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育児本など

 ヨガの先生から教えてもらった松田道雄著「育児の百科 定本」は、親としての気持ちについてしっかり書かれているところがよかった。

 もちろん月齢に応じて気をつけることが列記されていれとても役立つのだが、いささか40年前に初版の本なので少しうふふと笑ってしまうようなところもある。

 だから、やっぱりこの本の神髄は、親として焦らず、のんびり余裕をもって子どもと向き合って!というメッセージにあるんじゃないかと思う。

 さて、細谷亮太著「わくわく子育て日記」は、朝日新聞に連載された人気コラムエッセーをまとめたもの。2ページ読み切りで、非常に読みやすく分かりやすい。医者である著者の人間としてのあたたかさが伝わってきて、初めて育児をする不安を包み込んで溶かしてくれる魔法の本である。同様に、同氏の「はじめての育児」は、カラー写真を多用していて、まさに分かりやすく説明してくれている役立つ本だ。

 この細谷先生の人柄が滲みでているのが「いつもいいことさがし」。本当に気持ちがあったかくなる。この本で言及されていた本もたいがい買った。

 「少女パレアナ」「0歳児が言葉を獲得するとき」「読むことは生きること」など。

 どうして泣いているのか分からない赤ちゃんと向き合うことは、そのまま自分のキャパにぶちあたることでもある。時に自分の底知れない深淵にはまり、絶望感に襲われる。

 児童虐待をしてしまう親はそこで、自らの内面と対話する余裕がなく、そのまま感情のはけ口を物言えぬ赤ちゃんにぶつけることになってしまうのだろう。

 父親や周囲の存在はとても重要だ。けれども、私は少女パレアナのように、どんなことの中からでも喜びを見つける努力、喜びまではいかなくても、起こったことをじっと観察して、その中から何か別の側面を見出す心の目を持つ努力をすることで、もしかしてつらい局面を乗り切る助けにはなるかもしれないと思う。

 私自身がどちらかというと、下手をするとネガティブに傾きそうになる質であるから尚更、考えることで自分のバランスを保つために、そのことが起こったおかげで見えてきたものや感情を、それがたとえ嫌なものであっても、大切にしたいと思う。

 もしそれに別の人間の存在がかかわっているなら、その人がどうしてそういう行動をとったのか、相手からの目で見ることができたら、きっと別のことが見えてきて、あぁ、相手にも事情があったのだとわかる。

 どうしていいか分からない状況に陥っても、そのことにいいことを見出すことは、実は結構できるものだと、私も前から夫と話している。

 つまらないことでいえば、お店に予約がとれなかったとしたら、きっとその日に行っていたら、おいしくない料理が出たに違いないよ、とか、いった風に。そう、たいがいは案外なんとでもなるものだ。

 けれども、本当に何か大変なことが起きた時、人は本当に問いかけることになるのだろう。どうしてこんな目にあうのかと。

 だから、毎日の些事なんかに心を砕いていられるのは幸せだということなのだろう。

 私は本を読まずにはいられない。自分を見つめたいからだ。そう、柳田邦夫氏の著書のごとく、私にとっては「読むことは生きること」だからだ。

 ベビーちゃんを授かったからこそ見えてきた世界と状況。

 あの子が多くを教えてくれる。

 

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