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日本よい国、きよい国。 世界に一つの神の国。
降り積もる深雪(みゆき)に耐えて色変えぬ 松ぞ雄々しき人もかくあれ

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右より伊弉諾神(いざなぎのかみ)伊邪那美神(いざなみのかみ)
 
 
 
日本の神話の中で、天地開闢において神世七代の最後に性別を持って生まれた
男神を、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)女神を伊邪那美命(いざなみのみこと)といいます。二柱の神は、別天津神(ことあまつがみ)たちに漂っていた大地を完成させることを命じられました。
別天津神たちは天沼矛(あめのぬぼこ)を二神に与えられ、伊邪那岐・伊邪那美は天浮橋(あめのうきはし)に立って、天沼矛で渾沌とした大地をかき混ぜられ、このとき、矛から滴り落ちたものが積もって島となった。この島を淤能碁呂島(おのごろじま)といい、兵庫県の淡路島であると言われています。
二神は淤能碁呂島に降立たたれ、天之御柱を建てられ、伊邪那岐命が「私と貴方と、この天之御柱を廻って結婚しましょう。貴方は右から廻り、私は左から廻り逢いましょう」という約束をし、出会ったところで「なんとまあ、かわいい娘だろう。」「ほんとにまあ、いとしい方ですこと」と呼び合って結ばれたという記述が『古事記』、『日本書紀』一書第一などにみられます。これが結婚式の起源ともいわれています。
 
平安時代には、源氏物語にも見られるように、男性が女性の元に、あるいは女性が男性の元に通う通い婚の時代でした。夫が妻の元に通う場合は妻問婚(つまどいこん)ともいいます。
通い婚の時代での天皇陛下においては、女御(にょうご)と家族が入った宮中の殿舎に、天皇陛下が三夜しのんだ後発見されたという「露顕(露見)」(ところあらわし)という宴を行いました。これが現在の披露宴に該当します。
現在、露見とは、秘密や悪事など隠していたことが表に現れること。ばれることなどを意味しますが、当時の日本女性は結婚する相手以外の男性には顔を見せないという習慣があったことから、「露顕(露見)」(ところあらわし)に至ったのです。
女御とは、天皇陛下の後宮の身位の一つで、天皇陛下の寝所に侍し、位は、皇后・中宮に次ます。桓武天皇陛下のとき紀乙魚(き の おとな)・百済王教法などを女御としたのに始まり、はじめこそ位は低かったが、その位は次第に高まり、平安時代中期以降、皇后陛下は女御から昇進する慣例となりました。最後の女御は孝明天皇陛下の女御である九条夙子(英照皇太后陛下)。
民間においても、平安期の結婚は男性が女性の下に三夜続けて通う形式であるが、女性の家ではその間訪れる男性と従者を接待し、3日目には露顕(ところあらわし)という披露宴が行われ、新郎新婦が披露される。列席者は妻側の関係者のみに限られていました。
 
平安時代の半ば以来、武士の間で女性が男性の家に入る嫁迎え婚が行なわれるようになりました。
元来武士の生活は素朴・質素を信条として武士は同格の相手を求めるのですが、結婚したからといって自分の土地を離れる訳にはいかないので、自然と女性が男の家に入るようになりました。
しかし公家では伝統的に婿取り婚であるので、公家と武士の間での結婚では問題が生じたが、武家が台等し、力を占めるようになると、公武からなる嫁入りが行われるようになっったのです。
 
(永禄6年)に来日し、安土桃山時代の日本の記録を残したルイス・フロイスの書簡によれば、「日本では結婚式をおこなわない」と記述されていましたが、しかし、 この時代も有力な武家の婚礼は盛大に行われた。また、高台寺では当時、下級武士だった木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)とねねの結婚について、「土間に藁を引き、その上に薄い敷物を敷いただけのささやかな祝言」を挙げたという記録が残るなど、当然この時代においても身分によらず婚姻に際しての儀式、すなわち結婚式は行われていました。
 
婚席に神々が臨在するという考えは中世の床飾りから見られ、江戸中期の貞丈雑記に明文化された。新郎の自宅に身内の者が集まり、高砂の尉と姥の掛け軸を床の間に掛け、鶴亀の置物を飾った島台を置き、その前で盃事をして結婚式をする、いわゆる祝言が行われていました。
家の床の間は神様が居るとされる神聖な場所で、掛け軸や島台も神さまの拠り所でもあるとされ、当時から結婚式は神道と密接な関係がありました。
民俗学者の柳田國男著の『明治大正史』及び『婚姻の話・定本柳田國男集15』によると、少なくとも幕末から明治初期までの庶民による結婚式は、明治以降に確定した神前式の形式とは同じではなく、自宅を中心とし、婿が嫁方の実家でしばらくの間生活するという「婿入り婚」と呼ばれる形式であった。
この際、新婚生活の初日に嫁方の家で祝いの席がもうけられることがあったが、夜の五つ(午後9時頃)から行われることが多く、同じく柳田氏によると、江戸時代であっても、同じ村内の者同士が結婚する場合には祝言が行われないか、あるいは簡素なものであったが、村外の者と結婚する例が増えてくるに従って形式が複雑化し、神前式に近いかたちになっていた、と述べる。また、庶民の結婚式の場合は、神職が吟ずる祝詞より、郷土歌や民謡、俗謡を歌うことが多かったとされる。祝詞であっても、現代の神前式のように「天津祝詞」が吟ずられるようになったのは明治以降のことです。
 
