとおして浮き上がらせ、小田原当主家臣が氏邦家臣になおる氏郭直臣の構成や、土豪層を軍勢に編成する過程も見出していきたいと考えています。そして大北条の支城として氏邦居城鉢形城、上野への尖兵としての八幡山城の築城へと記事を進めて行こうと考えています。

2014/11/7(金) 午後 11:36 [ えいき ]

鉢形城は馴染みのあるお城なので興味深いです。
次回も楽しみにしています☆

2014/11/8(土) 午前 7:02 るな

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お〜、始まりましたね。現状を踏まえたご報告、楽しみにしています。拙稿、分かりにくい文章でしょうに、お読み頂いていらっしゃるようで恐縮です(^_^;)。

2014/11/8(土) 午前 10:54 [ たけだ ]

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庭とされているるなさんのお眼鏡に叶うかは自信ありませんが、たけださんの論文をテキストに果敢に書いてみます。鉢形城に辿りつくのはずいぶん先になるかもしれません。
日尾城、八幡山城訪城にあたっては、るなさんのブログを参考に修学してきました。
たけださん、御研究に感謝申し上げます。隅々まで繰り返し読ませていただいています。仕事中も諏訪部、南、横地たちが脳裏を離れません…。質問メールの際は教示お願いします。

2014/11/8(土) 午後 7:03 [ えいき ]

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そうですか〜諏訪部たち超マイナーな人々が、えいきさんの中でそんなに脚光を浴びることになるとは、正直ビックリいたしました(笑)。横地といえば、八幡山の左近大夫じゃなく、八王子の監物ってなっちゃうでしょうしね。また、私も書ける限りで懸命に彼らを描写しましたが、大したことはいえなかったな…という思いもありましたし。
メールの件、もちろん了解いたしております。

2014/11/10(月) 午前 8:22 [ たけだ ]


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