北京おっかなびっくり☆

2012年1月から書いているぶんは、2011年5月から8月までのおさらいです。

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シルクロード体験

ウルムチから車で3時間走ったところに、
「吐魯番(トルファン)」という場所がある。
海抜マイナス150メートルほどの盆地で、
夏には気温が40度を超える都市。
かつてはシルクロードの要所として栄えた場所で、
あの孫悟空も、ここにある「火焔山」から生まれた、とされている。
卒業旅行(だから何の卒業だって)2日目は、
このトルファンを日帰り観光してきました。

朝8時出発。
日本語ガイドさんに連れられて一路、トルファンへと向かう。
道路の横には何も無いゴビ(モンゴル語で「沙漠、乾燥した土地」)と空だけという
ずいぶんシンプルな風景がしばらく続き、
 
イメージ 1
 
イメージ 2
 
たくさんの風車が回る風力発電所にまずはたどり着いた。
 
イメージ 13
 
真っ青な空に白い風車が映えてすごく綺麗。
 
イメージ 18
 
イメージ 19
 
 
しかーーし!

ここにあったトイレは久しぶりのニーハオトイレ
(扉なし・隣との仕切りはかろうじてあり)で、
 
かつて経験したことのないあまりの壮絶さ(文字では到底書き表せない)。

出てきた時にはみんな、
それまで息を止めていたために窒息寸前、
激しく咳き込み、目には涙を浮かべ、
ショックのため口がきけないでいた。
 
公共の場所なんだから、もう少し綺麗にしてくれーーー!(><)
 
 
それからさらに2時間弱。
トイレショックも収まったころにようやく、トルファンの観光エリアに到着した。
 
まずはカレーズ博物館。
 
カレーズとは、
ここに住む人々が水を確保するために掘った地下用水路。
地理の授業でその名を聞いたことのある人は多いと思う。
 
実際にカレーズの中に降りていくと(暗くて写真は断念)
夏なのに20度以下とひんやり。
阿蘇の高森トンネルを思い出した。
 
博物館の外には葡萄棚があり、
 
イメージ 20
 
デラウェアと巨峰の間くらいの大きさの葡萄が
たくさんなっていた。
 
イメージ 21

 
お次の観光地は、市外から西へ10キロほど離れた「交河故城」。
 
下の模型写真の通り、
二つの河に挟まれているからこの名前になった台地で、
東西は最大330m、南北は約1.6キロほど。
 
イメージ 22
 
かつて様々な国が軍事拠点としてここを奪いあった天然の要塞だ。
 
イメージ 23
 
民家や寺院などの建物は台地の上に建てられたのではなく、
台地を彫りこんで造ったものですとガイドさんは言ってたけど、
それがほんとなら、すごい!!
 
しかも2000年経った今でも、
その遺構が残っているのがさらにすごい。
 
イメージ 24
 
あまりの暑さに意識が遠のきそうになるのをこらえながら
土の色以外は何も見えない道を歩いた。
 
イメージ 3
 
要塞なので、一般の民家も道沿いに入り口はない。
いくら国を守るためといっても、
こんな暑さの中生活するっていうのは、キツそうだな・・・。
 

交河故城の上で強烈な太陽光にチリチリと肌が焼かれ、
そこにあった「マザール」というお墓を見て思い出したのか
 
「バザールでござーる」
 
というフレーズを突然発したガイドさんに対して「ちょっと古いですよ」と言えず
なんとも言えない気持ちになりながら歩いたあと、一旦休憩。
 
ツアーに組み込まれていた葡萄農家を訪れた。
 
イメージ 4
 
イメージ 5
 
部屋の中を見せてもらったあと、庭で各種干し葡萄の試食。
 
イメージ 6
 
色や大きさ様々。
私たちがよく見るレーズンは天日干しだからあんな色で、
陰干しにすると緑色になるそうだ。

味も濃厚で美味しい(^^)
 
干し葡萄、
乾燥剤を使えば2週間でできるけど、伝統の作りかただと2ヶ月かかるという。
乾燥剤を使った干し葡萄を水に入れると水が黄色くなった。
伝統の作りかただと味も全然違ってくるらしい。
 
へぇ〜大変なんだねと納得したんだけど、
1キロあたり100元というあまり納得できない提示され、
それでも思わずみんな購入してしまった。

スイカとお茶と干し葡萄で糖分と水分を補給し、
お次はイスラム教のモスク 「蘇公塔」 へ。
 
イメージ 7
 
塔の高さは44メートル。
礼拝堂の中も見学した。
 
 
イメージ 8
 
知らないことだらけのイスラム教。
当たり前だけど日本の神社やお寺とは全く違って、本当に別世界という感じがした。
 
次の観光地は、「高昌故城」。
 
火焔山南麓にあり、
紀元前1世紀から14世紀にかけて新彊の中心地のひとつとなった場所だ。
 
さっそく、ロバ車(!)に乗って観光出発!
 
