君が代
『東日本大震災二周年追悼式』が11日、東京・国立劇場で開かれました。
戦後最悪の災害となった東日本大震災。8日現在の死者は1万5881人、行方不明者は2668人。『関連死』を含めた犠牲者は2万人以上にのぼる未曾有のものとなりました。
午後2時30分から行われた追悼式には、政府関係者、被災者ら約1200人が参列し、畏くも天皇・皇后両陛下も御臨席されるなかで開催されました。
菅義偉内閣官房長官から、開式の辞が行われると、国歌斉唱がなされ、震災発生時刻の午後2時46分には1分間の黙祷が捧げられた。
その後、安倍晋三内閣総理大臣より式辞が述べられた後、畏くも天皇陛下より「おことば」が読み上げられました。
謹んでお伝えいたします。
■天皇陛下よりおことば全文
本日、東日本大震災から2周年を迎えるに当たり、ここに一同とともに、震災によりかけがえのない命を失われた多くの人々とその遺族に対し、あらためて深く哀悼の意を表します。
2年前の今日、東日本を襲った巨大地震とそれに伴う大津波により、2万人を超す死者、行方不明者が生じました。震災後に訪れた被災地では、永年にわたって人々が築いてきたふるさとが痛々しく破壊されており、被災者の悲しみはいかばかりかと察せられました。
一方、この厳しい状況の中、被災地で、また、それぞれの避難の地で、気丈に困難に耐え、日々生活している被災者の姿には、常に深く心を打たれ、この人々のことを、私どもはこれからも常に見守り、この苦しみを、少しでも分かち合っていくことが大切だとの思いを新たにしています。
この度の大震災に際して、厳しい環境の下、先進救援活動に当たった自衛隊、警察、消防、海上保安庁を始めとする国や地方自治体関係者、多くのボランティア、そして原発事故の対応に当たった関係者の献身的な努力に対し、あらためて深くねぎらいたく思います。
諸外国からも実に多くの善意が寄せられました。物資や義援金が送られ、また、救援の人々も多数来日し、日本の救援活動を助けてくれました。また、駐日外国大使など日本に住んでいる外国人を始め、災害発生後の日本を訪れる多くの外国人が、被災地に赴き、被災者を励ましてくださっていることに感謝しています。
この度の津波災害において、私どもは災害にかんし、日頃の避難訓練と津波防災教育がいかに大切であるかを学びました。この教訓を決して忘れることなく、これから育つ世代に伝えていくことが大切と思います。
今後とも施設面の充実とともに、地域における過去の災害の記憶の継承、日頃からの訓練と教育などにより、今後災害の危険から少しでも多くの人々が守られることを期待しています。
危険な業務に携わる人々も、この度の経験をいかし、身の安全が確保されることに工夫と訓練を重ねていくよう願っています。
今なお多くの苦難を背負う被災地に思いを寄せるとともに、被災者1人びとりの上に1日も早く安らかな日々の戻ることを一同とともに願い、御霊への追悼の言葉といたします。
安倍総理式辞全文
本日ここに、天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、東日本大震災二周年追悼式を挙行するに当たり、政府を代表して、謹んで追悼の言葉を申し上げます。
かけがえのない多くの命が失われ、東北地方を中心とする我が国の国土に未曾有の被害をもたらした東日本大震災の発生から、二年の歳月が経ちました。
この震災により亡くなられた方々の無念さと、最愛の方を失われた御遺族の皆様の深い悲しみに思いを致しますと、誠に痛恨の極みであり、哀惜の念に堪えません。ここに改めて、衷心より哀悼の意を捧げます。また、今なお行方の分からない方々の御家族を始め、被災された全ての方々に、心からお見舞いを申し上げます。
被災地を始め全国各地では、いまだに多くの方々が不自由な生活を送られています。原発事故のためにいまだ故郷に戻れない方々も数多くおられます。今を懸命に生きる人々に、復興を加速することで応えることが、天国で私たちを見守っている犠牲者の御霊に報いる途でもあるはずです。
持てる力の全てを注ぎ、被災者に寄り添いながら、一日も早い被災地の復興、被災者の生活再建を成し遂げるとともに、今般の教訓を踏まえ、我が国全土にわたって災害に強い強靭な国づくりを進めていくことを、ここに固くお誓いいたします。
この震災では、助け合いの力が大きく発揮されました。地元の方々の御努力、関係機関の尽力はもちろんのこと、全国各地から多くの支援の手が差し伸べられました。さらに、本日ここに御列席の世界各国・各地域の皆様からも、多くの、温かく、心強い御支援を頂きました。改めて、感謝の意を申し上げたいと存じます。
我が国の先人たちは、幾多の困難を克服し、その度に、より逞しく立ち上がってきました。今日を生きる私たちも、それに倣い、手を携えて、前を向いて歩んでいくことを改めてお誓いいたします。
御霊の永遠に安らかならんことを改めてお祈り申し上げるとともに、御遺族の皆様の御平安を心から祈念し、私の式辞といたします。
平成25年3月11日
内閣総理大臣 安倍 晋三
東日本大震災で犠牲となられた御霊に衷心より哀悼の意を捧げ、被災地の速やかなる復興を願ってやみません。
日本人です。陛下のお言葉に涙がでてなりません。
陛下の叡慮を深く心に刻みます。
陛下の為、同胞の為、日本国の為にも、我々は継続的な支援と記憶を風化させぬよう努めねばなりません。
我ら臣民は、同胞排擠(はいせい)、互いに時局を乱すことなく、よろしく挙国一家、子孫、相伝え、よく神州の不滅を信じ、任重くして道遠きをおもい、総力を将来の建設に傾け、国民一人びとりが、被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ、被災者と共にそれぞれの地域の復興の道のりを見守り続けなければなりません。
畏くも天皇陛下、皇后陛下はじめ、皇族方がいつまでもお健やかであられることを、臣民の一人として祈念します。
皇尊 彌榮 彌榮 彌榮
日本國民(やまと民族)は皇室と共に・・・・
天皇陛下、皇后陛下 萬歳 萬歳 萬歳
|