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今日は珍しく○、凸さんは市ノ瀬峠から
体力の快復ペースが予定より少し遅れ気味の私は
彼らより少しハードな煌彩の森コースでリハビリ登山
9合目近くの皿倉山ビジターセンターで
落ち合うことにした。
(帆柱ケーブル横登山口)
珍しくスタート時間をチェック
少し気持ちを引き締め
今日は頑張って短時間で登ってみよう
先ずは態度から
決意の現れた顔を作ってみた。
(法輪禅寺登り口)
アチコチに露出した木の根っこ
不安定な足元
2合目付近の法輪禅寺の
深紅帽子のお地蔵さんを横目に
野苺の赤く輝くマムシ谷を
3合目の「ふれあいの家」にむかう。
(ふれあいの家)
いつもだとここで休まず
そのまま7合目の皿倉平まで登りきるのだが
体が異常に重くて心臓がバクバクと音を立てる。
体の筋肉が弱ると少し自信のあった心肺に
相応の負担を強いられるらしい。
かわいそうに数十年間
ただもくもくと働き続ける心臓
下支えされている怠け者の脳より
感謝の思いを込めて少しの休息が指示された。
(直登階段)
そろそろ4合目付近であろうか
この煌彩の森コースで一番苦しい階段の直登ルートにさしかかる
階段の東側には弱者救済用のうねうねと曲がった
なだらかな巻き路があるのだが
今日はこのスロープを避け階段で一気に上を目指す。
後ろから来た小母さんが
「お先に」
軽々と私を追い越していく
あ〜ぁ、わき腹が痛い。
やっとの思いで5号目に着いた
ここで水分を補給し3分間休憩
(6合目急坂)
そして7合目
皿倉平までの最後の急坂に
もう一度呼吸を整える。
落下したエゴの白い花がえんえんと坂道を飾り
木漏れ日がチカチカと目に痛い
湿度の高い吹き溜まりに
花の甘い香りが漂う。
(枯葉と囀りの道)
ここまで来れば心がはずむ
のぼりは終り、道は枯れ葉に覆われ
歩くたびにシャリシャリと快い音が耳に響く
足に優しいクッションと
平坦な道に心が弾む
登山口から絶え間なく続く
鶯の鳴き声、ホーホケキョ
チチチチ・・・・なんの鳥だろう
呼吸を合わせみたがこんなに長くは
私の息が続かない
ピーチク、パーチク、雲雀の声
卯の花は咲いているのに
耳を澄ませてみたが
不如帰の声はまだ聞こえない
それでも思ったより賑やかな
鳥たちの山の朝
予定の時間より少し早く
待ち合わせのビジターセンターに着いた
時間待ちに山の中の人工の公園を散策してみる
トーテンポール横の
真っ白な満開のエゴの花に驚かされた
(皿倉山一のエゴの木)
毎年この木の下を歩いているはずなのに
直ぐ横の山ボウシの花ばかりに目を奪われ
この美しさに気が付かなかった
そこはかとなく甘い香りが漂っている
近くの花の中に
思いっきり顔を埋めてみた。
薄いジャスミンのような香り
忘れかけていた青春の匂いがする
(エゴの花)
少し遅れて友人たちが登ってきた
アチコチの花の塊に同じように顔を埋め
甘い匂いを思いっきり乱し
南側斜面の登山道に向かう。
凸さんが「アサギマダラだ」と叫ぶ
頂上直下のアザミの群落に
あさぎ色の蝶が舞っている
蜜の多い花を見つけたのか
優雅な大きな羽を閉じた。
大海原を越えはるばると
台湾からの長旅の疲れを癒す休息だろうか
(昼食中のアサギマダラ)
皿倉山の頂上(622m)に着いた
この時期の天気の変りは早い
晴れ間のあった下界は何時の間にか重く沈み
未来のように視界きわめて悪し
せめて風向きを考え
暖かい東向きの建物のかげで
赤い狐と納豆の昼食を広げた。
(見通しの北九州の町)
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