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平成22年5月31日、東京・千鳥ケ淵戦没者墓苑で行われた拝礼式。
墓前には天皇皇后両陛下御下賜の大花籠が飾られ、
午後零時30分、皇宮警察音楽隊の演奏に合わせて、国歌「君が代」が斉唱されました。
今回の拝礼式で納骨されたご遺骨は、
硫黄島、フィリピン、マリアナ諸島、マーシャル諸島、パラオ諸島、ビスマーク・ソロモン諸島、モンゴルで
昨年度に政府収集団などが持ち帰った3,937柱です。
当墓苑には合計35万8269柱のご遺骨が納められたことになりました。
最近ではこの柱という数え方を知らない人がいますが、
この柱というのは神様を数えるときに使うものです。
特定非営利活動法人JYMAという団体があります。
厚生省の指導協力のもと、戦後処理行政の一環である政府主催の戦没者遺骨収に参加し、協力して、
国庫補助金が給付されている民間ボランティア団体です。
昭和42年発足以来、戦没者遺骨収集促進団体協議会加盟団体として246次に亘り、
延べ1,424名の青年や学生を大東亜戦争の激戦地に送り出してきました。
遺骨収集事業は年を追う毎に困難になっておりますが、
戦没者のご遺骨を祖国にお迎えする事業や、
ルバング島での小野田少尉捜索やベララベラ島の残留日本兵捜索など、
日本兵捜索などを行ってきました。
しかし、国庫補助金を給付されているとはいえ、
実際の活動資金は参加学生達がアルバイト等で捻出した費用と、
志ある企業や個人の皆様のご支援により賄っているのが現実です。
当時、欧米のアジア侵略から日本やアジア諸国を護るために散華された英霊たちを
祖国日本に帰国させるのは、日本という国家の責任、務めです。
以前にもガダルカナル島で遺骨の収集をした夏井さんを紹介した時に、
遺骨収集というのは周辺に残砲弾などがあり、非常に危険な場合もあります。
この危険な活動を民間人が行う。しかも活動資金が足りないために、
学生達がアルバイトで捻出した費用、つまり自腹でやらせるのです。
現在の日本で遺骨収集を行う主体はボランティアです。
日本という国の在り方はこれでよいのでしょうか。・・・・・・
帝国陸海軍が解体された後に復員省が出来ました。
それを管理したのが援護行政を行っていた厚労省です。
厚労省が遺骨収集をやっているのは「遺族や戦友の便宜を図るため」だけです。
そこには国家としての矜持が感じられません。
遺骨収集が戦後60年以上たった今も終わらずに、民間ボランティアに任せている。
国としての威信をかけてでもやるべきことを、
厚労省のようなところに委ねていてよいのだろうか。
砲弾処理も含めて、なぜ防衛省でないのか。
・・・・・・
昭和59年、
民間人も犠牲になったサイパンの遺骨収集に参加した赤木衛さんは衝撃を受けた。
密林を行くと、小さな遺骨とともに赤いランドセルを見つけ、
その中にはたくさんの教科書が入っていたそうです。
赤井さんはその赤いランドセルと小さな遺骨を麻袋に入れて山を下った。
「生きていたら自分の母親と同世代くらいだろう」、と思ったといいます。
この出来事が学生主体で遺骨収集に取り組むNPO法人「JYMA日本青年遺骨収集団」の理事長を務める赤木の活動の原点になったといいます。
「さまざまな思想の学生がいてよく意見も衝突したが、今のおれたちがあるのは、
一つしかない命を投げ出した戦没者のおかげという根っこは同じだった」
大学卒業後は活動から遠ざかったが、
平成6年に休止中だった団を再建し、学生たちをサポートしています。
13年以降の政府派遣は全額国庫負担ですが、
それまでは自己負担分をアルバイトや賛助者の支援だけでは賄いきれず、
寄付を募った企業からは怪しまれ、警察に通報されたこともあったという。
「でも、自分ではなく誰かのために働くという喜びがあった。
生きるということは命をつなぐことなんだと、収集を通して教えられた」と語ります。
旧戦地には、今も多くの遺骨が残されています。
平成22年3月末の厚労省調べでは残っている遺骨は次の通りです。
硫黄島には13,180
中部太平洋に174,350
ニューギニアに77,600
ソロモン諸島に62,390
フィリピンに375,770
ミャンマーに45,610
旧満州に206,000
ロシアに35,825
全戦没者240万に対して114万の遺骨が残されたままです。
国に殉じた英霊たちが祖国に帰ることも出来ずに異国の地に眠る。
きっと、魂こそ靖国神社に帰ってきていると信じていますが、
その亡骸は今も異国の地で野ざらしのままです。・・・
赤木さんは訴える。
「本来は遺骨収集はとっくに終わっているはずのもの。
我々にとって最大の目的は収集そのものではなく、
後世にわたって戦没者をいかに慰霊、追悼していくかということなんです。
私達は戦歿者の犠牲の上に整えられた平和と繁栄を享受しています。
