ここから本文です
本ブログのコンテンツは閉鎖しました!

書庫全体表示

馬のマッサージだけではなかった、シャロン先生!


シャロンメイデイビスさんは、馬体の構造=バイオメカニカルに詳しい、マッサージセラピスト、というだけではありませんでした。

多くの馬の解剖に携わり、靭帯、腱、筋肉、関節、骨の仕組みと動きの制限などを詳しく説明しながら、効果的なストレッチや、マッサージの方法を説明してくれました。

日本では、元競走馬(サラ、という意味ではなく、実際にレースを走った競走馬)を愛馬として持っている人が多いわりには、その宿命を正しく理解しているオーナーが少なかったようです。

たとえば、レースを使われた(あるいはレース用の調教を受けた)サラブレッドには、こんな数字があります。

100%は、仙腸骨の亜脱臼(subluxation of sacroiliac)をわずらい
100%がDJD椎間腔:けいついかんくう (Intervertebral spaces)を持ち
92%は、”乗られ過ぎ”による棘突起接触症(Kissing Spine)を抱え、
50%は、骨盤か頸椎の骨折を経験しています。

馬の化骨は、足元からだとごぞんじでしたか?

生れ落ちた時に、骨として固まっているのは、蹄骨だけて、あとの骨は、成長に合わせるために、柔らかいままの骨でいるそうです。

飛節、けい骨、トウ骨あたりが固まるのは4才、
大腿骨、上腕骨、肩甲骨、骨盤、仙骨が5才、
腰骨が5.5才、
胸骨が6才。


これでおわかりですね。
競走馬は、1.5歳から馴致をはじめ
2才では、坂路を駆け上がり、
2.5才ではレースを走っています。

ほとんどすべての骨がぐにゃぐにゃの軟骨の状態で使われ、
化骨の終了を待たずに、処分されます。

せめて4才まで、使用するレースの頻度を限定するなど、
何らかの改善が必要ではありませんか?

2才の秋から4才の夏で32戦も走ったスピ君も、
競走馬特有の問題を抱えています。
しかし、私は、多くの元競走馬のオーナーさんと異なり、
スピの抱えている問題は、競走馬を引退するその日から獣医、装蹄師の診断による知ることができました。


「うちの馬はなんともないです。」
サラブレッドに限らず、元競走馬のオーナーさんがこのように発言するのを聞くたびに、
「レントゲンしたことありますか?」とお聞いてみたいと思っていたのですが、本日の研修に参加して、ウォームブラッドも、中半血も、クォーターホースも、60%以上が発達性障害を抱えていることを知り、真実を知ることができたことに感謝しています。

真後ろから後ろ肢をそろえて立たせてお尻の骨の突起部分を見てください。右か左に偏っていませんか?

「脚元だけじゃなくて、肩、腰関節、見たことありますか?仙骨、骨盤の変形はないですか?」
愛馬に「なんの問題もない」と信じているオーナーさんには、是非、シャロンのセミナーに参加していただいて、愛馬の声にならない声を聞いてあげて欲しいと思いました。


■シャロン先生、お馬さんに骨をペイント中
イメージ 1


■にんじんストレッチ、上へ、上へ
イメージ 2


■にんじんストレッチ、下へ、下へ
イメージ 3


■ナビキュラー診断中
イメージ 4


■前過ぎる鞍は、肩甲骨を傷める
イメージ 5


■解剖中

イメージ 6

イメージ 7


■骨格標本のジェシカちゃん

イメージ 8
お馬の骨格は、S字です。よくわかりますね。

イメージ 9


イメージ 10

この記事に

  • 顔アイコン

    来週乗馬倶楽部で確かめてきます^−^
    僕も馬を癒せる鍼灸師を目指します。

    [ dok**u19*6 ]

    2008/3/4(火) 午前 10:40

    返信する
  • 顔アイコン

    私が大阪乗馬協会で受けた時(2003年12月)は葦毛ちゃんがモデルになってくれてたなぁ。この骨格標本もあったよ。一生懸命聞いて覚えたはずなのに・・・・身についてなかった(>_<)

    plum

    2008/3/4(火) 午後 9:38

    返信する
  • 顔アイコン

    凄い・・・ものすごい解りやすい・・この骨の感じっ・・・はぁ・・・なるほどぉ・・・・・・

    わん

    2008/3/5(水) 午後 8:27

    返信する
  • 顔アイコン

    Chieちゃん、ごめん、愛馬かどうか、とても聞けなかったよ。3〜4年、土に埋めて、バクテリアに食べさせて作るんだって。

    [ おかん ]

    2008/3/5(水) 午後 10:43

    返信する
  • 顔アイコン

    dokatsuさん、頑張ってください。鍼灸師は、とても有用だと思いますよ。

    [ おかん ]

    2008/3/5(水) 午後 10:44

    返信する
  • 顔アイコン

    Plumまま、たぶん、回を重ねるごとに充実しているんだと思うのね。10日ももう一度あるんだけど、きっと、3日よりも10日のほうが、慣れていたりしてね、やりやすいかも。Sharon先生はステキだねぇ。

    [ おかん ]

    2008/3/5(水) 午後 10:45

    返信する
  • 顔アイコン

    わんさん、脚についている赤と青。浅屈腱と深屈腱だと思う。
    とてもためになりました。

    [ おかん ]

