ヴェルサイユ宮殿〜Palace and Park of Versailles〜
パリから南西に約20キロ。パリを東京 山手線の内側とすると距離的には横浜あたりでしょうか。
パリに到着した翌日。ヴェルサイユ宮殿に行ってきました。
Mobilis(モビリス)
パリ市内をゾーン1とすると放射線状に2、3,4と広がっていきます。 ヴェルサイユはゾーン4にあたり、ゾーン1から4までのパリ市内のバス、メトロ、RER(郊外高速鉄道),国鉄に1日乗り放題となるチケットを購入しました。
お値段は9.6ユーロ。おそらくヴェルサイユを往復すれば元が取れてしまう値段かなぁとも思います。(ヴェルサイユのあとパリ市内へ戻り市内観光するつもりでしたので、絶対に元は取れる自信がありました)
RER C線に乗車してVersailles-rive-gauche-ch??teau(ヴェルサイユ=リヴ=ゴーシュ)行きに乗車します。いくつか行き先があるので、乗車する前に確認しましょう。
この路線の車両、すべてが2階建てでそれも新幹線ぐらい大きい!!
ヴェルサイユへは他にも行き方はありますが、このルートが一番簡単で、駅から宮殿までの距離が短く、旅行者に向いていると思います。
市内からだと30分ほどで終点のVersailles-rive-gauche-ch??teau(ヴェルサイユ=リヴ=ゴーシュ)に到着。
駅から歩くこと7〜8分。
目の前に巨大な宮殿が見えてきました。
10年以上前にはじめてこの地を訪れた時、その大きさに絶句した記憶があります。日本における観光スポットでもある歴史的な建造物の規模とは次元を越えた大きさ。
ヴェルサイユ宮殿の建物と庭園を合わせた広さというのは800ヘクタール。
一つ上の写真に写っている範囲ってのが右の図の黄色く囲んだあたり。
もともとは池や沼だったところに森を移し、噴水のためにいくつもの川の流れを変え・・・と自然を大改造して作ったという庭園。
、それにしても人工的によくぞここまで大きなものを作ったものかと感心してしまうのです。
ヴェルサイユ宮殿では2004年から老朽化対策のため、170年ぶりに17年がかりの大改修が行われております。
そのため一部にこのような足場が組まれていたり、入場できない場所があったりします。
このあたりにルイ14世の騎馬像があったはずなんですが、一時的かわかりませんが、撤去されていました。
ルイ14世は何処へ・・・?
屋根も順次ピカピカに。でもすべての改修が終わる10数年後、まだ輝きを維持しているでしょうか?
それでは宮殿の内部へ
ちなみに、私は午前9時過ぎには到着していました。
といいますのも、ヴェルサイユ宮殿は混雑しているとチケットを買うのに1時間、2時間、さらに入場にも待って・・・という場合もあります。なので空いている午前中を狙って訪れました。特に夏場の観光シーズン、土日などに行かれる場合はチケットを事前に手配しておくなどの準備が必要です。
1月下旬、しかも平日ということもあり全く混雑はしておりませんでした。
ここでの混雑を避けるため「パリ・ミュージアムパス」を購入したようなもので、ちょっと拍子抜けした気がしました。
王室礼拝堂
ここでルイ16世とマリー・アントワネットの結婚式が行われたらしい。当時彼女は14歳。政略結婚とはいえ、すごい運命かなぁとも。
約100年に渡り政治の中心として君臨していたこのヴェルサイユですが、毎晩のように舞踏会やら晩餐会が開かれていたそうです。そして国王に気に入られようと、フランス国内からだけではなく、他のヨーロッパの国々からも貴族が来ていたそうです。
建造物、彫刻、装飾の豪華さと美しさは、当時ヨーロッパ中の人々を驚かせ、ヨ−ロッパにおける理想的な王宮宮殿のモデルとなりました。
ルイ14世
ブルボン朝最盛期の王で「朕(我)は国家なり」と宣言し、「太陽王」と呼ばれた。
こちらがルイ16世
マリーアントワネットの旦那さんです
天井には聖書を元に「キリストの復活」などの絵画が描かれています
その天井にはアントワーヌ・ウアス作「神々と強大国を従わせるヴィーナス」が描かれています
マリー・アントワネット
後に、フランス革命で民衆の前でギロチンによって命を落とすことになります
そしてこの宮殿でのメインとなる「鏡の回廊(間)」。
正殿と王妃の居室を繋ぐ全長 73 m、幅 10.5 m、高さ 12.3 m。
庭園に向かって開かれた17の窓が17の金鍍金したアーチ型の鏡に対峙して、差し込んだ光によってキラキラと輝いています。
第一次世界大戦後のヴェルサイユ条約、1919年に調印されたのもこの部屋です。
王妃の寝室
1789年、フランス革命でマリー・アントワネットが去ったままの状態で公開されています。
当時のヨーロッパの国王の結婚というのは政略結婚がほとんど。それゆえ、ちゃんとその国王と王妃の子供かどうか、すりかえられないようにということで公開出産がなされていたそう。
さらにはちゃんと婚姻されたか、その二人の子供かどうかということで、アレの時も公開していたのだとか。。。。。
戴冠の間
かつて王と王妃の衛兵の間であったこの部屋
円柱はナポレオン1世が「アウステルリッツの戦い」を記念して発注したもの
「ナポレオン1世の戴冠式」ダヴィット作
1804年12月2日にノートルダム大聖堂で行われたナポレオン1世の戴冠式の様子を描いています
ほぼ同じ絵がルーヴル美術館にもあります
さて、宮殿内の観光を終えて、庭園に出てみましょう。
アポロンの泉
泉の周りには寓話や神話などをモチーフに作られた像があちらこちらに設置してあります。
300年も前に、こんな泉を人工的に作って、さらにはこんな立派な宮殿まで。
ちなみにこの泉の水、10km離れたセーヌ川の川岸に巨大な機械を設置し、堤の上に水を上げさせ、そして古代ローマに倣って水道橋を作って、水をヴェルサイユまで運び、巨大な貯水槽に溜め込んだそうだ。
大運河 グラン・カナル Grand Canal
はるか彼方まで続く運河。
1650メートルもあるというこの運河、途中で小運河と交差している。
その大きさをGoogle Earthを使って比較してみました!!
こういう場合、よく東京ドーム何個分とかいいますが、飛行機ヲタらしく羽田空港で比較してみました。
地上からの高度を合わせてキャプチャーしたので、比較の大きさ、あってると思うのですが、あまり自信なし
庭園内はよく手入れが行き届いており、木の高さなど見事に整えられています。
冬場ということもあって、花壇に花が咲いていることはなく、天気もどんよりとしているため写真的にはイマイチでした。
このほかマリーアントワネットの離宮といわれるプチ・トリアノン、ルイ14世がモンテスパン夫人のために作ったといわれるグラン・トリアノンなどの見所もありますが、こちらは午後からの公開ということで今回は訪れることはできませんでした。
次回はオルセー美術館、オランジュリー美術館などについてお伝えします
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