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前に、母や妹と、吉祥寺にスペイン料理を食べに行った。別に何か特別な目的があるわけでもなくただ食事に行っただけだったが、そこに面白いものがあったので書いておく。
その店はかなり内装にこだわっており、壁面がピアノみたいにつるつるだったり、上の方にはワインなどの瓶やタルがかかっていたりした。私たちは「今ここで大地震が起きたら助からなそうだよね」などと愉快な会話をしながら料理を食べた。
イカスミのパエリアやよくわからない生物(なまもの)を食べながら話をしていると、妹が「ちょっとトイレ行ってくるね」と席を立った。妹が便器を破壊しないことを祈りながら私たちは妹が戻ってくるのを待っていた。すると、トイレからでてきた妹が「こんなトイレ初めて。すごい。」といいながらニコニコして席に座ったので、私は「何がそんなにすごいのか」と問うた。一日の平均在トイレ時間が約90分の私にとって、そんなにすごいトイレの話をみすみすと逃すわけにもいかない。妹は「特に、トイレットペーパーのあのグルグルやるところがゴージャスだった」とよくわからないコメントを残したので、私は別にオシッコがしたいわけでもないのにトイレに入っていった。好奇心だ。
トイレの入り口にある暖簾をくぐり、妹がすごいといったトイレットペーパーのグルグルがある女子トイレに入ろうとしたが、見つかるとやっかいなことになりそうなのであきらめて男子トイレに入った。確かに、トイレにはゴージャスな雰囲気が漂っており、何か面白いものがあっても良さそうな感じがした。私は別に入りたいわけでもないのに様式のドアを開け、トイレットペーパーのグルグルを確認した。すると、思わず「おー、こりゃすごい」と声が出てしまうようなゴージャスなグルグルが壁に掛かっていた。黄金に輝くグルグルはトイレットペーパーの白とシルクのような色彩を織りなし、トイレをやさしい光で包んでいた。私は「これはブログのいい記事になるぞ」と直感で感じてすぐさま写メした。しかし、その翌日にディズニーランドに行ったりしてその存在が忘れ去られており、今頃やっと記事になったのである。
よく考えれば、トイレットペーパーのグルグルをあそこまでゴージャスにする必要があったのだろうか。なぜあれだけゴージャスにしたのか。謎は深まるばかりである。
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