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水道料金等の統一(改定)基本方針
1 改定理由
北杜市は平成16年11月、北巨摩郡の明野村、須玉町、高根町、長坂町、大泉村、白州町及び武川村の7町村が合併し、さらに平成18年3月に小淵沢町と二度目の合併を行い、46簡易水道事業により運営されています。
現在、市の水道料金等については合併前の旧町村の料金をそのまま引き継いでいるのが現状です。
合併協定書の協定項目では、『水道使用料金等について当面現行のとおりとするが、できる限り早期に地域的な統一を図る。』とされています。
北杜市では旧町村ごとに異なっていた水道料金等体系の統一は合併における最大の懸案事項でおります。
地形的要因や料金格差などの事情により早期の一元化は困難であったため、現在に至っていますが、水道使用者の負担に地域間格差が生じており、公平性の観点から水道料金等の統一(改定)は急務との認識が高く、重要な課題となっています。
このようなことから、水道料金等の統一(改定)を進めるものです。
2 地域区分
現行の各地区の水道料金については、量水器の口径別、基本料金、従量料金の区分。料金など、様々な区分と格菱のある料金体系となっています。
現行の料金表により、口径13㎜で1ヶ月あたり20m3を使用した場合の各地区の水道料金を順に列挙すると、
明野町 1,470円、
須玉町(若穂簡易水道) 2,490円、
高根町(地下式) 3,210円、
長坂町 2,520円、
大泉町 1,360円、
小淵沢町 2,480円、
白州町 1,050円、
武川町 730円
となっており、白州町及び武川町が他地区に比べ安価であります。
また、明野町、須玉町、高根町、長坂町、大泉町及び小淵沢町は峡北地域広域水道企業団から受水していますが、白州町及び武川町は受水していません。
以上の理由から、将来は市内統一とすべきですが、当面は(1)明野町、須玉町、高根町、長坂町、大泉町、小淵沢町、(2)白州町、武川町の2体系により地域的な統一を進めます。
3 水道料金体系
料金体系については高根町及び大泉町において、住民登録の有無で区分する用途別と口径によって区分する口径別を併用していますが、2町の体系に一元化することは使用者の理解を得がたいため、口径別料金体系とします。
基本料金については須玉町及び長坂町を除く6町で基本水量制を採用しています。
基本水量制
基本水量制とは、一定の水量の範囲内の使用において、従量料金を賦課せず基本料金のみを負担する方法のことですが、6町のうち小淵沢町が基本水量を1ヶ月あたり5m3、武川町が20m3、他の4町は10m3としています。
この制度は水道の普及を促進し、生活用水として・定量の清浄な水の使用を促すことにより公衆衛生の向上を図り料金を低廉に抑えるという目的によるものです。
また、「良質な水道水の安定供給の維持」のため、経営基盤の確保・強化が求められていることを考慮することから基本水量制を採用し、付与水量については10m3とします。
従量料金については高根町及び州町が均一終金制を採用、他の6町が逓増料金制を採用しています。
逓増制とは、大口需要の料金に新規水源開発に伴う費用の上昇傾向を反映させるとともに、水需要の均衡確保に資する制度のことですが、大口需要を抑制する一方、低廉な生活用水を供給するという二つの目的があります。
北杜市の水道事業は投資効率の低い簡易水道が存在すること、また、将来の水需要に応えるため拡張事業等を行っているため逓増制を採用します。
4 経過措置
水道料金統一に伴う急激な料金の負担を軽減させるため、経過措置を講じます。
平成22年度、平成24年度、平成26年度の3段階で調整し、平成28年度から新料金に統一します。
5 助成金
大口使用量には緊急経済対策として当面3年間水道料金改定に伴い大幅な値上げとなった料金分の負担を軽減するため助成します。
助成の対象となる者は、北杜市から給水を受け水道料金を滞納していない者で、料金改定により各経過措置後の水道料金が現行料金と比べ年間30万円を超えて増額となった者です。
ただし、漏水等により使用料金が増額になった者、北杜市公共施設及び指定管理施設は対象としません。
6 加入金
加入金体系については長坂町、大泉町、小淵沢町及び白州町が加入者の住民登録の有無により加入金を区分しています。
北杜市の水道事業が別荘住民の水需要に応えるために給水区域を拡張してきたことから、口径別により一般とその他区分とし統一します。
7 財政健全化
本来、水道事業会計は公営企業会計であり、独立採算制(施設整備や維持管理等、事業に要する費用は水道料金でまかなう制度)が原則で使用者からの料金収入による事業経営が基本です。
現在、水道事業会計は一般会計から繰入を行っている現状であり、料金の値上げ等により経営改善が必要になっています。
今回、市内の水道料金の地域間格差をなくす公平性の観点から、料金を統一し改定を行いますが、現在の料金の地域間差違が大きく、経営改善を図るまでの料金設定にした場合、急激な値上げとなる地域があり、大きな負担となってしまうため、そこまでの設定は今回の改定では行いません。
このため、水道事業経営の合理化と効率化を一層促進し、歳出の縮減に努め、水道事業会計の財政健全化を進めていきます。
市と市民がそれぞれの役割と責任を果たしていくことで、安定供給と健全経営の確立に向け取り組んでいきます。
