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温泉で体も温まったあと、次に向かうのは「ヤクスギランド」 正式名称は、屋久島自然休養林(荒川地区)という施設というか公園へ向かう。園内にはいくつかのコースが設定されていて、樹齢数千年の屋久杉を含む屋久島の原生林を観賞することができます。 いわばミニトレッキングが楽しめる場所です。 散策コースは30分、50分、80分、150分とあり、係員に一般的にどのコースを歩く方が多いか尋ねると50分コースとのこと。小雨も降っていましたし、このあと寄りたい場所もあるのでその50分コースを散策することとします。 ヤクスギランド : 屋久島自然休養林(荒川地区) 有 料 : 300円(入林協力金:高校生以上) 無休 駐車場有り 問合せ : 屋久島観光商工課 TEL 46-32211 散策コースは遊歩道としてしっかりと整備されており、特別な装備は必要ありません。ただし150分コースとなるとある程度の準備をしたほうがいいようです。 ずっと小雨が降り続いていたため折りたたみの傘をさしての散策。いちおう雨がっぱの用意はありましたが、傘で片手がふさがれていても歩くのに問題はありませんでした。 ゲートを抜けて数分歩くとこちらの大きな木が遊歩道をまたいでいる 江戸時代に伐採された杉。そこから新たな杉が自生している 「ヤクスギ」と呼ぶのは樹齢1000年以上のものだけ。ゆえにこの大きさ以上がいわゆるヤクスギに分類される。 散策コースからは屋久島らしい自然を体験することができ、日光のほとんど当たらない森の中を自分のペースでのんびりまわることができました。 ヤクスギランドという名前がテーマパークのような人工の森のような響きすら感じますが、実際は自然を最大限残しつつ、遊歩道を設置した状態ですので、手軽に、そしてありのままの屋久島の自然の風景を楽しむことができるのです。 川の流れは速く、清流という雰囲気ではない。 左側のこぶを仏陀の顔に見立てて命名された 樹齢 : 1800年 樹高 : 21.5m 幹回り: 8.0m 約1時間かけて、写真を撮りながらのんびり散策したあとは、車をさらに山の中へと走らせます。 観光バスと何度かすれ違いながら走ること約10分。 (私はレンタカー ヴィッツを利用しましたが、大型観光バスとのすれ違いはかなりヒヤヒヤしたことも。元々道幅があまり広くない山道を観光バスが次々にこの紀元杉目指して上がってきますので、できれば大型バスの後について走るのがおすすめです) 標高1,230mの場所。 屋久島で一番有名な杉は「縄文杉」といって、これは片道5時間くらいの登山をしないとみることができないが、この(おそらく)2番目に有名な紀元杉は車で目の前まで行くことができます。 木を取り囲むように歩道があるので、私もより間近で見ることに 樹齢 : 3000年 樹高 : 19.5m 幹回り : 8.1m 樹齢3000年といわれるこの紀元杉。 ヤマグルマ、ヒノキ、ヤクシマシャクナゲなど多くの樹木が着生しています。 生命の神秘とはまさにこのきのことであるかのようで、3000年もの間、この地に根をどっしりと下ろし屋久島の自然と共に生きてきたと思うと、自分の存在のちっぽけなことを感じる。 大きさの比較として筆者近影を。 いかがですか、この大きさ。 わざわざ時間をかけて訪れる価値があるほど、感動的な木にめぐり合うことができました。
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【日本の世界遺産】
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やっとこさ書き上げることができそうなこのシリーズ。 こちらへの訪問は1ヶ月以上前になります。 通常屋久島は2泊3日、3泊4日程度で訪れる場所ですが、仕事の都合上、どうしても2泊はできず、無理矢理1泊で行くことにしました。 まず屋久島への飛行機について。 先得で羽田=鹿児島、鹿児島=屋久島と予約してもよかったのですが、これがかなり高い!! 高いといってもそれなりにするのは当然なんですが、さらに宿泊費、現地でのレンタカーを合わせると1泊の旅行で7万近くかかってしまう。 ということでツアーを利用。 JALのダイナミックパッケージなんですが、これが希望のフライトがなかなか取れないんです。 (ツアー用の座席の枠が少ないのか、羽田を朝一の出発、屋久島を一番遅い出発という組み合わせがほとんど取れないのです。では鹿児島=屋久島の飛行機が混んでいるかというと、そうでもなく、羽田=鹿児島間が取りずらいのかもしれません) しかも復路は屋久島を夕方出発という設定がもともとないため、かなり融通が利かないツアーでした。 でも飛行機代とホテルがついて49600円。