細川 玉(珠)洗礼名(伽羅奢・ガラシャ)
散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ
大意は、桜も人も散るべき時を知っているからこそ桜であり人なのです。これが世の習いなのです。第79代内閣総理大臣の細川護煕氏の辞任会見の時に引用された歌が、16代目前にあたる先祖・細川 玉(珠・ガラシャ)の辞世の歌でした。
関ヶ原の戦いが起こる直前、石田三成は夫である細川忠興がいち早く徳川側に付いたことで、玉を人質に取ろうと強行策に出ます。
三成側の兵に屋敷を囲まれたことで自らの運命を察した玉は、家老小笠原秀清に槍で部屋の外から胸を貫かせて亡くなりました。享年 38歳。
家老の小笠原秀清も共に自害し、亡骸(なきがら)が敵方に奪われぬよう爆薬に火を掛けて屋敷を爆破しました。
玉の辞世はこのときに詠まれたといわれています。
「世の中」はこの世の習いを、「花」は桜を意味します。
さらに噛み砕けば「桜も人も散るべき時を知っているから美しい」と詠むことができます。
散り際が潔く美しく日本人に往古の昔から愛される「さくら」は桜吹雪となって見事に散る。大東亜戦争激戦の地、ペリリュー島守備隊の最期の打電は「サクラ、サクラ」(玉砕を意味する暗号)でした。
戦局打開の為に敵艦、敵地に敢然と立ち向かい祖国の御楯となった特攻隊の皆さんも死して護国の鬼とならんと散華された。わずか七十数年前のことです。
中東の政治情勢は定まらず、極東に飛び火すらする可能性があります。まさに国家危急の秋です。にもかかわらず、別天地のようにのんきな議論が延々と続いているのが国家の舵取りをする立法府、国会の現状です。ただただいたずらに歳費を浪費するのみです。
民進党議員が「国民と日本社会の最大の危機」と主張し、「総力戦で粉砕」すると訴えるが、テロを阻止する法案であり、わが国に脅威となっている北朝鮮の核でもミサイルでもない。一般市民は対象外の「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案のことなのだ。まともな国民意識から乖離も甚だしく、周回遅れの野党やキチガイじみた一部マスコミをまともに相手にするよりも、政府にはもっとやるべきことがある。安全保障上の不備や、それを解消するために必要な措置を真摯に訴えて、議論し、それに対する備えをしてもらいたい。
国家に貢献なき野党や議員は「さくら」のように潔く散り、国思う後進に道を譲ってほしいと願うのは筆者だけであろうか?
「サクラ、サクラ」