8 新水道料金等の適用時期
水道料金については平成22年4月使用分(6月検針分以降)から、加入金については4月以降の申請から適用します。
北杜市水道料金等に関する答申
平成21年5月8目
北杜市長白分政司様
北杜市簡易水道運営委貝会
委員長 清水九規
北杜市水道料金等に関する答申
平成20年6月10日付けで、諮問を受けましたことについて次のとおり答申します。
今後、水逆料金等の統一に向けた改定にあたっては、本答申の趣旨を尊重されるとともに十分検討を行った上で実施されるよう要望します。
1 はじめに
北杜市の水道事業は、平成16年11月と平成18年3月の2度の合併に伴い、46簡易水道事業により運営され、経営は一元化されているものの、水道料金及び水道加入金は、1市8制度の状態にある。
2度の合併時には、水道料金については、「当面現行のとおりとするが、できる限り早期に地城的な統一を図る。」水道加入金については、「当面現行のとおりとするが、できる限り早期に統一を図る。なお統一の際の仰担区分は一般と別荘とに区分する。」としている。
事務局より説明のなされた財政状況は、大変厳しいもので、経営柿助金である基準外の一般会計繰入金は多額で、これに頼らざるを得ない経営実帳となっている。しかし、このことのみを勘案した料金改定を実施することとなれば、使用者に大きな負担が及ぶことになる。
北杜しの水道事業は、点在する集落にそれぞれ敢水、浄水施設鯵が必要で、投資した建設費用に見合った収入が得られない事業が存在するなどの特殊事情を抱えており、料金設定を行う際は、総括原価方式に基づき明瞭かつ合理的な料金水水準とすることが望ましいことは言うまでもないが、水道施設が住民生活や杜会経済活動を支える基幹施設であることも考慮し、本委貝会では、水道料金に対する公費負担のあり方についても協議した。都合10回の委貝会により集約された水道料金及び水道加入金統一に向けての基本方針等を以下に示すものである。
2 水道料金の地城的な統一に関する基本方針について
(1)料金卵定期側について
(社)目本水道協会の示す「水遁料金算定要頒」では、概ね将来の3年から5年が基準とされているが、北杜市の水道事業の置かれた現状を考慮すれば、さらに長期間の算定期聞を設定することが必要である。
(2)料金の枠組みについて
将来は市内統一とするべきだが、当面は、(明野町・須玉町・高根町・長坂町・大泉町・小淵沢町)、(自州町・武川町)の2枠とすることが望ましい。
その理由として、一つには料金水主峰の大きな差違が上げられる。一月あたり20㎡を使用する使用者の水道料金を明野町から順に列挙すると、
明野町 1,470円、
須玉町(若穂伽易水道) 2,490甲、
高根町(直読式メーター設置の場合) 3,210円、
長坂町 2,520円、
大泉町 1,360円、
小淵沢町 2,480円、
白州町 1,050円、
武川町 730円
となっており、白州町及び武川町が他に比べ安価で、今改定で料金を一元化することは大変難しい。また、明野町、須玉町、前根町、長坂町、大泉町及び小洲沢町が峡北地城広城水道企葉団から受水し、白少ト1町及び武川胴ミ受水していないことも一因である。
(3)料金体系について
現行は、高根町及び大泉町において、住民雅録の有無で区分する用途別とメーターの口径によって区分する口径別を併用しているが、2町の体系に一元化することは、使用者の理解を得がたいため、口径別料金体系を採用することが望ましい。
①基本料金について
現行は、須玉町及び艮坂町を除く6町で基本水量制を採用している。6町のうち小淵沢町が基本水量を一月あたり5立方メートル、武川町が20立方メートル、他の4町は10立方メートノレとしている。一人暮らし世帯及び高齢者等の負担の軽減に配慮し、基本水量を少量とすることが協議されたが、「良質な水道水の安定供給の維持」のため経営基盤の確保、強化が求められていることを考慮すれば、基本水量制を採用し、付与水量を10立方メートルとすることが望ましい。
②従量料金について
現行は、高根町及び自州町が均一料金制を、他の6町が逓逝制料金制を採用している。
逓増料金制は、大口需要の料金に、新規水源開発に伴う費用の上昇傾向を反映させるとともに、水需要の均衡確保に資するための制度だが、北杜市の水道事葉は、投資効果の低い簡易水道が存在すること。また、将来の水需要に応えるため、拡張事業等を行っているため、逓増料金制を採用せざるをえないが、最近の経済動向を考慮すれば、暫定的に逓減制を併用することも検討されたい。
③メーター使用料について
現行は、須玉町、高根町及び小淵沢町が料金とは別に賦課しているが、本来基本料金に配分されるもので、廃止することが望ましい。
(4)料金水準及び経過措置について
現在の財政状況を考慮すれば、できる限り料金収入を碓保しなければならないが、事務局より提示された試算資料によれば、平均改定率約7.5%の引き上げとした場合、一月あたり20立方メートルを使用する平均的世帯で、約50%の値上げとなる簡易水道があり、早急な料金統一は、使用者の理解を得ることが困難と思われる。したがって、経過措置を講ずることにより段階的に改定することが必要である。
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2010年07月21日
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