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山の夜明けは早い 坊ヶズルを基点とし、九重の北側山群の 大船山や黒岳でミヤマキリシマを楽しむ人 三股山に登る人 少し足を伸ばし南側山群の九重山に登る人 朝食、昼食用、二つの弁当をぶら下げて 夜明けとともに出発していく。 私の体調を考慮し今日も登山予定無し ゆっくり朝食をとり 山のオゾンを一杯に浴び 散歩のような登山で長者原に帰る そんなのんびりプランだった。 「7時25分」 食後、山荘から登山者が次々に出発していく みんな予定が一杯でうしろ姿が力強い とりあえず我々も山荘のすぐ裏から岩山を登り スガモリ峠に向かう事にした。 裏山はいきなりの急なのぼりで 皆そろって顎を上げ 「なんだ坂、こんな坂」 だんだん口数が少なくなる。 (裏山の登山道横のミヤマキリシマ) 登山道が最初の大きめの岩場からガレ場にかわると 足場の岩に書かれた白や黄色のペンキの道しるべが心強い ガレ場が終ると今度はまるで枯山水のような 右に煙を吹く硫黄岳、東に登山客を見下ろす猿岩石 南北に長い北千里のザレ場の小盆地が始まる。 「8時10分」スガモリ峠上り口 「数十年前の正月、吹雪に巻かれて7人の若者が亡くなり、2人の女性が助かった。 この遭難は当時大きなニュースだったね」 「それを契機にこの多くのケルンや岩のペンキ道標が作られたと言う話しだよ」 確かにいま見ると狭くて長い何の変哲もない砂場で 良くこんな場所のしかも真ん中でクルクル回ったものだね」 吹雪と寒さ、心細さがこんな不思議な心理状態を作ったのだろう。 誰かのブログに書かれていた この場所で硫黄山の煙と濃い霧に巻かれ 方向がわからなくなり その時このケルンに助けられた話を思い出した。 ここまで来ると行く手に九重分れの稜線が見えてくる。 昨日に比べて体調はすこぶるよさそうだし なんといっても九重分れが直ぐ正面に見えている。 そして誘惑に負けた 「九重から牧の戸に向かってみましょうか」 体力の余っていたメンバーは喜んでこのコースに賛成した。 多くのケルンの間を足取りも軽く 北千里の砂場から正面左側の大きな岩のゴロゴロした 急な登り斜面に向かう。 「地面が乾いているから登れるが 湿っていると滑って登るのは大変だね」 数十年前、最初に九重山に登った時 牧の戸から九重山、そしてこの九重分れのこの坂を下り坊がづるへ この人の大きさくらいの岩だらけの急坂を 借り物のごっつい革靴、大きな茶色のリュックを背負い 坊がづるに向かう、 そんな遠い日の輝きがフラッシュバックする。 あの日は夜中に雹が降り 廊下にも個室だった我々の部屋にも テントで寝ていた登山客が大挙して移動してきた あの頃山は若者で溢れ 男ばかりの私たちの部屋は たちまち若い女性でいっぱい 寝付きの悪い夜だった。 (九重分れから左に硫黄山、正面に三股山を望む) 「9時5分」九重分れ 大声を出せば頂上に届きそうな距離に九重山(1791m)が聳え その後ろにここからは見えないが同じ高さの中岳が位置する。 まるで蟻んこのように多くの登山者が山頂に取り付いている。 時間にすると往復一時間もかからない距離だが 欲を出さずに10分ほど休憩して そのまま牧の戸峠に向かうことにした。 (振り返ってみる九重山) 「9時15分」 出発 九重山(1791m)直下の九重分れ(1700m)より標高1330mの牧の戸峠まで およそ1時間45分かけて下っていく。 途中数箇所少しキツメの下りはあるものの、おおよそだらだらの下り道が続く。 時間が早いせいか多くの九重山を目指す登山客とすれちがう 不思議なことにツアーの団体登山者が多い。 「お早うございます。早いですね、何処に登られたんですか」 次々に声を掛けられる。 九重は大きく分けて北側の大船山(1786m)、平治岳(1642m)、 黒岳(1587m)、三股山(1744m)、 南側の中岳(1791m)、九重山(1791m)、星生山(1762m)、に分かれる。 登山者はそれぞれこれ等の峰を目指して汗を流すのだが 私たちは法華院山荘に泊まり 坊ヶヅルからミヤマキリシマを眺めただけで 名の知れた山に登っていない 答えるメインデッシュが無いことに気付いた。 「9時50分」 行く手にピンク色の小高い小山が現れる。 九重山南側ルートでミヤマキリシマの名所、扇が鼻 ここも花見の登山者で頂上は溢れんばかり 我々は遠めで眺めるだけでせっせと牧の戸峠に急ぐ 11時00分発の登山口行きの日田バスに間に合うため しばらくは景色を楽しむ余裕がない。 (扇が鼻付近のミヤマキリシマ) 最後の大きな岩が折り重なった高さ50m程の
まるでアスレチックのような不安定な岩場を過ぎると 直ぐに牧の戸峠にたどり着いた 見下ろすと直下に九州横断道路で最も標高の高い牧の戸の パーキング(1200m)が見えてくる。 (牧の戸峠パーキングエリア) 「10時55分」 バス発車時間までのこり5分、 ジャストタイミングでバス停に到着することが出来た。 ちなみにバスの発車時刻は11時20分。 慎重な○さんの時刻表の読み違いだった。 |

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登山ってしたこと無いんですけど。。。
なんかプチ登山したような気分になれました〜〜(∞'3`*)b⌒⌒♪
素晴らしい景色が見えるんですね〜♪それにミヤマキリシマってすごく綺麗ですね〜☆
ありがとうございました〜〜〜ヾ(●゚∀゚●)ノ{アハハッ ポチ(=^・^=)
2009/6/10(水) 午後 9:02
miyoさん、有難うございます。遠くから見ても山がピンク色に輝いて見えます。一年に一度だけの山の晴れ姿みたいです。
2009/6/10(水) 午後 9:51
着いたときの
感動は
すばらしいでしょうね!
