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去年,健さんが亡くなったからという訳でもないんですが,この「君よ憤怒の河を渉れ」という映画,何十年か振りで観たくなりましてね.強盗の濡れ衣を着せられた検事の役を,健さんが演じているんですが,詳しい話はしない方が良いでしょう.
右は数年前に亡くなった原田芳雄,左は往年の二枚目,池部良です.この映画をテレビ放映でみた当時,「原田芳雄という人の声も表情も,松田優作に似ているなあ」と思ったんですが,実際は逆で,松田優作の方が原田を尊敬して,声の調子や演技などを真似たというんですがね.
まあ,その真偽はともかく,凄みがありますよね,原田芳雄.好きな俳優でした.
左は名脇役の吉田義夫で,右は健さんです.この吉田義夫という人も,実に味のある俳優でした.昔の阪神の監督の,吉田義男と一字違いで同じ読みの名前が面白く思えましたね.
真ん中は,所轄の刑事役の下川辰平,「太陽にほえろ」以降,善人役が多くなったようですが,凄みというか,迫力のある悪役をやらせた方が,この人の味が出たように思います.
健さんが,自分の濡れ衣を晴らすため,北海道から東京へもどる途中,長野駅から国鉄を使おうとします.昔の長野駅,善光寺にあやかって,こういう駅舎だったんですねえ.
健さんが各地を移動するプロセスも,具体的にどんな交通機関を使ったか描かれていて,自分が主人公になったつもりで想像できるのも,この映画の面白い点です.
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