自分が行きたい日付というよりも、羽田を朝一便で出発できて、一番遅く戻ってこれるフライトの空いた日を選ぶといった感じでした。 さて、羽田空港。 本日の機材は元レインボーセブンの普通席。 ツアーなのでクラスJへの事前変更は2000円。やはり今回もケチって当日アップに賭ける。 チェックインカウンターでアップグレードをお願いするも空席はなく、呼び出し待ちとなる。 しかし、さすが種別S。 前方の旧スーパーシートをゲットできた!! 後から考えれば、元レインボーセブンとわかっていたのだから、2000円払ってクラスJ、しかもスーパアーシート部分を予約しておけばよかったかもと、ちょっと反省。でも結果オーライ!! 茶菓は煎餅。 鹿児島空港での乗り継ぎ。 ラウンジにちょっとだけ寄ってから搭乗口へ向かいました。 屋久島行きは条件付で引き返すこともあるといっていたが、ちゃんと飛んでくれないと私の予定も狂ってしまう。 優先搭乗で機内へ向かう。 初めて搭乗するボンバルディア。 こういった小型機自体も人生初!? いや、ラスベガスでセスナ機みたいなのに乗った記憶があるくらいかな。 滑走路を走っているときの窓からのいつもより低い眺め、なんとも新鮮な感じ。 多少うるさいかなぁと思われるエンジン音も、それはそれで新鮮に思える。 機内ではいわゆるDP挨拶というほどではないけど、簡単な挨拶がありました。 桜島に差し掛かったあたりでベルト着用サインが消灯。 上空でこんな絵葉書をいただきました 飛行機はなんだか島に吸い込まれていくような感じで滑走路に進入していきました。 離島の空港、このローカルな感じがいいですよね。 1ヶ月で35日雨が降るといわれるこの島、あいにくのお天気です。 歩いてターミナルへ向かい、その後レンタカー会社の迎えの車で営業所まで行き、車を借りて観光スタート!! この屋久島、島を1周すると約100キロ。東京23区とほぼ同じ大きさがあります。 九州で一番高い山というのがこの屋久島にあることからも、島の気候は亜熱帯から亜寒帯まですべて含まれていて、九州の気候から北海度の気候をこの屋久島の中で感じることが出来るというとても変わった島です。 島の9割は幻想的な森で出来ていて、日本の植物の7割がこの屋久島に存在しているそうです。 世界で屋久島だけに自生する固有の植物や屋久島を南限や北限とする植物が多く見られます。その特異な生態系から「東洋のガラパゴス」とも呼ばれています。 まずは車を南に走らせます。島には集落があるところには信号がありますが、基本的に思いのまま走れますので、10キロ10分で移動でき、観光の予定は立てやすいです。 空港から海岸沿いに車を走らすこと約40分。 宮崎駿監督の映画『千と千尋の神隠し』の主人公 千尋(ちひろ)の名前の由来らしい。 ちなみに翌日はもののけ姫のイメージの舞台となった森へ行く予定です。宮崎駿監督はこの島が好きで、以前から訪れているそうで、宮崎アニメの世界の広がる島といった雰囲気もある。 落差約60メートルの滝です。 滝の左側には250メートル×350メートルに達する、巨大な花崗岩の一枚岩があります。 展望所からはちょっと距離がありますが、それでも迫力ある滝の流れを見ることができます。 その後車でさらに島の南へ こちらは海岸の磯に自然に沸き出た温泉です。磯のくぼみを浴槽用に少し深くした以外、自然の地形をそのまま利用しています。 更衣室はありませんのでそこらの岩の脇に着替えを置いて入浴します。 湯船は3つ。もちろん混浴です。 干潮時刻の前後2時間だけしか入れません。私は事前に予定を組んだとき、干潮時刻と重なり利用できそうということで訪れてみました。 地元の方がこちらを管理、清掃しています。入浴者は寸志として100円程度募金する仕組みになっています。 もちろんお決まりの著者近影!! 後に広がる山々 温泉から海も山の景色も見ることができ、なんともいえない開放感を味わうことができました。 しかし、あまりのんびり湯に浸かっている時間はありませんので、10分程で温泉から出て、次なる目的地に向かいます。
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こちらは前回の法隆寺のあとに行ったのですが、普段、平日ばかり訪れていた私は奈良を見くびっていましたね。 とにかくすごい人、人。 観光地だから人が多いのは当たり前なんですが、これほどまでに観光客がいるものかと、大変驚きました。 時間もあまりなかったことですし、人だかりはあまり得意でないのでその日は途中で切り上げ、後日もう一度訪れてみました。 春日大社 平城京の守護神として手厚い信仰を受けた春日大社 朱色がとても印象的です 奈良といえば鹿 ここ奈良公園は宮島同様、妙に人間慣れしているところが特徴でしょうか。 背後に広がる春日山原始林も世界遺産に指定されているんですよね。 