■■読書のススメ■■

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 今日はヘミングウェイの「老人と海」
昨日、syaboさんのイチオシ本「夏の庭」を読み、いたく感銘を受けました。
「夏の庭」の筋や見所はsyaboさんのブログに譲らせていただくとして、
人が老いた時の生き方、死に方、人との関わり方を考えさせられました。
今回はもうひとつの老人と少年のお話を読んでみます。
【あらすじ】
キューバの老漁夫サンチャゴは、84日間不漁で一匹の魚さえ獲れない。
彼の船には少年が乗っていたが、
あまりの不漁に少年の両親は彼の船から息子を降ろす。
85日目、一人静かに船を出す老人に大きなカジキマグロがかかった。
4日間の死闘の末、ついに大魚を仕留めるが、
帰る途中鮫の大群に襲われ、カジキマグロの肉は徐々に食いちぎられていく。
老人は、生涯最大の獲物を陸に持って帰ることができるのだろうか…。
【ここに感銘!!】
年とってひとりでいるのは良くない、とかれはつくづくそう思った。
             (ヘミングウェイ「老人と海」新潮文庫)
 
【感想】
 引用は、大魚との格闘中、少年の助けがあったらなあとふと思った言葉。
 
「夏の庭」でも老人が少年たちの視線を感じ始めてから、

だんだんと元気になっていく描写がある。

老人は老いたがゆえに様々な智恵を持っている。

孤独を感じても、孤独を飼い慣らす術も心得ている。

そんな老人が言った言葉だからこそ重みを感じる。



 老人ほどの深みはないが、私も25歳くらいのとき

「もうこれ以上自分だけのために知識や経験を積んでも限界があるなあ」

と感じたことがある。

もちろん、人は生涯学び研鑽し続けることは大切だが、

それを還元できる場所や人がいなければあまり意味がないことのように思えた。

そう思い始めてから、すぐに結婚し、妊娠し、出産し、育児をしている自分になっていた。

自分のための時間(一日2〜3時間)は格段に少なくなったが、

夫や子どもに使う時間が一人の時間を更に充実させてくれている。

本当の孤独を知っている人間だけが、

人との関係のあたたかさを感じることができるのだと思う。



本当のこの小説の醍醐味は、

大魚を相手に戦う老人の雄々しさと智恵を楽しむ小説なのだろうが、

「夏の庭」を読んだ後だけに老人がふと感じた「孤独」に感じ入ってしまった。

「夏の庭」の老人は直接そんなこと言ってくれなかったから。




娘があまりにまとわりついてくると、「頼むから一人にして〜(泣)」と

嘆いている私に、老人の孤独を語る資格などあるのだろうか?たぶんない…。

閉じる コメント(27)

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makiymakiさん、コメントありがとう!いえいえ、今読んでいるのもありますが、以前読んでいたのを織り交ぜているので、はやく見えるだけですよ。ネタ切れになったら、どうしようかなあ(笑)「老人と海」もし読めたら、感想を聞かせてね。でも、お仕事に支障のない範囲で…。コメント、ありがとうございます。

2005/12/5(月) 午後 2:38 mepo

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よる年波に孤独死を迎える自分を想像します。かなりリアルに。でも、それも可かな、とも思います。ヘミングウェイは↑も好きですが、彼のワールドは「キリマンジャロの雪」ではないかとひそかに思っています。

2006/3/29(水) 午後 5:06 [ bat**yu2*01 ]

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「老人と海」の老人の「年とってから一人でいるものではない」とは、なんだか妙に説得力がありました。「キリマンジャロの雪」は文庫で出ていた気がしますね。リストに入れさせてもらいます。

2006/3/29(水) 午後 5:39 mepo

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トラックバック&お気に入り登録ありがとうございます。『老人と海』以外のヘミングウェイ作品も読みたいんですが、訳者の福田恒存が『老人と海』を「他の作品と違って名作だ」という言い方をしているので足踏みしています。mepochzoさんはヘミングウェイの他の作品は読んだことありますか?あったら是非お薦め本をお伺いしたいです。

2006/6/27(火) 午前 3:44 大三元

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honestly sinxerelyさん、こんにちは。こちらこそTBとご登録ありがとうございました!私もヘミングウェイは、これ以外読んだことがないですが、↑上記コメントでkobachouさんから「移動祝祭日」、bataiyuさんから「キリマンジャロの雪」をお勧めいただいています。「キリマンジャロ〜」は文庫で見つけましたが、「移動祝祭日」はどうしても見つかりません‥。ぜひ読もうと思っている二作品です。コメント、ありがとうございました。

2006/6/27(火) 午前 8:44 mepo

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私は「老人と海」はテレビ洋画劇場で見てからの読書でした。多分、中学1年。その時はそれほどでもなかったのですが、高校2年か3年で近接高校合同読書会で再読して大感激しました。「老い」とか「孤独」とかではなく、一人の男と一匹の魚の一対一の死力を尽くした男のロマン、それが主題だと思います。

2006/11/19(日) 午後 3:57 [ kohrya ]

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私も子供の小さい時は良く背中に背負って本を読んだものです。あの時が一番幸せな読書でしたね(^_^)

2006/11/19(日) 午後 3:58 [ kohrya ]

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高校時代に読書会をされるとは、貴重な経験ですね〜。楽しそうです♪なるほど、確かに男のロマンという主題で読むと、胸躍りますね!私は、どうしても「孤独」や「寂しさ」に目がいってしまいます(笑)kohryaさんも子どもさんを背負って本を読んでいましたか!それが一番幸せだなんて、今子育て真っ最中(娘・2歳)の私には到底思えませんが(笑)、後から振り返るとそうなんでしょうね〜。子育て中は、細切れににしか読書時間がとれないんですよね。