2009/6/11(木) 午前 8:46
お早う御座います。
素晴らしい絶景!!良いところですねぇ〜!
ミヤマキリシマ・・・始めて見ました。綺麗だわぁ〜!KP☆
2009/6/11(木) 午前 11:50
熊蔵さん、特に今年は病み上がりだったので花を見たときはホッとしました。
2009/6/11(木) 午後 7:35
ジェンヌさん、ミヤマキリシマは始めてでしたか?そういえば阿蘇、天草、宮崎、九重と有名なのは九州に固まっていますね。気が付きませんでした。
2009/6/11(木) 午後 7:36
こんにちは!
今!
帰りました!
今日も!
素敵に
2009/6/12(金) 午後 3:54
熊蔵さん、おかげさまで今日も良い日でした。
2009/6/12(金) 午後 10:02
こんばんは♪
ミヤマキリシマの花を見るのも大変ですね〜
写真でしか花を見たことはありません・・・家の前に山があればいいのですけど!楽しちゃダメですね。
2009/6/12(金) 午後 10:52
素晴らしい光景ですね。得難い自然が歓迎してくれて、すがすがしい空気が写真から伝わってきます。それにしても体力勝負ですね。2個の御握りが美味しいでしょね。良い趣味をお持ちですね。汗を流した量だけ貴方は感動を体に焼きつけましたね。写真から清々しさが伝わってきます。
2009/6/13(土) 午前 6:49 [ かんぼう ]
森林浴でマイナスイオンいっぱいすったら癒されそうですね。
あったかいコメントどうもありがとうございました。
Have a great weekend☆
2009/6/13(土) 午前 8:59 [ 22 ]
片言さん、暑さ寒さには弱いですがこの時期の九重山は天気さえ良ければ最高の楽園です。本当になんのご馳走よりお水とお握りと漬物があれば満足です。
2009/6/13(土) 午後 2:26
22さん、近頃人生の意味に疑問を持ち気味です。何をしても此の世だけで終る有限の生命。悔いが無いようにいろんなことに束縛されずに生きることが大切かなあ。なんて思っています。
2009/6/13(土) 午後 2:30
tabibiさん、そうなんです。花を見るのに山道を片道2時間半。花を感激して見るに丁度良い舞台装置見たいです。来年もまた行きたいと思いました。
2009/6/13(土) 午後 2:34
うぉー
すごい!!!!!
凄い。
うちは
シャクナゲで対抗!!!!
傑作!!!!
2009/6/15(月) 午前 0:15 [ ikujikintre ]
ikujiさん、有難うございました。石楠花も凄く引き分けです。
2009/6/15(月) 午後 5:53
こんばんは。往復3時間の山歩きですか?素晴らしい紀行文、楽しませていただきました。私は10年ほど前に、い秋田駒の8合目から仙沼ケ原という池糠を見に軽い山歩きのつもりが酷い目にあって、こりごりしました。この写真を見て、その時の思い出がよみがえりましたよ。地図で見るのと実際の違いが大きかったです。
2009/6/16(火) 午前 2:01
グリグリさん、体調のほうは如何ですか?そろそろ無理の効かない年齢に差し掛かりつつあります。異常に思ったら精密検査、それが後で自分が楽な方法のようです。今のところ山と天体以外楽しみがなくなってしまいました。空がこの調子ではどちらも最悪です。
2009/6/16(火) 午後 6:00
すいません、どうもこのところ体調よりも頭の方がだいぶいかれているようで(汗)1回目を読まないでコメント入れてしまい失礼しました。お許しください。
2009/6/16(火) 午後 9:58
guriguriさん、こちらこそ長文でもうしわけありません。適当に読み飛ばしてください。久しぶりに空が晴れて今、NGC4565を撮影していました。空はいいのですが風が強くガイドが決まらず苦労しています。
2009/6/16(火) 午後 11:38