閑談〜かんだん

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文月晃先生作品

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ある日の早朝。
御先の巫女の3人と一緒に、一つ屋根の下で過ごす凪君はあまり眠れなかったようです。
どうしても3人のことが気になってしまうようで…。

気分転換に海風に当たろうと思い、自宅を出ようとした時です。
丁度ジョギングに出かけようとするそよぎちゃんと会いました。

そよぎちゃんは凪君にジョギングに誘い、凪君は一緒に走ることなりました。
ひょんなことでそよぎちゃんと走ることになった凪君ですが、丁度良い気分転換になっているようです。

しかし、それは始めのうちでした…。
凪君は結構負けず嫌いのようです。
そよぎちゃんが自分に合わせてわざとペースを落としていることに気付いた凪君は、ペースを上げました。それを見てそよぎちゃんは楽しそうでした。
結局凪君はそよぎちゃんのペースに付いていけなかったようです。

無茶をするものだから、凪君はすっかりばててしまいました。
そこへ気持ち良い風が流れていきました。

そよぎちゃんはその風を感じて、あと2、3日は晴れると教えてくれました。
そよぎちゃんは風の巫女。だから風からいろんなことがわかるらしいです。
そしてふたりが辿り着いた場所は風の御先といい、そよぎちゃんが一番風が読みやすい場所でした。

風の御先には風車がいくつか立っていました。
しかし、そのうちのいくつかは壊れていました。
3年前の台風で壊れてしまったそうです。

そよぎちゃんは巫女として島に害をなすものとは闘わなくてはならないが、自然の力は本当に恐ろしいものだということを凪君に教えました。
そして人間は自然の中で生かされているちっぽけな存在であることを…。
最近世界で起こっている自然災害のニュースを思い返せば、実に痛感せざるを得ません。

そよぎちゃんの言葉に、凪君はそよぎちゃんたち御先の巫女の存在が風習とかならわし的なものであると誤解していたことを謝りました。

そしてそよぎちゃんも、凪君と初めて会った時によそ者と言って無礼な態度を取ってしまったと、どもりながら謝りました。本当はもっと前に謝ろうと思っていたようですが、なかなかその機会が見つけられなかったようです。

この時、そよぎちゃんがこれまで滅多に他人に謝ったことが無いだろうと凪君に突っ込まれてしまいましたが、凪君はもうそよぎちゃんのことを許していました。
お互い誤解していたということで、こうしてふたりは仲直り。
そよぎちゃんは思わずそっと凪君に寄り添いました。それは自分の気持ちとは関係無しの、本当に自然なものでした。

そこへ朝日が昇りました。
そよぎちゃんは、龍神である凪君と、自分にとって一番大事な場所とも言える風の御先で朝日を見たことに運命的なものを感じるのでした。
自分は龍神の寵愛を賜る存在かもしれないという、昔そよぎちゃんの祖母が言った言葉を思い出していました。

こうして凪君とそよぎちゃんの距離はそよぎちゃんの方からぐっと近づいてきた感じになりました。
風の御先は風が読みやすい場所でなく、そよぎちゃんにとって最も好きな、落ち着く場所ではなかったでしょうか。言い換えれば、一番そよぎちゃんらしいところを見ることができる場所なのかもしれません。
無意識に凪君を寄り添ったのは、そよぎちゃんの気持ちそのものを表していたと思います。
こうして、雫ちゃん・火凛ちゃん・そよぎちゃんの3人の御先の巫女は、凪君の家でお世話をすることになりました。
普通のラブコメならば、凪君をめぐってドタバタ…という展開になりそうな気がしておりましたが、奏でもない様子です。
それぞれがちゃんと凪君と過ごす時間があって、彼女達なりに楽しんでいるということが印象的でした。
今後の展開で、どうなるかわかりませんが、今のところうまくいっているようですね。

雫ちゃんは、凪君と一緒に食べ物の貝を採集。凪君と一緒に泳いで、雫ちゃん、楽しそう。

火凛ちゃんは、集めてきた貝を料理。その中で、凪君と料理の話をして盛り上がったり、凪君がプレゼントしてくれたネックレスを身に着けていることに凪君が気付いてくれたり、いい雰囲気でした。