現在のような神社における結婚式の形は明治三十三年五月十日、皇室婚嫁令により皇太子であった大正天皇陛下と九条節子姫(貞明皇后陛下)が宮中賢所大前において執り行われたご婚儀が、大きな影響を与えました。
これを大々的にマスコミが報じたのを受けて、日比谷大神宮(東京大神宮)が神前結婚式を挙げ、話題になった。しかし神前結婚式が民間に普及したのは、大東亜戦争後でした。
神社での結婚式だと、披露宴の場は他に設けなくてはならない。いち早く帝国ホテルは、大正12年関東大震災で焼失した日比谷大神宮を分祀し、ホテル内に祀り、美容室と写真館も取り入れて、挙式と披露宴を一体化させました。ホテル・ウエディングのはしりです。
現在広く行われている神前結婚式は、日比谷大神宮の創始によるものであり、それらを踏襲しています。
 
納采の儀 (のうさいのぎ)とは皇室の儀式のひとつですが、その淵源は、古く仁徳天皇の時代に遡ります。皇族が結婚するにあたって行われるもので、結納の起源となりました。
神前結婚式に見られる固めの儀式のひとつ、三三九度(さんさんくど)は、三献の儀ともいい、男女が同じ酒を飲み交わすというもので、初めに女性が三度、次に男性が三度、最後に女性が三度の合計九度飲む儀式で、陽の数である三や九が用いられた。
お神酒を一つの器で共飲することにより一生苦労を共にするという誓いを意味しています。古代の婚礼には、嫁になる人が婿になる人に対して、盃を捧げるということが重要な儀式の中心になっていたようです。三々九度の起源とも言われている応神天皇の物語があります。応神天皇が山城の国であった美女に、その名を尋ね彼女は矢河枝比売と答えたため、(名前を答えるというのは求婚に応じる意)天皇が翌日その家へ行ってみると、彼女の父は娘に天皇に仕えるように諭し、彼女はご馳走を用意し応神天皇に御盃を捧げ、天皇は歌を歌われたと言われています。つまり、これが後の三々九度の杯のはじまりと言われています。
三三九度は、我国固有の共食信仰で、同じように飲み同じように楽しみ、同じものを食べ合ったということが神を媒体にして魂を共通に持ち合ったという同族意識の確認行為であります。
現在でも、「同じ釜の飯を食う」というのは、共食信仰の由縁です。

冒頭の伊邪那岐命(いざなぎのみこと)伊邪那美命(いざなみのみこと)の二柱の神様のように、深く結ばれ、また新たな命を生み、育み、次世代へ受け継がれていく、結婚式にはそんな願いが込められています。

最近では、結婚式さえも簡素化し、結婚式さえも挙げないという若者が増えています。神前結婚とは、神々に祈り、誓い、神代の時代から連綿と続いてきた、営み、文化を継承し、お国柄を受継いでいくことです。
習わし、仕来りは、面倒くさい古臭いと思いがちですが、受 ­継がれているからこそ、日本人なのです。
畏くも天皇陛下、皇室は日本の灯が消えないように代々日本の魂 ­を受け継いでおられるのです。日本人は努々(ゆめゆめ)それを忘れてはなりません 。
 
 
 
 

  • 顔アイコン

    こんばんは。

    私も御神前で結婚式を挙げました。
    家族親族、友人たちや職場の上司の方々など、多くの方に結婚を祝って頂け、感激しました。
    神様の前で、末永く添い遂げる約束ができたことは大変有り難いことと思わせていただいております。

    傑作
    この記事を転載させてください。

    [ - ]

    2011/10/8(土) 午後 8:03

  • 顔アイコン

    転載させて頂きます。

    応援&今日の傑作 ポチ凸

    hito

    2011/10/9(日) 午前 1:54

  • 顔アイコン

    本日も大変素晴らしい記事です。

    大傑作

    保守の会会長 松山昭彦

    2011/10/9(日) 午後 4:22

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    こんばんは
    >ホテル・ウエディングのはしりです。
    そうなんですね・・全く知らなかったです・・)
    式ひとつとっても面白い歴史伝統があるんですね。

    傑作○

    あまのじゃく

    2011/10/9(日) 午後 8:24

  • 神話から綿々と受け継がれてきた神前結婚式。
    私も三々九度をおこないました!

    今年6月に愛娘がチャペルにて挙げましたが、おごそかという雰囲気には遠い感じがして・・・。

    傑作

    たけし

    2011/10/9(日) 午後 8:31

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    素晴らしい記事です。
    やはり日本人は神前結婚式ですね。
    儀式というのは、大切なものですよね。形を整えることから、心が整ってきますし、心は形にもあらわれるものですから、ズルズルといつの間にか生活し始めるなどという結婚生活はだらしない感じがしますね。
    傑作

    [ さざんか ]

    2011/10/9(日) 午後 10:06

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    とても勉強なりますっ!

    まだまだ結婚には程遠いワタシですが(苦笑)

    またひとつ歴史を知りました♪

    傑作!

    [ ちびっこライダー ]

    2011/10/10(月) 午後 8:04

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    ( ´ー`)y─┛チァーパーボェー

    結婚の形、結婚式は時代でずいぶん変わってますね。
    三々九度はしました。

    ぽち

    にっぽに屋にっぽん

    2011/10/10(月) 午後 10:25

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    皇尊 彌榮 彌榮 彌榮です。

    コメントを頂戴し、またご支援賜り、誠に有難う御座います。
    訪問コメントを優先したく、纏めコメントで失礼致します。
    もちろん、頂いたコメントは全て拝読させて頂いております。
    日頃のご配慮に感謝します。

    アメブロにタイトル同じで移行。

    2011/12/18(日) 午前 10:26

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