山越え谷越え旧道ある記

長野県飯田市を通る旧道を探検しています。三州街道、遠州街道、秋葉街道などを、散歩感覚で☆

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この度大津歴史博物館で、「大津の須恵器(すえき)と生産遺跡」のミニ企画展が開かれ、先日の日曜日(34日)に行ってまいりました。

ブログでお付き合いしていただいているえこさん (←えこさんのブログに行きます)ご夫婦に、「そちらを通るので、行きでも帰りでもちょっとお会いしたいです」といったところ、「その展示に興味があるので、博物館で待ち合わせましょう」と言ってくださいました。
ところが当日は「琵琶湖毎日マラソンの日」
道路は時間により封鎖、一方通行。交通渋滞必至。事前に調べなかったため(‖ ̄■ ̄‖)
行けるところまで行って、あとは電車、を覚悟で向かいました。
琵琶湖大橋を渡るまでは結構渋滞しましたが、あとはすんなり通れて、博物館につきました。
えこさんご夫婦は電車で来てくれました(T_T)

須恵器についてANAHORIの熱のこもった解説〜〜〜

私の通っている現場でも須恵器がよく出ることから、須恵器にはとても興味を持っています。

イメージ 1
        ↑須恵器 𤭯(はそう)、蓋つきのうつわ、硯など 

日本の器の歴史を古い順に並べると…


1.縄文土器


2.弥生土器


3.土師器


4.須恵器


5.施釉陶器


6.磁器


須恵器は古墳時代に朝鮮半島から渡ってきた技術によってつくられました。須恵器の技術をもった半島の技術者が大勢日本にやってきたのです。土木、米作り、馬飼い等の技術者も多く来て、各地に渡来人の痕跡があります。



須恵器の焼成は窖窯(あながま)でおこない
イメージ 2

それによる高温の焼成方法が極めて革新的であることが、従来品と大きく違っています。製品もそれまでにないほど薄く硬質で灰色をしています。成形には轆轤が使われるのも特徴の一つです。窯の歴史http://www.geocities.jp/shimizuke1955/30100main.html こちらのHPが詳しくわかります。
上の画像もお借りしました


創業当初は祀りのための特別な器だったようで、この頃のものはたいへんきれいなつくりです。古墳時代から平安時代末まで作られ、以後施釉陶器、磁器が器の主流となり現在は須恵器の生産はありません。
須恵器は水漏れしないが煮炊きができないという弱点があります。古墳時代は祭祀用だったものが、飛鳥時代、奈良時代に中央集権化が進み、国、郡の役所で使う饗応用の食器に用いられるようになりました。
つまり、律令時代を代表する器です


地方の官衙からの需要により各地にも窯が作られます。しかし器は規格化されていたので、これまでの土器のような地方色はあまりありません。料理ごと×人数の皿が必要になり、器による身分の違いを明確にすることにも使われました。――銅椀〉緑釉陶器〉須恵器〉土師器〉木の葉、のように差別化した。大量生産により次第に作りが雑になります。器種と粗略化から、器の制作年代の判断がしやすい。わかりやすい器です。

今回は地方に作られた大津地方の窯というのが興味を引くポイントです。窯は使用中に崩落し、中のものが取り出せずに残されました。完成品にならずに歪んだものやくっついてしまったものが展示されていました。7世紀半から8世紀半ばの操業ということです。窯の構造、器の入れ方、その後鴟尾(150cm、おおきい!)の制作にも使われたこと、などがよくわかる内容でした。遠くから行くので、と事前に電話を入れたら、「期待していただくほどの展示じゃないかも。」と電話の方がいっておられましたが、そんなことはなく満足してきましたよ〜〜。館内の他の展示も、ジオラマなど多く使われていて、見どころ満載でした。

窯の器の搬入先がどこなのかは、発表されていなかったようです。周りに多くの寺、官衙があるので、比定は難しいかもしれませんが、わかるとおもしろいですね。特に大津京確定につながるととてもおもしろいんですけどね〜。

字ばっかりですみません。つづきます


閉じる コメント(21)

> ねこじゃらし・Kさん
東海にもヤマトを脅かすような大きな勢力があったんだと思います。古墳も大きいのがありますもんね。須恵器は湖西窯が有名ですね。

2018/3/11(日) 午前 0:11 穴掘名人

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おはようございます。
それは、御遠方よりお疲れさまでした。
何か勉強になりましたか。
湖西遺跡もすごい出土していると思います。
失敗品などの遺品だったかもしれませんね。
勝堂古墳群の須恵器は、6C後半のもののようです。(大津のものより約100年前)
と、コメントをしましたが、
窯は使用中に崩落し、中のものが取り出せずに残されました。完成品にならずに歪んだものやくっついてしまったものが展示されていました。のだったのですね。

2018/3/11(日) 午前 7:34 [ おっさん ]

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窯図は、滋賀・信楽焼の登窯のように感じました。
ナイス―4.

2018/3/11(日) 午前 7:37 [ おっさん ]

> おっさんさん
大きくて立派な博物館でした。いくつものジオラマがあり見ごたえがありました。当日は企画展「膳所城と藩政」もあって、すべてをみるのに二時間くらいかかりました。
回りも古墳から近代まで、史跡がいくつもあり、見飽きませんね。えこさんもおっさんさんも良いところにお住まいです!

