Lack of Luck is Lucky

金の生る木は要らないけれど、人の生る木があればすごく欲しい( ´ー`)フゥー...

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医療関係の話

Blogってのは面白いな〜
Internetを始めたのは95年だから、丸10年。
その当時のwwwにのめり込んだ感じにかなり近い。

というわけで、お気に入りのBlogを読んでいたら、掲題の話題が・・・
セデーション下内視鏡検査は何度か受けたことがあります。
当然普通の奴もあります。どっちがいいかと言うと結論から言えば・・・

内視鏡検査が必要なら無痛検査でお願いします。


です(笑)
しかし、当然ここで無痛検査とは如何なるものかということになりますね。
笑気とかで軽減する?歯医者じゃ有りませんので。
実際には麻酔です。
しかし、麻酔とは呼びません。
麻酔とは「無痛」「無意識」「無動」です。
これを満たしていながら、麻酔とは呼ばないようです。
さて、何ででしょうね。

さらっと調べた感じでは
「麻酔薬ではなく鎮静剤」
だそうですが、鎮静剤としてセルシン(=ジアゼパム)を使うようです。
私の認識ではAnesthesic Agentです。
もちろん、私の視点は麻酔科ですから当然ですが。
もっとも、比較的安全な薬品であることに違いは有りませんし、いわゆる鎮静剤としてよく用いられているものです。
が、問題は「比較的安全でよく用いられている」というところに油断があってはいけないということです。例えば

「無痛」であるから、患者は苦痛を覚えない代わりに危機を認識しない
「無意識」であるから、患者は不安を覚えない代わりに危機を訴えられない
「無動」であるから、術者は正確なOperationが可能な代わりに患者は何の抵抗も出来ない
安全な薬も濃度コントロールを含めた操作を正確に行わなければならない。
有効な濃度は個人差があり、体調その他によっても異なることを認識していなければならない。
直接の刺激によってショックを起こした場合の対処方法が確立しているか?
アナフィラキシーなどの症状を的確に把握できるか?

などなど。これらを明確に理解しているハズです。

なぜこれだけ厳しくコメントするかといえば、私の受けた無痛検査は、少なくとも意識はなくなりました。あの意識の切れ方はThiopentalかと思うほどでした。術後の覚醒は速やかでしたが、清明な意識に戻るには30分程度の安静が必要だった気がします。GABAを刺激するセルシンらしいといえばその通りですが(笑)
逆に言えば、リカバリー設備あったかな、という程度で、つけたモニタもSpO2のみ。
呼吸抑制ないとはいえ、おっかないな〜
あの先生は内科で、麻酔科の先生じゃないしな〜
というところで、Risk Hedgeから今年はバリウムにしました(笑)
腸が弱いので処方される下剤は飲まないのに、バリウムに入っているらしく閉口しましたが(爆)

個人的には麻酔深度の差は有れど無痛検査は全身麻酔に近く、麻酔科の協力を仰ぐべきだと思います。
あれだけ枯れた技術の歯科領域ですら麻酔トラブルがあり、しかも、不慣れから対処が遅れたりしやすいというコメントがありました。
患者さんの負荷を減らしたいとは思いますが、安全第一。

>今回の研究会で印象に残った言葉の一つ。
>
>「安楽より安全」ということです。
(trackback元より引用)
まったくです。

セデーションが必須でない患者さんを除いてはAwakeがベターではないかとおもいますよ。
医療も市場経済という視点を除いてますがね。

リスク管理はコストに繋がるので、日医の標榜する医療機会の均等を目指す限り医療コストは増大しつづけますね。難しいところです。

コストが許せば、麻酔科医の管理下でディプリバンを専用インジェクターで持続点滴(笑)
モニタリングはSpO2とカプノ、あと一応BISとECGをお願いします(笑)
緊急対応として保守管理済みの人工呼吸器が待機してあって、すると当然加湿器も要る訳で。
あれ?ORでしたっけ?(爆)


だらだら駄文書いた気がしますが、門外漢の戯言ですからご勘弁を。
時々こんな医療系の話題も書いていこうと思います。




ちなみに某有名大学病院でawakeでの検査を2度受けました。
1度目は死ぬかと思いました(マテ)
2度目は何の疼痛もありませんでした・・・言いすぎですが(笑)
原因は1度目は指導医付きの新人さん、2度目は指導医でした。
OperatorのTechnique向上は、機器や方法の変化を超えて、患者への一番の福音です(笑)

「優れた技術は、優れた機械に勝る」

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いやー、すばらしい記事です。トラックバックしていただき、光栄です。 薬剤は施設によって様々ですね。ジアゼパムのほか、ミダゾラム、フルニトラゼパムなどが使われているようです。あと、鎮痛剤として塩酸ペチジン(オピスタン)も多いかも。 鎮静剤と併用してるところもあります。ディプリバン使ってるところもありますね・・・セデーションについてもっと知りたくなりました。これから勉強します。また医療のこと書いてくれるとうれしいです!

2005/6/1(水) 午後 1:47 [ ぷーしぃ ]

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お褒めに預かり恐縮です。深い麻酔を掛けるのは簡単なんですよ。装備良くして濃度上げればいいんですから。しかし浅い麻酔は難しいんです。無痛検査は浅い麻酔だと思いますから、余計に気になりました。

2005/6/1(水) 午後 8:05 [ Mephist ]

私はあの苦しみを考えるとセデーション下がいいなぁと患者さんの立場から考えると思ったのですが、やはり色々な問題があるためにどちらがいいかは中々難しいですね。とても勉強になりました。

2005/7/23(土) 午前 0:26 [ - ]

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負担かな〜って言う程度ですが、確かに一度目は涙目になりました(笑)次また研修医だったら逃げたい気持ちもありますが、大学病院の性質からして仕方ないと諦めるしかありませんね。

2005/7/23(土) 午前 0:40 [ Mephist ]


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