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大田区の洗足池にて.
写真下は夏の蒲の穂で,それが初冬を迎えると写真上のようになります.タンポポのように見えるのは蒲の種で,池に沈んで根を下ろすんだそうです.この綿毛の出来る部分は雌花で,その上に花粉を付ける雄花の部分があります.木綿が普及する以前はこれをふとんに入れたそうで,「蒲団」と書くのもそのためだとか.木綿が日本で一般的になるのは戦国時代辺りからだそうで,昔の庶民は本当の「蒲団」を使っていたのかしら.
雄花に出来る花粉は漢方薬にも使われ,止血効果があるそうです.写真下の蒲の雄花部分も,何か盛り上がっていますね,これが花粉の付いた雄花ではないでしょうか.
「因幡の白ウサギ」で大黒さんが,サメに皮を剥かれて苦しんでいたウサギに,「真水で体を洗った後に,この蒲の花粉を体に塗るように」と教えたというのですが,私らは花粉を塗るのでなく,この「蒲の穂綿にくるまって傷を癒すように」と大黒さんがウサギに教えた,と勘違いしていました.
改めてウィキペディアで調べてみると,私1人の勘違いでなく,因幡の白ウサギの話が広まる過程で,蒲の花粉と穂綿が混同されていったようだとあります.私らの教わった話も,両者を混同していた訳です.
これも初冬の風物詩なのですが,池を管理しているのは大田区なのか,早くに蒲を刈り取って捨ててしまうらしく,穂綿の飛ぶ様子を撮ろうと思っても無いことがあるんです.枯れた蒲の遺骸は腐敗して水質を悪化させますので刈り取りも止むを得ないにしても,もう少し穂綿を楽しむ時間をくれても良いと思います.役所仕事の悪いところです.
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私は大黒様のお膝元に暮らしていますが、因幡の白ウサギの話では私も蒲の穂綿と聞きましたよ。穂綿の方がイメージし易いですね。
2010/12/6(月) 午前 8:22
みのXさま
私も「蒲の穂綿にくるまる」と聞きましたので,最初は「おや?」と思いましたが,いろんな説があるもんです.穂綿が風に飛ばされる光景はなかなか面白いです.
2010/12/6(月) 午前 9:18 [ kuroyuonsen ]
私もウィキペディアを見てみました。確かにそのように書いてありますね。でも日本人のほとんどは穂綿と記憶してると思いますよ。何故なら唱歌「大黒様」の歌詞に「蒲の穂綿にくるまれと よくよく教えてやりました」と書いてありますから子供の時そのように歌った記憶があると思います。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~anjyu/new_page_241.htm
2010/12/6(月) 午前 10:06
みのXさま
まあ,花粉と穂綿のどちらが真説かを論争するのは私の本意でありませんので,「二説あって,定まっていない」という点で収めて措こうじゃありませんか.神学論争をやっても,「労のみ多く得るところ少なし」の一語に尽きます.
2010/12/7(火) 午前 2:19 [ kuroyuonsen ]