なんでんかんでん

行き当たりばったりのエッセイ集

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大潮の曽根干潟

満潮 9時10分、360cm、干潮 15時40分 -9cm

「360cmの満潮ってどれくらいの高さになるのだろう
-6cmの干潮は何処まで潮がひいているのだろうか」
何しろ海に縁の無い凸凹○の3人はまるで幼稚園のピクニック気分で
初夏の大潮の曽根干潟大潮見学に出かけた。

実は2人には黙っていたが私は少し早起きして
朝9時の満潮の風景を確認するために車で30分の道を往復してきた。

イメージ 1
(早起きして撮った満潮の曽根干潟)

前に観に来た真冬の干潮の時とは違い
駐車場の直ぐ側まで波はチャプチャプと押し寄せ
潮の音はうららかに暖かさに満ち満ちていた。
この波の下に、まるで竜宮城のように
沖に見える橋梁まで車が通れるアスファルトの高速道路があるとは
あけてビックリ玉手箱である。

しまった、どうせなら干潮の時間でなく
道が海底から見え始める潮が満ちる頃に来れば良かったかなあ。

まず初めて曽根干潟を訪れた○さんが
「お〜、これは凄いね、潮干狩りは出来ないの」
「カブトガニや渡り鳥が多いらしいから、
なんとか保護区に指定されているかも知れないね」
「それなら代わりに貝を焼いて食べさせてくれるところが近くに無いかなあ」
「牡蠣のシーズンだけじゃないの」
「そうか、残念だなあ」

3人で潮の引いた干潟の道をぷらリぷらりと歩きながら干潟の生き物を探してみたが
居るのは何故だかホタテの貝殻、牡蠣の殻、
無数の小さい蟹の穴、これを住宅代わりに出入りする数センチの蟹達

少し遠くには白鷺がとカラスが数羽、それに時おり百羽に近いカモメの群れが
白っぽい大きな塊になって右へ左に揺れながら場所を移動している。
どうも目的のカブトガニもズグロカモメも時期がずれているようだ。

後で調べてみるとズグロカモメが冬から4月頃まで
カブトガニは7月頃で、どうも今は端境期
2kmくらいの海底道路を歩くと突き当たりは
コンクリートで囲まれた生簀のような漁港で
潮が引いた海底に漁船が一艘腹ばいになっていた。

イメージ 2
(干潮の曽根干潟)
ここからは直ぐ隣の間島(通称クジラ島)まではすっかり潮が引き、
女性の親子らしき人が3人、貝を掘っている。
正面の小倉空港から飛行機がまさに離陸を始めた
胴体が青紫色の濃い機体は私には鯨に見える。
沖のコンクリート漁港から飛行場に向かってもう数百mは潮が引いていて
2〜3人の潮干狩りの人が先ほどから腰を曲げたまま貝を取っている姿が見える

「なんだ、潮干狩りやっているじゃないの」

「満潮時360cm、干潮時-9cm、なにお基準にゼロレベルを決めているんだろうね」
「あれ、知らないの。昔は東京湾の平均潮位で今は国土地理院油壷験潮場で平均潮位を測り、結果は国会前庭洋式庭園内に日本水準原点があるらしいよ」
イメージ 3
(潮干狩りのおじさん)

潮が満ちてくるさまを見てみたいのだが
まだ数時間かかりそうだ、忙しくも無いのにせっかちな我々は
気持ちだけは後ろ髪を惹かれる思いで帰途に着いた。

「次はカブトガニの季節にこようね」

閉じる コメント(36)

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sioriさん、会社の同僚で長い付き合いです。
今度行ったら潮の満ちる様子をじっくり見てきます。

2008/5/12(月) 午後 6:43 merope

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おお、上と下とではまるで違う風景ですね!
こんなに干満の差がわかりやすい場所も珍しいのではないでしょうか!?
曽根方面は時々行くので行ってみたいです!

2008/5/12(月) 午後 8:52 [ minami ]

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masashiさん、一見の価値ありです。夏のカブトガニの季節がいいかもしれません。

2008/5/12(月) 午後 8:55 merope

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いいところですね〜。フランスにもモン・サン・ミシェルという教会がこの突端にあるような、まったく同じ環境です。

2008/5/14(水) 午後 8:18 ぐりぐり

お近くにこんなに素敵なところがあるんですね!何人かの方がコメントされていますが、私もモン・サン・ミッシェルを思い浮かべてしまいました!ポチ!