しかし私達はほんの65年前のことを忘れてしまってないでしょうか。
現在の安寧は、世界を相手取って戦った、南海の孤島や極寒のツンドラに眠る多くの戦歿者の犠牲を礎に成り立っている事を。
JYMA日本青年遺骨収集団は昭和42年、学生慰霊団として発足、
戦争の傷跡の残る外地に赴き日本軍玉砕地における慰霊活動を実施していた際、
”草むす屍”同然に遺骨が放置されている現状を憂い「学生遺骨収集団」を結成し、
その後広く一般青年層に呼びかける為に「日本青年遺骨収集団」と改称、
学生を中心とした非営利団体とし活動して参り、
平成十四年十月、特定非営利活動法人として認証された、今年で創団43年の団体です。
近年、民間の非営利団体は、福祉、環境、まちづくりなど幅広い領域で活躍し、
その重要性が広く認められております。
私どもは戦歿者遺骨収集活動を喫緊の課題として、
戦歿者慰霊を創団の精神として時代へ繋ぐため、
加えて諸外国との親善活動を推進しております。
慰霊の前衛を担ってきた戦友や遺族らが遍く慰霊を担ってきましたが、
先輩世代の衰徴により、今、世界各地でそれらの祭祀が主を失っています。
先の大戦では世界各地で多くの日本人が亡くなり、
その多くは増援を送ること叶わず戦略的に見捨ててしまった人達です。
戦争の史実、多くの人の出血と涙に無関心を決め込むような事になれば、
英霊達を更に見捨てる事になり、そうなれば、もはや日本は文化的な国家の資格がない
と考えますし、その成員としての我々青年世代の矜持さえも後世からそしられましょう。
諸外国に例を引くなら、これらは公の力により、
国家の加護の下に置かれて然るべきなのでしょうが、
先の大戦を冷静に評価する思考を停止してしまった世代や、国に任せようとばかりせず、
青年世代が、先輩世代の残した慰霊の灯火を継承し、
願わくば我々がその核となっていこうというのが、私達の志でもあります。
この事業に参加する青年達は、行政のフットワークでは出来ない仕事や、
利潤追求を原則とする企業活動には及ばない事業を手がけて参る所存です。
私どもの活動にご賛同とご支援を賜り、
新たな仲間が事業へ参画してくださる事を切望いたしております」
また、赤井さんはこうも言う。
「日本全国に軍の師団は置かれていました。
自分の故郷の先輩達です。
その先輩達の遺骨すべてを故郷にお連れする。
地域ごとに出来るはずではないか」
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転載感謝いたします。
☆
2010/6/18(金) 午前 10:12
日本は戦陣の遺訓を再び見つめなおすことが大切ですね
[ - ]
2010/6/18(金) 午前 10:36
傑作
[ - ]
2010/6/18(金) 午前 11:48
さくらの花びら様ですね^^
勿論傑作○です。
英霊のご遺骨を日本にお連れするのは国家の使命だ。
2010/6/18(金) 午後 0:06
沖縄戦で戦死、兄の御霊へ… 遺産7000万円寄付「遺骨収集に」
6月17日15時19分配信 産経新聞より
沖縄戦でこの世を去った兄への思いから、20年以上にわたって戦没者の遺骨収集に携わり、今年1月、87歳で亡くなった大阪市阿倍野区の陰山三千代さんが生前、「兄たちの慰霊に充ててほしい」と示した遺志で、総額7千万円が遺骨収集の実施団体や寺社などに寄付される。このうち4千万円は、兄の御霊が眠る靖国神社(東京)に贈られるという。沖縄戦終結から23日で65年。関係者は「陰山さんは、私たちが忘れかけている大切なことを教えてくれている」と話す。
[ j1bkk ]
2010/6/18(金) 午後 5:24
さくらの花びら様
転載させていただきありがとうございます。
傑作ありがとうございます。
いつもお世話になります。
2010/6/18(金) 午後 6:38
Tomcat様
御意にございます。
傑作ありがとうございます。
いつもお世話になります。
2010/6/18(金) 午後 6:40
こんの様
>英霊のご遺骨を日本にお連れするのは国家の使命だ。
仰せのとおりです。
もし、これができない国家なら国家の体を成してませんね。
傑作ありがとうございます。
いつもお世話になります。
2010/6/18(金) 午後 6:43
j1bkk 様
記事にさせていただきました。
あの時代のかたは素晴しいですね。
コメントありがとうございまた。
2010/6/18(金) 午後 6:45
全く、おっしゃられるとおりですね。
私もこれまで知ってはいても、無関心でいました。
損得勘定だけで物事を考えていたのです。
しかし、それは間違っていました。
先人の大変なご苦労の上に今の私たちがある。感謝の心を忘れてはなりませんね。
必ず御遺骨は取り返さねばなりません。
傑作。
[ 朱雀 ]
2010/6/24(木) 午前 0:43