2006/11/20(月) 午前 9:38 mepo

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高校は男子校なので他の学校の女生徒に会う口実として合同読書会は貴重なものでした。私が一生懸命話すと女子校の生徒がじっと目を見てくれてあんな経験はその後ありません(苦)。純粋に文学を語り合う、というのも工学系の大学に入って社会人になって滅多にない、というのを知りました。インターネット社会になってようやく文学が語れてうれしいです。

2006/11/20(月) 午後 11:02 [ kohrya ]

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老人が最後に家にたどり着いた時、ってタイトルマッチで最後まで戦い抜いて判定で負けたけどみんなが感動で涙を流したボクサー、ってかんじでかっこいいと思いません?これぞ男の姿、ってね。

2006/11/20(月) 午後 11:07 [ kohrya ]

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高校時代、確かに滔滔と文学を語る少年がいたら、じっと見てしまうと思います(笑)でも、今はサッカーやっている人の方がモテますかね〜(話が完全にそれた)。そうですね、まわりに同じ本を読んでいる人なんて稀ですから、読んだ本について語り合えるネットという環境はありがたいです。確かにボクサー感覚で読むと、かっこいいですね。老人の機知がいたるところで見られるし。

2006/11/21(火) 午前 4:10 mepo

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25歳の時に感じたこと深いですね。全く早過ぎません。わかった人とわからない人の差だけであると思います。

2007/5/4(金) 午後 1:58 [ / ]

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katatsumuriさん、昔の記事へコメント、ありがとうございます!なんだか赤面もの記事ですが(汗)、自分のためだけに時間を使うことの潮時を感じたことを思い出しました。直線的に時間を使って(「plan-do-see」みたいな。笑)自分を高めることは得意だったんですよね。25歳の時三ヶ月くらい入院して、ぼんやりと「潮時だなあ〜」とつぶやきました(爆)。その転機が、たまたま結婚や出産と重なりましたが、それがなければ仕事の仕方が変わっていたのでしょうね。今は、もう少し立体的に時間を使えているかな?と思います。

2007/5/5(土) 午前 6:46 mepo

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入院した際に立ち止まって考える時間が与えられたのですね。過去の自分と未来を予想しての自分、そして現在の自分の位置の把握したのですね。恐れ入りました!

2007/5/6(日) 午後 8:20 [ / ]

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katatsumuriさん、入院するまでは猪突猛進型だったのですよ(今も?笑)。入院するとヒマでぼーっとしているから、立ち位置が見やすかったのだと思います。あのまま突っ走ってたら、怖いことになってたいました。そういえば昨日、長崎県立美術館で「北欧モダン」と題して、北欧の家具や食器を展示していました。タピオ・ウィルッカラという人のかたつむりの彫刻をみて、katatsumuriさんを思い出しました!(爆)

2007/5/7(月) 午前 9:33 mepo

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あちゃー、透明のプラスティックのセロハンテープに似てましたか?狂言の「蝸牛(かぎゅう)」では、山伏なんですよ。太郎冠者が寝ている山伏を見て、「そなたはカタツムリ殿ですか?」と聞くのです。そこからブログの名前を頂きました(笑)宮本のみならず、しばらく読書はないでしょうね・・・

2007/5/7(月) 午後 9:21 [ / ]

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katatsumuriさん、あちゃー、山伏のカタツムリ殿でしたか‥って言っても観たことないのでわからないのですが(笑)。教育テレビの「にほんごであそぼ」で野村まんさいさんがやっていた気がします。彫刻の方のかたつむりもなかなか味がありましたよ!(←まだ言ってる)え〜、読書はしばらくしないんですか?宮本輝でおなかいっぱいになってしまいましたか?(笑)

2007/5/8(火) 午前 7:52 mepo

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あははは!自分が大切にしている作品をむげに扱われると、確かにちょっとむっとしてしまうかもしれませんね〜。でも、小説は人によって受け取り方が全然違いますから、仕方がないですね。そうですね、一生懸命生きているつもりでも、評価や成果が実を結ぶことってむしろ少ないのではないでしょうか。いくら人のために…って思っても、人間最後にはサンチャゴのように一人なのだと最近は切々と感じます。また、かかわりの中でしか生きられないというのも本当だと思います。思いっきり矛盾してるんですけどね(笑)。少しずつ回復に向われているようで、何よりです。どうぞごゆっくり養生なさってください。

2008/3/24(月) 午後 5:18 mepo

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mepoさん、最近前に読んだ本が沸々と胸に迫ってきます。このへミングウェイの「老人と海」もそんな一冊です。記事を書いたのでTBさせてもらいました。よろしくお願いします。

2008/5/14(水) 午前 11:28 [ - ]

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ムリソウさん、TBありがとうございます。印象に残らなかった既読の名作が、後々に蘇ってくるというお話を聞いて、とても勇気付けられました。名作や古典に的を絞ると、今の自分の心に響かない場合、あらら…ちょっともったいないことしたね、と貧乏性なことを思っていました(笑)。やはり読書に近道はないですね。サンチャゴみたいに成果が食い千切られても、果敢に一人で闘っていけるでしょうか。魚を釣りに出掛けなければ落胆もできない、そんなことを思いました。

2008/5/15(木) 午前 1:40 mepo

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