2018/3/11(日) 午前 8:35 穴掘名人

> おっさんさん
あのHPは愛知県の歴史を紹介されたもので、古窯の模式図だと思います。とても良い内容なの是非みてみてください。

滋賀には秋の紅葉など、また見に行きたいです。メタセコイヤ並木がみたいですネー。

2018/3/11(日) 午前 8:40 穴掘名人

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こんにちは
私、歴史大好き、古墳大好きでいろんな古墳や遺跡に行ってるけど
いまいち時代がよくわかりません
焼き物にも興味が有って登り窯も見に行ったりしています
須恵器は窯の構造からして相当高温になりそうなので硬くなるでしょうね
陶器と磁器の間くらいなんでしょうかね
渡来人の技術ということは白村江の戦以降なんですかね

2018/3/12(月) 午後 6:54 [ ドナ ]

> ドナさん
朝鮮半島は中国の動乱や、半島内の戦乱によって、日本へ逃げてくることが何度もあったと思います。日本側が教えてもらったり技術者を連れてきたり、いろんな方法で盛んに技術の輸入をしてきたん時代です。米作りも文字も仏教もそうやって伝わって来たんじゃないかと思います。須恵器はちょうどその時代の器で、技術を輸入した直後の、習った通りのきれいな器から、自国の実情に合わせた器に変わっていく過程が面白いです。

2018/3/12(月) 午後 8:24 穴掘名人

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その節はご迷惑をおかけしました。

須恵器の製造技術は、その後の日本の焼き物には活かされていないような気がします。
磁器として焼かれた所謂「伊万里」も、朝鮮や中国のものに比べ肉厚の、野暮ったいものでした。
その数百年も前にあの気品ある須恵器が作られたというのに。
そんな疑問を持ちました。

2018/3/13(火) 午後 4:57 えこさん

> えこさんさん
こちらこそお世話になりました。えこさんはお話が上手で、楽しませてもらいました!
今の焼き物は、素人にはよくわかりません。景色が良いとかいわれても、うーむ???という感じです。須恵器の良し悪しは分かりやすいですよね。とにかく丁寧です。今の焼き物は芸術品になってしまいわかる人にしかわからないように思います。日本人はこういう微妙な、何となく良いもの正解がないものが好きなんですね。

2018/3/13(火) 午後 6:29 穴掘名人

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おはようございます。
是非 近江に来てください。
西江州もいいとこたくさんあります。

2018/3/14(水) 午前 6:15 [ おっさん ]

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おはようございます。
先日 滋賀・守山埋蔵文化財センターへ、周辺の遺跡などについて調べに行きました。…これからの季節、探訪・散策していきたいと思っています。

2018/3/21(水) 午前 9:21 [ おっさん ]

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> おっさんさん
本当に季節がよくなってきましたね。と思ったら今日は⛄ですが。
近江は歴史が積み重なっているし中央とも近いので、勉強する材料もたくさんです。各地の博物館を見ていると興味ある講座もあるので、一度聴いてみたいです。おっさんさんも楽しみな季節ですね。

2018/3/21(水) 午後 2:53 穴掘名人

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今日は、いいお天気に巡り合いました。
今当地区の博物館では、「東近江市の縄文土器」展が始まりました。
偶然に現在 三館(埋蔵文化界センター・博物館・図書館)敷地内で、大規模な発掘調査がされています。現地説明会が楽しみです。

2018/3/25(日) 午後 4:32 [ おっさん ]

博物館の足元で発掘なんて良いですね。仮設小屋要らないんじゃないでしょうか?石田遺跡も下からどんどん出てきそうで、やっている人たちは大変でしょうけど、興味深いです。

2018/3/26(月) 午前 0:07 穴掘名人

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昨日まで、奈良の歴史探訪へ、出かけていました。
3/28・29が、桜満開でした。
お天気に恵まれたな中での、小旅行気分でした。

2018/3/30(金) 午後 6:30 [ おっさん ]

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なるほど、勉強になりました。
須恵器が出ただけで律令時代と特定されるんですね。

大津歴史博物館は行ったことがありますが、
私が見た企画展は、廃止になった鉄道の企画展でした。

2018/3/30(金) 午後 8:31 Komoyo Mikomoti

> おっさんさん
奈良の探訪、ブログを楽しみにしています。当時の都への旅ですから、見られるものも華があるでしょうね。羨ましいです。

2018/3/30(金) 午後 10:37 穴掘名人

> Komoyo Mikomotiさん
綺麗な須恵器は古墳時代です。日用的な今とかなり近い食器は律令期、と言えるかなと思います。今ではみられなくなった須恵器ですが、備前焼が須恵に近いと言われるそうです。釉がかかったものを使い慣れているせいか、灰色の器は使うのはためらわれます。

2018/3/30(金) 午後 11:26 穴掘名人

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いいお天気になっています。
3/28・29の二日間、奈良古墳探訪に出かけました。
随時 アップしていますので、またご覧ください。

2018/4/2(月) 午後 3:09 [ おっさん ]

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おはようございます。
4/28・29の2日間!大和政権・奈良古墳探訪に行ってきました。
いいお天気に、桜満開の中探訪よかったです。
ホルダー「旅行」クリック!して【発刊記念!現地探訪に参加して(1)! 】から、ご覧くださいませ。…知りたい情報ががあれば幸いです。

2018/4/9(月) 午前 8:24 [ おっさん ]


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