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『WILL』2012年2月号に金美齢さんの「日台の未来は1月14日に決まる」という記事がありました。
「これからの日台関係の十年を考える上で、その行く末を非常に大きく左右する台湾総統選挙が一月十四日に行われます。台湾が台湾であり続け『自由と繁栄の弧』の要を担い続けるのか、または台湾が中国の一部となるのか。それがこの選挙で決まるのです」
「世界の多くの国々が、常に中国の顔色を伺い、『経済的連携を解消するわけにはいかない』という建前を以て、台湾に手を差し伸べませんでした。中国に『市場をたてにする』という武器を与えてしまった各国は、すでに外交という戦争で中国に負けていた。 これが二〇〇〇年代の十年間でした。
そして今年十一月、ようやくアメリカは『対中姿勢』を明確に打ち出しました。
中国を押しとどめておかなければ、太平洋でいつか衝突する日が来ると現実的に考えたからです。太平洋の『橋頭保』である台湾が自由主義国の一員として残るのか。それとも中国に取られるのか。台湾の選挙の行方が日本にとって非常に重要であることは、いまさら言うまでもありません。
しかし、日本の姿勢はどうか。
民主党政権に『対中姿勢』を問い、『台湾支持』を期待すること自体、間違っているのでしょう。
玄葉外務大臣は十一月二十三日、中国を訪問し、異例の厚遇を受けたせいか、懸案である尖閣問題には一言も触れませんでした。
さらにはこの訪問と前後して、中国の艦隊が沖縄本島と宮古島の間の公海上を通過したという問題を全く無視し、黙って帰国したのです。外務大臣でありながら日本を守ろうとする気概すらないのですから、台湾のことにまで気が回るはずがありません」
「2011年は東日本大震災があり、それに対する台湾からの多大な支援が話題になりました。
二百億円を超える義援金の他、個人レベルでの寄付や支援の話も数え切れないほど寄せられたのです。東大阪市のものづくりの現場の方に聞いたところによると、台湾のねじ製造業者でつくる『ねじ工業会』から、『同業者で困っている人がいたら渡してほしい』と日本ねじ工業協会へ五千万円もの義援金が届けられたそうです。私のホームドクターも『ふるさとで一千六百万円の寄付が集まった。金さんが妥当だと思うところを教えてほしい』と相談されました。
台湾から日本へ、公の数字には表れない民間のさらなる支援が、いたるところで行われていたのです。その日本に対する愛情の深さ、大きさ。
これまで何度も何度も台湾人の日本への思いを説いてきましたが、今回のことで台湾人の日本への思いがどれほどのものか、改めて証明されたのではないでしょうか。
このような関係を十年後も、それ以降も続けていくためには蔡英文が総統選挙に勝つことが何より大切な一歩になります。もし馬英九が再選されれば、日台関係は間違いなく変わる。
十年先どころかその時点から、日本は台湾という友人を永久に失うことになるのです。・・・・」
・・・・・・
金さんは、台湾から心ある義援金を日本は受けておきながら、肝心の日本政府は台湾にとっても日本にとっても重要である台湾総統選挙にまるで関心がないどころか、自国の領土や主権まで守る気概のない政権に苛立ち、あきれ果てているのです。
かつて明石元二郎という第七代台湾総督がいました。
明石が赴任してから台湾はさらに発展していきました。
その台湾開発の半ば、明石総督は「もし万一のことがあったら、この亡骸は必ずこの台北に葬るように頼む」と言い、その後、健康が持たずにその思い半ばで亡くなられました。
今も台湾の地で眠る明石総督とその上司の川上操六の当時のその気概こそ本物でありました。
明石元二郎は幼少から非常に優秀であり、陸軍大学を出て、参謀本部勤務というエリートコースに着いた当時、参謀次長で陸軍きっての切れ者といわれた薩摩の川上操六からドイツに留学へ行けと言われました。それは1891年、日清戦争の3年前にことでした。
当時の陸軍はフランスに学んできましたが、これからはドイツであると川上は言いました。
そして、「朝鮮半島は日本にとって生命線じゃ。だが、肝心の朝鮮はどうだ。いまだに清の属国、旧態依然ではないか。このままでは、いずれロシアか他の列強に侵略されるだろう。
よって、朝鮮にはどうしても我が国がやってきたように門戸を開いて、近代的な軍備国家になってもらわねばいかんのだ」と言い、
「このままでいけば、我が国は朝鮮半島をめぐって清かロシアと戦になるであろう。その時のためにも、おはんにはドイツで語学を学び、欧州諸国やロシアの動向を研究してもらいたいのだ」と言ったのです。
日清戦争の3年前にすでに戦争を予測し、その準備に余念がなかった川上の先見性はたいしたものでありました。国を護る、祖国を防衛するとはこういう考えでなければいけないのでしょう。
チャイナの脅威を無視して友好と経済だけに目を向ける今の政治家たちとは次元が違い過ぎます。
日本が日清戦争に勝ち、その後の台湾征伐から帰国した明石に川上はこう言いました。
「陛下は畏れ多くも台湾領有に際して、台湾は東洋平和の心臓であると仰せられたが、おはんならその意味がわかりもうそう」
「はい、台湾は我が国が多大な犠牲を出して得た最初の領土です。列強は東洋の一小国である我が国が、領土台湾をどのように経営するか注目しております。もし、我が国が台湾経営に成功すれば、列強は日本国、いや、ひいては東洋の実力に一目置くようになります。さらに、台湾は豊富な資源を有する南洋諸島への玄関でもあります。地政学的に優れたこの地を押さえることは、諸外国からの防御はもちろんのこと、資源が乏しい我が国が生き延びるための経済的戦略でもあります。それゆえ、陛下は、台湾は東洋平和の心臓であると仰せられたのだと思います」
「うむ、その通りだ。さすがじゃ」
我が祖国日本を護るため、先人達の考え及ぶところは常に国家であり国民のことでありました。
そして、世界の中での日本の生き延びるための考えでした。
そのために命をかけて、お国のために尽くしてきたのであります。
その日本を、むざむざと馬鹿にされ、国を護る気概もなければ、自己保身しかない政治家たち。
口では国民が大切であると言っても、その行動は全く別で、心そこにあらずであります。
祖国日本を護るために、今何をしなければならないのか。
その考えがすっぽり抜け落ちているからこそ、今の日本が危機を迎えているのであります。
金さんの「中国を押しとどめておかなければ、太平洋でいつか衝突する日が来ると現実的に考えたからです」という言葉をよくかみしめたいものであります。
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