イメージ 9
 
5世紀に漢族の麹氏による麹氏高昌国が成立し、
以後150年近く栄えたところだという。
そして唐に滅ぼされ、
10世紀から300年ほどはウイグル人の拠点として栄えたらしい。
 
イメージ 10
 
150年とか300年とか、2000年の歴史とか、
気の遠くなるような年月の話を、井上靖の小説なみに一気にまとめるガイドの劉さん。
 
歴史が壮大すぎて、頭の中の時間軸がまったく成立しない。
 
でも、
先ほどの交河故城と同じくかなり前の都市なのに
乾燥気候のためにその姿が残っているのにはやっぱり驚いた。
年間降雨量が16ミリという超乾燥気候のなせる業だな。
 
それでもどちらも元の末期にチンギスハンの遠征によって滅ぼされ、
廃城になってしまったのだとか。
 
チンギス・ハン・・・・恐るべし。

結局、「いつの時代の建物か」がよくわからないまま、
朦朧とする意識の中で見学した「高昌故城」。
でも興味深かった建物がひとつあった。
それが、こちら。
 
イメージ 11
 
この丸い建物、
玄奘(三蔵法師ですね)が実際に滞在し、王に請われて仏教の講義をした、
この時代のホテルなんだそうだ。
 
天竺へ経典を取りに行く途中に立ち寄り、帰りにも立ち寄る約束をして旅立ったが
(王様からは旅の必需品が大量にプレゼントされたらしい)、

10年後に帰国の途で訪れた時にはすでに、その国は唐によって滅ぼされていたらしい。
 
中に入ると外と同じようなレンガの壁。
でもその時代にはかなり豪華な内装だったんでしょう。
 
イメージ 12
 
「ここは玄奘の時代の五つ星ホテルだったんです」 とガイドさん。
知っている人(とは言えないかもしれないけど)が実際に使った建物と訊けば
一気に気持ちがその時代にタイムスリップできるから面白い。
 
ここで初めて、
「今私はシルクロードにいるんだな」 という実感が湧き、
喜太郎の 「シルクロードのテーマ」 のメロディが頭の中を流れた。

麹氏高昌・唐代の貴族の墓地「アスターナ古墳群」では、
公開されている3つのお墓に入り、壁画を見物。
最後のひとつでは本物のミイラとご対面した(実際には怖くて中まで入れなかったけど)。

さて、最後の目的地「ベゼクリク石窟寺院」への移動中には、
孫悟空が生まれた「火焔山」を、車窓から見物。
 
これが火焔山です!
 
イメージ 14
 
メチャでっかい砂の山、という感じ。・
歩いて登ることもできます。
 
イメージ 15
 
でもそんなことをしていると
暑さで天竺どころか天国へ旅立ってしまいそう。
 
「・・車窓観光でよかった」とホッとした。
 

そして最後の目的地、「ベゼクリク石窟寺院」に到着。
 
イメージ 16
 
お坊さんたちが修行する寺院で、
それぞれの石窟の中には
NHKのシルクロードで見たようなたくさんの壁画が描かれている。
 
イスラム教徒の偶像破壊や、スタインや大谷探検隊などの外国人探検隊による壁画の持ち出しで完全に当時のままというものはほとんどないのが残念。
 
石窟入り口に超しかけていたサービス精神旺盛な番人のおじいさん(かな?)が
私たち日本人が通ると「♪は〜るを愛するひ〜と〜は〜♪」の曲を
やたら連続で弾いてくれる。

これにはちょっと違和感アリ(^^;
 
でもそのあとに弾いてくれた曲(きっと彼らの伝統の曲)が寺院全体に響き渡った時には
「来てよかったな」と思えた。
 
イメージ 17
 
これでトルファン一日観光は終了。
 
行き当たりばったりの旅が多かった私にとって、
久しぶりの超効率的な、見所満載のツアーだった。
 
ウルムチに戻ったのはすでに夜の10時で、
あまりの疲れと明日の準備のため、夕飯はケンタッキー。
 
夜1時に眠りについた私たちでした。

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