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「三十三間堂大的全国大会」は京都の小正月の彩る風物詩ともなっています。
通し矢は江戸時代に盛んになり、武士が本堂の長さ約121メートルの軒下で、一昼夜で射通した矢の数を競った競技です。多大な費用がかかることから各藩の威信を賭けて弓道に猛ける武士が切腹も辞さない覚悟で臨んだのです。
現在のような120メートルから半分の60メートルの遠的競技となり新成人が「三十三間堂大的全国大会」として奉射するようになったのは戦後、昭和26年からです。
去る1月13日新成人の男女弓道家(参加資格:全日本弓道連盟会員で初段以上(1471人)称号者(教士・範士の称号者)計1550人が「三十三間堂大的全国大会」に参加して行われた。テレビのニュースでは有段者とは報じず、京都在住の一般成人が奉射しているかのような報道をし、晴着姿の女子ばかり取り上げられていますが、新成人男子も奉射しています。経験のない素人では的は射れません。
朝一番が新成人男子、その後に新成人女子、称号者(教士・範士の称号者)の部へと競技は移ります。大会を彩る女子の晴着は成人式と違い、お母さんの晴着を召しておらられる方も多いと聞きます。母から子への思いを身につけて奉射されているのでしょうね。
最近の平成になってからの成人云々の話題を聞いてから久しいですが、奉射されている新成人は「凛」としており「やまとなでしこ」は健在であると感じるのは筆者だけではないでしょう。彼ら彼女らが日本を背負っていく世代であることは言うまでもありません。我々年配者は世の中を少しでもよい状態で、若い世代に繋いでいくのが残された時間への使命と思うのです。
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2019年01月28日
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