2008/5/14(水) 午後 9:46 マーレン

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グリグリさん、久しぶりに天気が良いので月に遠慮しないでM51にチャレンジしてみました。かすかに親子で写っていました。曇りか強風か月夜か、なかなか思うようになりません。干潟は近くにいてこんなにいいところがあるとは知りませんでした。

2008/5/14(水) 午後 10:35 merope

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マーレンさん、傑作有難うございました。海の中に見える島が教会ならばまさにそのとうりですね。干満の差が4mも有るとは驚きです。カブトガニの頃が楽しみです。

2008/5/14(水) 午後 10:37 merope

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今はカブトガニの赤ちゃんがいる時期ではないだろうか?
そして親カブトガニは沖に出ている時期ではないだろうか?
昔は干潮となると潮干狩りをする人、人、人でごったがえしていた。
今は業者がアサリを穫り過ぎて数がめっきり減り
潮干狩りをする人の数もまばら。
大昔はタダで潮干狩りをしていたが、それから500円の入場料をとるおばさんが出現し、500円払っていました。
干潟報告、喜んで読ませて頂きました。ありがとうございます。

2008/5/14(水) 午後 10:49 bakivakibakico

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凄いですね。土、日で大潮の時は潮干狩りで賑わうでしょうね。野鳥も来そうですね。カブトガニがいるんですか?小倉に行ったら見に行かないと・・・ポチ!

2008/5/15(木) 午前 6:43 [ dongabacho47 ]

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バキコさん、夏にある程度に成長しているのだから今赤ちゃんが居ないと間に合いませんね。気が付きませんでした。人間のすることは何時もおかしなことばかり、破壊したり保護したり、老人医療も無料にしたり高額にしたり、なんだか腹の立つことが多い世の中です。

2008/5/15(木) 午前 8:16 merope

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がばちょさん、傑作有難うございます。野鳥の宝庫といわれています。カブトガニも私もまだ見たことはありませんが今年は見に行くつもりです。是非まだ自然が残っているうちに見に来てください。

2008/5/15(木) 午前 8:19 merope

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子どものころ、3〜5月の大潮の干潮の時に磯に良く行きました。
残された水たまりには魚やツブ、そして石を剥がすとカニがぞろぞろでした。
また、大きな石の底に手をやると、ウニが取れました。

子どもの頃の楽しかった思い出です。

2008/5/15(木) 午前 10:19 [ バタフライ ]

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おお、これは凄い!3mの差って恐ろしいですね。
途中で何かあったら、海の中か・・・
でも仕掛けがあるといろいろ捕れそう・・って、いけませんね〜。

2008/5/15(木) 午後 3:17 hideサン

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butterfly65pさん、私も潮干狩りに行かなくなって久しいです。そういえばバケツ一杯取ったアサリ貝、食べきらないくらい取ったせいでしょうか、今は自然のアサリ貝は少ないらしいです。

2008/5/15(木) 午後 5:52 merope

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hideさん、海の中の道路は約2kmあるそうです。
潮が満ちてくると一所懸命走っても間に合わないかも知れません。
沖で潮干狩りのおじさんは塩を穴に入れ満潮と間違えてでてきたマテ外をつまむそうです。色んな取り方があるものですね。

2008/5/15(木) 午後 5:56 merope

うわー凄い映像見せて頂きました。信じがたい光景ですね。自然摩訶不思議とでも言えばいいのでしょうか?
傑作ポチ献上

2008/5/15(木) 午後 8:32 相馬 龍

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龍さん、傑作有難うございました。全く自然の営みには頭が下がります。何しろ一刻も休まず毎日3mもの満ち干気をくりかえしているのですから。

2008/5/16(金) 午後 10:13 merope

海の満ち引きで3メートルもの差があるんですか。
海の中の道ですね〜 初めて見ました。
まさに「海が割れるのよ〜」って歌がありましたよね。
その曲を思い出しました。

2008/5/22(木) 午後 8:48 [ - ]

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つきちゃん、私もまさかそんなに干満の差が有るとは知りませんでした。この海の中のアスファルトの道で満潮に追っかけられると怖いでしょうね

2008/5/23(金) 午前 6:54 merope

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カブトガニ産卵地守れ 住民が曽根干潟に砂入れ

日本有数のカブトガニ産卵地として知られる曽根干潟(北九州市小倉南区)で4日、産卵できる環境を守ろうと地元住民が行政に働きかけ、砂浜に100立方メートルの砂を入れる作業に初めて取り組んだ。

カブトガニは環境省レッドデータブックの絶滅危惧種で、7−8月に砂に卵を産み付ける。曽根干潟では、2004年ごろから砂浜が減少し、海藻や漂着ごみなどで砂がヘドロ化。
建設業者などが砂を無断で運び去る姿も目撃されている。

日本カブトガニを守る会は、同年ごろまで毎年500匹以上の幼生を確認したが、今夏は約100匹に激減。同会の林修さん(60)は「砂の減少が原因」と指摘している。

砂入れは、カブトガニの保全活動を続けている東朽網校区住民が小倉南区役所に働きかけて実現。約60人が約2時間かけてスコップで砂を広げた。
林さんは「やっと砂入れができて感激。福岡市の今津干潟のように砂入れでカブトガニの幼生が増えた実例があるので期待したい」と話した。
=2011/12/05付 西日本新聞朝刊=

2011/12/31(土) 午前 6:30 [ 中国韓国の原発リスク ]

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