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わが国は水と緑の国です。山を大切にし、川を大事にしてきました。
日本では水道水をそのまま飲む人も多いですが、韓国はどうでしょうか。
北朝鮮の水道事情はよくわかりませんが、韓国の水道水は質的には飲用として問題がないそうなのですが、韓国国内での認識はそうではありません。2013年の水道水満足度調査(韓国)によると、日本では47%の人が水道水を直接飲むのに対し、韓国では5.4%の人しか水道水を飲んでいないそうです。
それは昔よりの水事情に起因しています。
昭和12年の業界誌に開城(現北朝鮮)の上水道事業について書いた一文があります。《朝鮮の開城府は高麗朝500年間の都…昭和5年の府制実施時には鮮内有数の都市にして人口約5万(略)市街一体井(戸)水に乏しく且(か)つ飲料に適するもの稀(まれ)なるを以(もっ)て一朝(いっちょう)悪疫の発生あらんか、その惨害蓋(けだ)し戦慄すべきもの…上水道の建設は亦(また)実(じつ)に喫緊の急務なりとす》と飲料水事情の悪さと上水道建設の必要を述べています。
わが国(日本)の水道技術は当時からトップレベルにありました。世界でも少ない「飲める水」を蛇口から供給できるのが今も昔も日本の水道技術の自慢です。そのために良質の水源を見つけて取水し、導水し、浄水施設で濾過(ろか)しなければならない。こうした技術と資金を投入し、12年の段階で、朝鮮の約60都市に、上水道を建設。住民の衛生環境も飛躍的に改善した。日韓の国交が正常化した昭和40(1965)年、当時の韓国国家予算を上回る5億ドル(有償・無償)の巨費が日本から供与されたことは皆さんご存じだと思います。この資金を利用して、老朽化や供給量不足に陥っていた韓国約10都市の上水道を再整備する計画がありましたしかし、実際には、新日鉄(現新日鉄住金)が全面協力した韓国東海岸・浦項(ポハン)製鉄所の建設にも、その資金が回されたため、水道整備計画は縮小されたが、これを担当したのもまた日本の技術者でした。当時の韓国にはこうした技術がなく、日本に頼るほかなかったからである。東大名誉教授(衛生工学)の藤田賢二さん(83)は当時、水道メーカーの技術者として、1960年代後半から70年代にかけて韓国での事業を担当した。大田(韓国中部)、光州(同南部)2都市の取水・導水・浄水施設の計画、設計、建設に携わり、冷却水などに大量の水を使う浦項製鉄所の案件も担当した。ただ残念なのは、こうした水道施設が日本の資金・技術でできた事実を韓国では“封印”されてしまいました。光州の通水式で、あいさつに立った市長は「われわれだけの力で水道建設が行われたことはまことに喜ばしい」と話し、日本のにの字も口にしませんでした。藤田さんが数年前に大田で開かれた水道関係の国際会議に出席したときも、市の浄水施設ができた経緯を参加者の誰も知らなかった様子だったそうです。
藤田さんは言う。「(光州の市長のあいさつを聞いたときは)苦笑いでやり過ごしたが、じゃあ、なぜ通水式の場に日本の技術者が出席してるのかってね。僕がメーカーを退職した後も、後輩たちが韓国の水道事業に貢献しています。だけど記念碑もないし、(技術者の)名前も残らない。まぁわれわれ技術者は、ちゃんとものが動きさえすればいいんですけれど…」という。
日本統治時代、莫大な資本が朝鮮半島に投下され、近代化されていきました。しかし、ほとんど韓国の方々はその事実を知りません。本当に残念に思います。 参考文献:産経新聞「海峡を越えて」(朝の国ものがたり)より引用、加筆
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2018年03月23日
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