そのあとは東大寺へ。 ここへ訪れるたびに思うのは『でかっい!!』ってこと。 写真ではなかなか伝わらないのですが、国内でこれだけ大きな建物はなかなかないですね。 もちろん大仏様 柱の通り抜けはさすがにギャラリーが多くて、私にはできませんでした。 その後興福寺へいったところで、歩き疲れたのでこの日の観光は終了。 ここからは別の日。 伊丹からバスで奈良に向かう途中の市役所近辺で下車。 その後歩いて向かったのが 朱雀門―平城宮の南側の正門 復元された建物で、現在ここの見所といえばこの門くらいなんです。 ここを抜けると (朱雀門を反対側から撮影) あれっ、単なる草むらのようです。。。。 平城京は、710年〜740年、745年〜784年の間、都が置かれていました。 唐の長安をモデルに建築されており、道路を碁盤の目のように整備して大極殿、内裏、朝堂院などが並んでいました。 その途中の空白期間はというと恭仁京という現在の京都府木津川市あたりに一時都が置かれていたそうだ。 この平城宮跡を横切るように近鉄の線路が通っています。 2010年は平城京遷都1300年ということで、2010年の完成を目指して、重要な建物である大極殿(第一次)の復元工事中 またこの近辺には平城宮跡資料館なんていうものもあり、奈良時代の歴史について一通り学ぶことができます。入館は無料で、ボランティアの方が何人かおり、解説をしてくださいます。 その後西大寺駅まで歩いて、電車で2駅移動して 唐招提寺は、中国の高僧 鑑真和上(688〜763)により創建された律宗の総本山です。 正面の金堂は現在2010年の遷都1300年祭に向けて改修工事中です。 境内の紅葉が見ごろで、庭園を散策していると落ち着いた気持ちになりますね〜 そしてそこから歩くこと約10分。 金堂と東塔 680年の創建当時から残っているのはこの東塔のみ。そのほかは度重なる焼失などで再建されたものです。 金堂と西塔 昨年もフラッと訪れており、私の中で奈良で一番好きな場所。建築物の歴史の深さだけでなく、写経、般若心境の教えなど、とても学ぶべきものがここにはあるのです。 ここでの一番の目的は住職による説法を聞くこと!! 昨年もこちらを訪れたのですが、そのときは生憎修学旅行生は見当たらず、また待っても来そうになかったので諦めました。 しかし今回はちょうど修学旅行生がいまして、私も一緒に聞くことができました。 元々、高田好胤さんという以前住職だった方が修学旅行生向けに始められたものなんですが、これが実に面白い。坊さんの話というとなんだか眠くなってしまいそうなものだが、ユーモアがあって最後にはジーンと心に響く何かがある、そんなお話を聞くことができました。 ぜひ薬師寺観光へ行かれる方は事前にお寺でこの説法の予定を伺ってみてはいかがでしょうか。
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年末、ちょっと更新が滞っておりました。 このシリーズも出かけた記録はあるものの、なかなか記事にできず、ちょっと無理矢理ですがまとめてみました。 世界最古の木造建築で、日本の世界文化遺産登録第1号の法隆寺。 過去に修学旅行と、前の会社の時に訪れたことがあるのでこれが3回目。 奈良駅からはかなり離れた場所にあり、またそこから向かう路線バスも本数が少なかったりと、ちょっと不便ですね。私は往路は王寺駅からバス、復路は法隆寺駅からJRろ利用しました。 日本書紀によれば、606年に聖徳太子が創建したと伝えられています。 法隆寺は、仏教の力で安らかな世の中をつくりたいという聖徳太子の願いで建てられたとされており、そのようなことから、法隆寺が仏教に深い新古を寄せた聖徳太子の記念碑でもあり、飛鳥文化を現在に伝える貴重な遺産と考えられます。 中門 西院伽藍の正門です。門の左右には金剛力士像があり、こちらは日本最古の仁王様とのこと。 五重塔の高さは、約31.5m(先端の棒状の部分を含めて)。 各フロアは上に行くにしたがって徐々に小さくなっているんです。 またこの中にはお釈迦様の遺骨があるそうです。 金堂は法隆寺の本尊を安置するための建物です。 五重塔と並ぶ法隆寺で有名な建物。釈迦、阿弥陀、弥勒、薬師の描かれた壁画があるのですがこれは再現されたもの。 このあたりでうろうろしていると、観光の団体が次々にやってきますので、一緒に説明を聞いちゃいました。 1400年前の建物とは到底思えない、歴史的な重みを感じさせるこの2つの建物。 東院には八角形の夢殿があり、1000年以上もの間、さらしに巻かれて絶対秘仏とされていた救世観音像が安置されている。 法隆寺の世界遺産で登録されているのはこれだけではありませんが、このあと奈良駅近くの世界遺産の観光もあり、ここだけであまり時間をとることができず、これにて観光終了。
