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エアシェイディ今年こそ重賞制覇だ
7歳になったエアシェイディが、悲願の初重賞制覇に向け、万全の態勢で挑んで来た。重賞では上位人気を集めながらタイトルに縁がなかったサンデーサイレンス産駒だが、昨秋は安定した走りを披露。一昨年のオールカマー(5着)以来のコンビ復活となる後藤は昨年、関東リーディングに輝いた。今、勢いに乗っている人馬から目が離せない―。
ようやく“大人”になった姿を、年始めに見せつける。
エアシェイディはオープン特別で3勝。オークス2着馬エアデジャヴーの子で、皐月賞&菊花賞馬エアシャカールの甥に当たり、血統的にも大きな期待を受けながら、あと一歩のところでタイトルに手が届いていない。「2度の骨折などがあったと言われることもある。でも、それは理由ではない」と伊藤正調教師。「まだ、馬の精神状態が赤ちゃんなんだ。大きな舞台になると、普段の力を発揮できないところがある」と、精神面の弱さを指摘した。
それが昨秋以降、徐々に解消されてきたという。「具体的に何かというのは難しいけど、毎日のしぐさや調教の様子から、変化の兆しが見えてきている」。まだ途上とはいえ、走ることに関して真剣さが出てきた。近2走で上がり3ハロン33秒台前半の末脚を発揮し、好走したのが、その表れだ。
前走後は目標をここに定め、入念に調教を積んできた。相手関係などを見極めるために京都金杯とのダブル登録をする馬が多い中、輸送が苦手なことも考慮して中山一本に絞った。どんなライバルが来ても正々堂々と戦えるだけの力があるという自負がある。
1年3か月ぶりのコンビとなる後藤は、オーナーの指名によるもの。「その意気に応えてもらいたいね」とトレーナー。昨年2月の中山記念(ローエングリン)以来となる師弟Vに大きな期待を抱いていた。
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