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元禄五年(1692)『素堂母喜寿の賀』
素堂の母、七十あまり七としの秋七月七日にことぶきす、万葉の七種をもて題とす。これにつらなる
七人この結縁にふれて各また七望のよはひにならはむ。
七株の萩の千本や星の秋 芭蕉
織姫に老の花ある尾花かな 嵐蘭
市に煮て余りをさかふ葛の花 沾徳
動きなき岩撫子や星の床 曽良
けふ星の賀にあふ花や女郎花 杉風
蘭の香にはなひ侍らん星の妻 其角
むかし此日家隆卿、七そじなゾのと詠じ給ふは、みづから祝ふなるべし。今我母のよはひのあひにあ
ふ事をことぶきて、猶九そじあまり九つの重陽をも、かさねまほしくおもふ事しかなり。
めでたさや星の一夜も朝顔も 素堂
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