kuroyuonsenのブログ

このブログ,段々と愚痴をこぼすコーナーになって来ました。

食・飲道楽

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先日,急に思い立って,長野県の諏訪へ行きました.まだ6月だというのに,湖岸にはアオコが発生してイヤな臭いを放っています.もう季節は夏なんですねえ.小さな船溜まりには現代風のモーターボートもあれば,昔ながらのカヌーのような漁船もあります.
 
諏訪湖は,西側の中央アルプス,北アルプスの隆起と盆地の沈降によって出来た断層湖です.水深6mの湖底に溜まる土砂を全部さらえば,西側の山地と連なる本当の湖底が姿を現しますが,何千m掘り返せば良いんでしょうかねえ,それは専門家に譲りましょう.水深がもっとあれば,簡単に湖水の熱を奪われないので,冬に水面が結氷する御神渡りも無い訳です.
写真の中央奥に小さく写る,コンクリートの橋のあるあたりが対岸の岡谷市で,湖水がこの橋の下を天竜川となって流れ下って行きます.
 
昼飯に馬刺しとワカサギを食べました.信州そばと行きたいところですけど,今のそば粉は外国産がほとんどであるので,馬肉とワカサギは外国から輸入するまいと考えましてね.
ワカサギについてちょっと調べましたら,どうやらこれも明治以降,茨城県の霞ケ浦からここへ移殖されたものらしいですね.また水質の悪いところにも適応力の高い魚なんだそうです.
 
ワカサギの味は非常に淡白で,店で出された天つゆもその淡白さを殺さないよう,ごく薄味でしたが,東京育ちの私にはお湯のようなものでしたので,置いてあった卓上塩をちょっと振り掛けると美味く食べられました.
ワカサギのフライには,ついて出て来たタルタルソースがよく合いました.これにソースをドバドバかけてはダメなことくらい,私にも分かりますので,先ほどの天つゆの薄味も,ワカサギの素の味を楽しむ地元の人の味付けか,と思えました.
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そら豆の塩茹でです.私,これが大好きなんですよねえ.豆類で酒のつまみと言えば,枝豆が一番ポピュラーですよね.それももちろん良いんですけど,このそら豆の皮にある黒い帯が,人間の口のように見えて,何とも言えず可愛くて好きなんですよ,私.
 
この豆の独特の匂い,口の悪いやつは「うん●みたいな臭いじゃん」と言いますが,そこまで言わないにしても,大豆かすの肥やしみたいな匂いはたしかにしますので,万人受けするものではないでしょうけど,私にはこれこそ初夏の香りなんですよねえ.
実に質素極まるものですが,この一品で冷えたビールをキューッとやるのが堪らんのですよ.このそら豆にもう一品,かつおの刺身があれば,もう何も言う事はありません.
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みょうがの甘酢漬け,その2.(画像は前回のものの使いまわしです)
 
漬け汁を作るとき,お酢を煮切ると蒸発した酢酸の成分で蒸せるんですね.それが嫌なので,スーパーで売っていた甘酢漬けの「素」を買って来てしまいました.
この「素」,万人受けする味ですが,甘みが足りないと感じたので,自分で砂糖を少し足してみましたら,まあまあ美味く漬けられました.
みょうがの苦みがお好きな方は,茹でる時間を短め(30秒ほど)にするのが良いと思いますが,それだとかなり硬いので,1日は漬けないと味が浸みないんじゃないかと思います.茹で時間を少し長くすると,苦みは少なくなる代わりに歯触りがフニャフニャです.この辺はお好みですね.
色合いは,あまり長く茹でない方がみょうがらしい鮮やかなものになる気がしますよ.

みょうがの甘酢漬け

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自家製のみょうがの甘酢漬けですが,あまり砂糖が多すぎては不味かろうという考えが甘かった.(笑) 想像以上に大量の砂糖を入れないといけません.どうやら,お酢2に対して砂糖1くらいの割にした方が良いと思います.
それと,お酢をきちんと煮切って酸味を抑えなければいけませんでした.今回は面倒なので電子レンジでやっちゃいましたから,酸味がきついままでしてね.見た目は良いんですけどねえ.まあ,失敗は成功のもとです.
 
小さなパックに3つ入った,高知産の高いやつでなくても,袋に大量に入った茶色のやつで十分です.30秒ほど茹でてお酢につけると,一晩でこの色になります.
次はもう少しうまく漬けて,これを肴に日本酒をキュッとね.
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中村吉右衛門の時代劇「鬼平犯科帳」の中に,冗談言うなという場面がありました。
右は御存じ鬼平の吉右衛門,左は密偵の彦十の江戸家猫八です。上の場面で,猫八が「近頃,持病の痛風で足が痛んで,●○を取り逃がしました」などと言うんですが,痛風が出ている人はびっこを引かなきゃ歩けませんから,盗人を尾行することなんか出来ません。それ以前にこうした正座など絶対出来ませんね。もしやったら拷問です。(笑) 痛風持ちの私が言うんですから,間違いありません。
 
明治時代にドイツから日本にやってきたお雇い外国人の医師・ベルツは,「日本に痛風なし」と言い切ったそうです。たしかにそうでしょうね。その頃の,農民を含めた庶民の食事と言えば,飯(都会でも米100%とは限りません)に味噌汁,漬け物が主で,目刺が付けば良い方だったでしょうし,庶民が毎日酒を飲める時代じゃありませんしね。だからごく一部の上流階級には痛風もあったかも知れませんが,ベルツの結論は概ね正しいと考えても良いと思います。
 
足をひねったとか何とか,この時に猫八に言わせておけば,時代考証的にも矛盾しないと思いますが,まあこの程度はご愛嬌ですねえ。

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