虎、狩野弾で燕と5.5差!奇跡CS可能や (セ・リーグ、阪神5−1巨人、19回戦、巨人9勝8敗2分、28日、甲子園)虎が強くなって甲子園に帰ってきた! 阪神・狩野恵輔捕手(26)が五回に逆転3ランを放ち、5連勝中だった巨人に5−1と快勝。狩野は直前のスクイズ失敗を、豪快に取り返してみせた。3位ヤクルトが敗れ、5.5ゲーム差と最接近。クライマックスシリーズ進出も、もう夢の話ちゃうで〜 大きな銀傘で跳ね返る大歓声が心地いい。『ただいま』代わりに、響かせた力強い打球音。狩野が、26日ぶりに帰ってきた聖地で、満員の虎党を喜ばせた。5連勝中の宿敵を一撃で轟沈だ。 「スクイズを失敗したんで、どうにかして取り返そうと必死でした。気持ちは切り替えられないですけど、思い切っていくしかないと思いました」 先発・内海のスライダーを強くたたいた。0−1の五回一死一、三塁。「(コースは)覚えてない。スクイズ失敗の方が頭にあって…」と、無我夢中で食らいついた。左中間席に入る逆転の4号3ラン。6月26日の横浜戦(甲子園)以来、出場41試合133打席ぶりの一発。ブレークした2007年の3本塁打を上回った。 その直前だった。「準備はしていた。得点圏で打っていないんで、何か(サインが)出るかなと思っていた」。初球。三走・新井がスタートを切る。バントの構えも、ファウル。嫌な雰囲気を自ら振り払った。 体を張って扇の要を死守する。前日27日の横浜戦(横浜)。スクイズを試み、本塁に突っ込んできた100キロの巨漢ジョンソンの強烈なタックルを食らい吹っ飛んだ。一夜明け、「左腕がいてぇよ…。鼻息まで聞こえてきたわ。でも俺、意外とそういうトコは丈夫だから」と気丈に振る舞った。 打撃不振に陥った8月上旬。精神的にも落ち込んだ。「また2キロやせたわ」と体重はキャンプから、計8キロも落ちていた。「絶不調。今は打てる気がしねぇ…」と弱音も吐いた。それでも、バットの重さは変えず、日々のスイングで力を抜くことはしなかった。 夏のロードを11勝10敗で終え、強くなって戻ってきた虎。3位・ヤクルトが中日に敗れ、5.5差と迫る。ヤクルトとは残り9試合あり、9月1日からは甲子園で直接対決3連戦が控える。29日からの巨人戦から6連勝で、ヤクルトが6連敗なら4日にも3位に浮上。夢も現実的なところにきている。 「まず上のチームがどうこうより、自分たちの野球をやりたいと思います。スクイズを失敗しないように頑張ります」と反省で締めたお立ち台。秋風が吹く聖地。だが、身を削る戦いの先に、アツ〜イ季節が待っている。 |
阪神タイガース
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阪神・ブラゼル、1イニング2発で打線に点火 (セ・リーグ、横浜3−9阪神、17回戦、阪神12勝5敗、26日、横浜)どデカイ一発が反撃の合図だ。ブラゼルの驚弾がバックスクリーンを直撃した。 「とにかく流れを変えたかったからね。よく入ってくれたよ」 序盤は苦しい展開。先発・ウォーランドの前に二回から3イニング連続で3者凡退していた。 1点を先行された五回、先頭打者で12号ソロ。この一発が猛虎を目覚めさせた。続く桜井が4試合連続安打を中前に弾き返す。狩野も中前打で一、二塁。岩田の三塁へのバントは内野安打となり、満塁と好機を広げた。 平野に代打・高橋光。「とにかくランナーを返したいとだけ、考えていました」と右犠飛で2−1と勝ち越した。さらに一、三塁から赤星が左翼線へ適時打。鳥谷も中前へ。金本が四球で満塁となり、新井が中前2点タイムリーで続いた。 そして、再びブラゼルが快音だ。13号3ランを右中間へ運んだ。1イニング2発は1982年8月24日のヤクルト戦で掛布雅之氏が記録して以来。外国人選手に限れば、69年のカークランドまでさかのぼる40年ぶりの“快挙”となった。 ブラゼルが打線に火をつけて一挙9得点のビッグイニング。2007年6月16日のロッテ戦(千葉マリン)以来の大爆発で試合の流れを決めた。 今季3度目の4連勝。夏の長期ロードも12勝9敗で勝ち越しが決まる一戦。ブラゼルがチームに勢いをつけた いい感じになってきた。3位行けそうかな |
