白州の民話

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〔白州の民話・伝説〕蛇の話 その一

暑い夏のこと、山仕事をしていたある婦人は、木の下で昼休みをしていたところ、涼しい風が吹いてきて、心地よく眠ってしまいました。
その時頭上の木に巻きついた青大将(蛇の種類)は、針のような舌を出して、ほっぺの血をチュツ・チュツと吸っていました。幸い通りかかった村人が見つけ、その蛇を退治したので、大事に至らず済みました。その人は多量の血を蛇に吸い取られたので、それだけの血を補うには、長くかかったようで、見る目も気の毒のように青ざめたということです。

〔白州の民話・伝説〕蛇の話 その二

ある人が夕方、散歩していました。すると畑中の石に、きれいな娘がニコニコしながら、その人を招きました。はてなとは思ったが、近づき肩を並べて、よも山の話に興じました。やがて夕闇迫る元の道を、家に帰りましたが、お尻に敷いた手拭を忘れたので、急いで最前の石の所へ戻って見ると、なんたること蛇が手拭を枕にして寝ていました。その人は「ウヘエー、こわい、こわい」と一目散に逃げ帰ったということです。(古老談)


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