    2008/3/5(水) 午後 10:46

    返信する
  • 顔アイコン

    http://blogs.yahoo.co.jp/meiner_supremo/24669918.html
    この写真の中で、獣医さんに前肢をあげてもらっているショットがあります。これは獣医さんだからできましたが、皆さんは、絶対にまねをしないで下さい。腱や靭帯を伸ばしてしまう原因になります。

    [ おかん ]

    2008/3/5(水) 午後 10:50

    返信する
  • 顔アイコン

    ↑そうそう・・見よう見まねが一番危ないよねっ・・・人の整体といっしょでさ・・かえって「ぐきっ」って・・なることだってあるしっ。。。

    わん

    2008/3/5(水) 午後 11:06

    返信する
  • 顔アイコン

    確かに充実してるようだわ。骨格標本にも赤と青の腱はついていなかったもん。
    競走馬総合研究所が1996年に出版している馬の医学書にも「とう嚢炎」の記載は一行もなかったけど、今はWEBで検索すると?な解説だけどちゃんと載せているからね。。

    plum

    2008/3/6(木) 午後 6:55

    返信する
  • 顔アイコン

    わんさん、でもね、あの肢上げを奨励している書物も多いのよ。シャロン先生に見せたら、「オーノー!」って頭を抱えていました。しかし、最近、人間の腹筋も膝を曲げてやれ、というぐらいだから、まっすぐに伸ばす意味はないよね。うちの場合、肩が痛くて上がらない状態があったので、あんなふうにして、本人の拒否具合を診ていたんです。

    [ おかん ]

    2008/3/6(木) 午後 8:47

    返信する
  • 顔アイコン

    ぷらむママ、ナビキュラーは、気づいていないだけで、わずらっている馬は多いと思うのね。Tildrenという薬は、変形性関節炎の薬だけど、ナビにも即効性があるそうな。血液中のカルシウムを抑える結果、血流が上がり、炎症をおさえる、みたいな事を言っていたなぁ。

    [ おかん ]

    2008/3/6(木) 午後 8:49

    返信する
  • 顔アイコン

    前肢のストレッチねー、シャロン女史がやってはいけませんていう方法で毎回騎乗前にやってる女性オーナーさんがいたんだよね。それは腱をいためるからやめた方がいいんじゃない?って言ったけど聞き入れられなかったなぁ。素人の言うことは説得力がない。

    ナビについては、乗馬関係者も知らない人の方が多いんでしょうね。競走馬総合研究所の馬の用語辞典解説でも競走馬には殆ど見られないって載ってるよ。

    plum

    2008/3/6(木) 午後 9:54

    返信する
  • 顔アイコン

    シャロン先生には、Dont'sをHPとかで紹介できないの、って聞きました。ただ、私の本を熱心に見て、「ひとつの効果を狙って、ふたつの180度異なるアプローチがあるってこと。この方法は、腱と靭帯を犠牲にするから、筋肉のストレッチには必要ない!」って怒ってました。こういう怒りがきっかけになって、HPや書籍で戦って欲しいですね。Horse TVのシャロンセミナーで、「やってはいけない」、と見て以来、ひじを曲げてストレッチするようにしています。

    [ おかん ]

    2008/3/7(金) 午後 7:28

    返信する
  • 顔アイコン

    ちなみに、スピたん(6才)も、このモデル馬(16歳)と同様に、おとなしく立って、モデル馬になってくれるはずです〜!穏やかな性格は一生モノのお宝ですっ!

    [ おかん ]

    2008/3/7(金) 午後 7:30

    返信する
  • 顔アイコン

    ストレッチのやり方について
    6日にアトリエ鼓動blogで前肢をまっすぐ伸ばしている写真が載ってたので、シャロン女史の教え通りのコメントを入れたら、お馬の仕事をされている方だったので、その趣旨を私のblogにコメントしてくださった。ただの素人のコメントにこんなに真剣に考えていただけるとは!!!と感激(^^♪
    http://kodou.blog.ocn.ne.jp/kodou/2008/03/post_e2f7.html

    plum

    2008/3/8(土) 午前 11:38

    返信する
  • 顔アイコン

    ストレッチは筋肉に対して行うものだと思うので、筋肉のない部分を延ばす必要はない、というのが私の理解です。腱は、ナビキュラー骨との接触があるので、伸ばしすぎてたるむのもよくないと思う。うちの身近に、アキレス腱が伸びてしまい、普通に歩けなくなった者もいるし、加齢も加わればなおのこと。腱は、いつも張りがある状態でいてもらわないといけませんよね。伸ばしっぱなしはいけません。

    [ おかん ]

    2008/3/8(土) 午後 10:46

    返信する
  • 顔アイコン

    獣医さんと相談して、関節用のサプリを始めることにしました。最近、認可がおりたものだそうで、私のような貧乏オーナーでも使える値段です。また、効果の程は、報告します。

    [ おかん ]

    2008/3/9(日) 午後 10:52

    返信する
  • ご無沙汰しております。にんじんストレッチ・・・ならできそうですね。幸い食欲はいつも旺盛なので・・・。

    haru

    2008/3/10(月) 午後 9:56

    返信する
  • 顔アイコン

    haruちゃん、そうそう、できますよ。ロープを外して、手にもって、足にひっかからないようにしてね。おともだちと二人でやると、なお良いですよ。

    [ おかん ]

    2008/3/15(土) 午後 0:13

    返信する

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
  • 名前
  • パスワード
  • ブログ

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事