逆転の虎や!奇跡CSへ桜井のV打で3連勝 (セ・リーグ、横浜3−4阪神、16回戦、阪神11勝5敗、25日、横浜)また、またひっくり返した! 阪神は2点を追う八回、桜井広大外野手(26)の左翼線への2点打などで3試合連続の逆転勝利。8月初の3連勝で、借金「9」と7月7日以来の1けたに戻した。夏のロードも残り2試合。奇跡へ向けて、このまま突っ走るで〜! りりしいツラ構えに、風格さえ漂った。2−3の八回二死二、三塁。勝負の分かれ目−。桜井が待つ、寺原の134球目。ゆっくりと揺らしたバットが、浮き上がったカーブに反応した。快音を残した鋭いゴロが、三塁線を破った。 「僕が打ったら勝ち越しだと思ったので、絶対に打ってやろうと思いました。『抜けてくれ』と思いながら走ったら、抜けてくれました」 2点を追う八回。無死一、二塁から金本の右越えの打球に、二塁走者・赤星が生還できない。新井の左犠飛で1点を返したのみ。その直後。「自信があるというか、結果が出ていたので甘い球がきたらいこうと思っていた」。ベンチ、スタンドを埋めたモヤモヤを吹っ飛ばす逆転の2点二塁打。課題とされる右投手を打ったが「まだまだです。貢献できるように頑張ります」と謙虚に話した。 二回先頭でも中前に弾き返し、3試合連続安打。真弓監督は「結果を残している。最後まであきらめなかったことが逆転につながった」。和田打撃コーチも「打席で雰囲気が出てきた。レギュラーをとるには右投手も打たないと。今の状態なら対応できる」と評価した。 毎日の打撃練習。2カ月前から取り組む工夫がある。交流戦後から、フリー打撃時の投手位置を18.44メートルから2メートル前に出した。従来は50〜60センチだけ。和田打撃コーチの発案で「構え遅れ、立ち遅れを防ぐ」という意図。体感速度を上げ、速球派投手対策もあるが、直球に負けない力強いスイングに鍛えることも目的だった。 しかし、桜井はそれ以前から自ら投手よりに立って、練習に励んでいた。今でこそレギュラー格だが、前半戦は数試合、出番なしのときもあった。それでも「練習の1球目から本番のつもりで振りにいきます。僕は“調整”とか言える立場じゃないんで」と緊張感を持って臨んでいた。8月初の3連勝はすべて逆転。借金は7月7日以来の1けたに戻し、夏のロードを10勝9敗で、勝ち越しに大手をかけた。 「1戦1戦負けられない試合が続きます。3連勝できるように頑張ります!!」 三塁側スタンドの前で大きな声を張り上げて誓った。晩夏の夜、涼やかな横浜の風が吹く。長かったロードも、残り2試合。3位・ヤクルトとは7.5差のままだが、奇跡を信じる虎の反攻はここからだ。 やった3連勝だ。 |
平野がV打!阪神、七回イッキ5点逆転劇! (セ・リーグ、阪神8−2広島、17回戦、阪神9勝8敗、23日、京セラドーム大阪)甲子園から京セラドームへ。12年の時を越え、同じ教室で夢を追っていた2人の高校球児が、晴れのお立ち台に肩を並べた。平野&浅井。神奈川・桐蔭学園で3年間クラスメートだったコンビが、チームを劇勝に導いた。 「最高です!!」 拍手喝さいの中、揃って第一声は同じだった。最高の一打−。まずは平野だ。七回。同点に追いつき、なお一死満塁。カウント2−1からシュルツの153キロを思い切り引っ張った。右翼線へ勝ち越し2点二塁打。自身21試合86打席ぶりの適時打に「切れるかなと思ったけど、ファンのみなさんの声援が後押ししてくれた」と顔を紅潮させた。 五回二死二塁ではブラゼル敬遠後に三ゴロ。「もう一度チャンスが回ってこいと思っていた。ここは打たないと、と。命がけというか…魂を込めてました」。そんなひと振りに浅井が続いた。 途中出場から、2打席目。一死二、三塁から150キロを叩き、しぶとくゴロで中前へ。試合を決定づける2点打に、「同級生の平野が打ってくれたんで、めちゃくちゃ楽に入れました」と顔をほころばせた。 桐蔭学園では3年夏に甲子園出場。浅井はエース、平野は主将で遊撃手だった。「夢みたいです。まさかこういう風に同じ舞台で野球をできるなんて、想像もしていないから。感極まるところはあります」と平野が言えば、浅井も「幸せですね」と目を細めた。 不思議な縁が導く、虎の大逆襲の序章。1番で赤星の穴を埋めるガッツマンは「代役と思っていない。全打席出塁を目指しています。1戦1戦全部勝つつもりで、全員で力を合わせて勝ち続けたい」と力を込めた。虎一丸。奇跡への扉は、厚い結束力で、こじ開ける 連勝して広島に勝つ越しです。3位の差をつめてなんとか3位を目指して欲しいですね |
阪神、代打桧山がサヨナラ安打「感無量です」 セ・リーグ、阪神2−1広島、16回戦、8勝8敗、22日、京セラD大阪)無我夢中でサヨナラ勝ちだと気付かなかったという。阪神の桧山は「プレーに入り込んでいて“打ったらサヨナラ”と忘れていた」と照れ笑い。1−1の九回1死満塁で中前に打球を運んだ。 九回、新井の中前打を足場に絶好機をつくり、代打桧山が告げられた。「内野が前に来ていたので、強い打球を打つ意識だった」。ファウルで粘り、6球目の内角の変化球をうまくさばいた。2004年以来のサヨナラ安打。お立ち台では「感無量です」と声を上ずらせた。 八回1死一、二塁で、併殺打に倒れた金本がヘルメットを地面にたたきつけ、ベンチに戻って今度はバットをへし折った。桧山は「珍しい。ここが勝負やと思っているから自然とそうなったんやろう」と同じベテランの心情を察した。 負ければフラストレーションが一気にたまる試合。一振りで救った桧山は「どんな形であれ、勝てて良かった」と大きく息をついた。 いい勝ち方ですね。明日も勝って連勝したですね |