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食事を終えて、奥日光へ向かいます。 途中、定番の「いろは坂」。 日光市内から中禅寺湖へ向かう第二いろは坂、その逆の第一いろは坂の合わせて48のカーブに「いろはにほへと・・・・」と文字版が設置されています。 第二いろは坂終点にあるのが明智光秀が由来といわれる「明智平」。 本当はここからロープーウェイに乗ってこの上にある明智平展望台へいくと中禅寺湖から華厳の滝へ水が流れ落ちる様子がまじまじとわかるのですが、時間がないのと、往復710円をケチったのでそこはパス。 しかしここからでもいろは坂、そして遠く男体山なども見ることができます。 そしてそこから十数分で華厳の滝に到着。 駐車場に車を止めて、正面からはるか先の滝を見ましたが、やはり滝つぼ近くで見ないと、ということでより間近で見るために有料のエレベーターに乗ります。 ここで小学生の団体に先手を越され、エレベーターは渋滞。しかし一般用として別のレーンが確保されており、20人くらい一般客が集まると、小学生の集団を一時遮ってエレベーターに案内されます。 エレベーターを降りると、洞窟のような場所に到着。足元は水浸しで、さらに坂になっており非常に滑りやすい。数十メートル歩いて、明かりが見えてきました。徐々に滝の轟音が聞こえてきて、その先に広がるのが 滝自体は百メートルくらい先にあるものだが、その97メートルという落差で水しぶきがこの展望所まで飛んできています。 常に霧雨が降っているような状態で、地面はこのように水浸し。 さすが日本を代表する滝だけあってその豪快さには勝るものはないとも思う。今年は那智の大滝も見たが、こちらのほうが水の勢い、周りの自然との調和など迫力が違います。 華厳の滝を出た後はすぐそばの中禅寺湖で小休憩。 多少葉っぱの色づいた木々もあるものの、9月でしたので紅葉を楽しむというにはほど遠く、ごくごく普通の湖の景色でした。 さらに車を走らせ、戦場ヶ原に到着。 この辺りを1日くらいかけて散策するが観光コースとなっていますが、私は日帰りですので写真撮影のみ。なんとなく秋の訪れを感じられる風景です。 戦場ヶ原付近の一番の見所といったら・・・・ 戦場ヶ原から少し奥に行った小田代が原というところにある、ポツンと1本だけ立っている白樺の木。カメラの愛好者たちにはとても有名な木です。 歩いていくこともできますが、私にはそのような時間はないのでバスで向かいます。 そもそもこちらへは車でもいけたのですが、年々増え続けるマイカーで環境破壊が深刻になり、10数年前にマイカー規制が行われ、ハイブリッドバスによる運行となってしまったのです。 この日はオフシーズンの平日のため約1時間おきの運行です。 戦場ヶ原から数分行ったところにある赤沼車庫というバス停からこちらのバスで向かいます。 バス停はあるのですが、乗り降りは自由でして、好きなところで申し出れば対応してくれるとのこと。私は貴婦人の木を見ることが目的ですので小田代原バス停を利用しました。 鹿などが入って荒らさないように柵が設けられていました。 草むらの先に立っていますのが「貴婦人」の木 時折、雲の間から光が差し込み、周りの景色がぱっと明るくなったりすると、木の表情も変わってくるようで不思議です。特に早朝の朝もやのなかにたたずむ貴婦人の木を撮影することがカメラ愛好家には絶好のポイントらしく、バスも朝の4時台から運行されていたりします。 写真を撮りつつ、周辺を軽く散策して再びバスにて赤沼車庫へ戻りました。 その後車で最終目的地、湯の湖へ。 いわゆる奥日光と呼ばれるこのあたりは、東照宮あたりのエリアとは気温もかなり違いますので、9月といえども晩秋といった雰囲気です。紅葉も少しは見ることができました。 その後、来た道をそのまま戻っていきますが、時間がまだ残っていたので最後に竜頭の滝を見学。 湯の湖から中禅寺湖へ流れる川、湯川の一部分なのですが、210メートルにわたって流れ落ちる様子がまるで龍の頭のようだというところからこの名前がついたそうです。 東京から日帰りの日光観光でしたが、自宅を朝の7時に出てもこれだけ観光するとすでに午後5時をまわっていました。 紅葉のシーズンは渋滞と大勢の観光客でごった返すのであえてその時期を避けて訪れたのですが、やはりいろは坂などは紅葉しているのとしていないのでは趣が全く異なってしまいます。 東照宮などで徳川の歴史を感じ、また世界遺産に指定され、さらに増した魅力。 また自然豊かで、四季折々の変化を楽しむのにもってこいの奥日光。 こうした自然と歴史の調和が程よく観光客の心をつかむからこそ、日本でも有数の観光地として君臨していることがよくわかった旅でもありました。
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