そして、そよぎちゃんは掃除。
どうやらそよぎちゃんは形から入るタイプのようです。火凛ちゃんから借りた映画を見たそよぎちゃんが、それを真似して凪君にアプローチしてみたりしていました。
とはいえ、とりあえずそよぎちゃんは真似をしてみるだけで、そよぎちゃん自身は雫ちゃんと火凛ちゃんと比べて凪君に対しての思い入れはそれほど無いようです。
アプローチしているところを火凛ちゃんに見つかって怒られますが、逆にアプローチを勧めるくらいですから…。
しかしそれでも何かに気付いた様子。これから時間が過ぎていくうちに特別な思い入れが生じていくのでしょう。

凪君と3人の生活は今のところ、うまくいっているようですが、これからひと波乱あるのでしょうか?
一見楽しく生活しているようでも、特に雫ちゃん、火凛ちゃんは、凪君は3人の中から誰を選ぶのかで気になっていると思われます。
それに関係して、何か新しい展開があるのかもしれません。
ある夏休みの朝。

この日は火凛ちゃんが凪君のお世話をする日でした。
しかし、朝、火凛ちゃんが凪君の家に行ってみると、玄関の前にはそよぎちゃんがいました。
近くに偶然来たから立ち寄ったと彼女は言いますが…。
一晩凪君と過ごしたことで、そよぎちゃんの中ではかなり凪君を意識しているとか…。

そして、家に入ってみれば、台所には雫ちゃんが朝食を作っていたのでした。
本来それは火凛ちゃんがやる予定だったのですが…。
何かあったのと火凛ちゃんが訊いても、何も無いと笑って答える雫ちゃん。
嬉しそうに朝食を作る雫ちゃんの表情は、普段学校では滅多に見せることの無い表情でした。
火凛ちゃんにしてみれば、とても不自然に思えたでしょうが…まあ、そよぎちゃんと火凛ちゃんが知らない内に、前回あんなことがあったので…。
すっかり雫ちゃんは凪君にラブラブのようです。

目覚めた凪君が姿を見せた時、いっそうそよぎちゃんと雫ちゃんの不自然さが増しました。
この時、火凛ちゃんは悟ったようです。このままでは凪君が取られるって感じでしょうか?
頑張らなければと火凛ちゃんは決意しました。
もはやこの形は、凪君が3人のうちから誰を選ぶかというよりは、3人のうち誰が凪君をゲットできるかと書いた方が正しい表現のように思えます。

おそらくそよぎちゃんは、凪君を一目見たかったという思いはあったのでしょうが、凪君の家に来たのには、他に別の目的があったようです。
それは、夏休みの間、御先の巫女の3人が凪君の家に住み込みでお世話をしようという提案をするためでした。

この提案に対し、皆がそれで良いならということで凪君は承諾。
こうして3人の住み込みは決まりました。
どちらかといえば、凪君をお世話したいという気持ちは3人の巫女ともそれぞれ持っていて、その思いに凪君は押されて、承諾せざるを得なかったという感じでしたが…。

こうして龍神と3人の巫女の同居生活が始まることになりましたが、何やらはちゃめちゃでドキドキな展開になりそうで、むしろ楽しみです。「藍より青し」に似た展開になってきたなぁ…と最初に思いましたが、これはこれでまた楽しみです。
その後たまたま雫ちゃんがそよぎちゃんを下着の洗い方を注意したことがきっかけで、3人とも無防備であることが凪君に(改めて?)知られてしまいました。
凪君と過ごす時間が増える分、恥ずかしいところをいろいろ凪君に見られてしまいそうですね…。
凪君は耐えられるのでしょうか?
雫ちゃんの家で夕食を食べる凪君と雫ちゃん。
すると雫ちゃんは聞いて欲しい話があると言い、お話を始めました。

それは雫ちゃん自身のことでした。
ひとつは、漫画やぬいぐるみに興味を持った訳。
もうひとつは、初めて凪君と会ったときの自分のこと。

テレビやラジオなど島の外の情報が無い生活の中で、偶然出会った漫画は、彼女にとってとても新鮮なものでした。雫ちゃんは御先の巫女で、普通の人の生活とは違う生活を送っていましたから、自分以外の人がどんな生活を送っているのだろうかと思うことはごく自然なことだと思います。
御先の巫女として島で生きることを受け入れている一方で、島の外の世界に興味を示すのもまた自然なことだと思います。憧れがあったと書いても良いかもしれません。

そんな憧れを持っていたから、島の外から来た凪君の出会いは彼女にとってはショッキングだったと思います。漫画の中でしか見たことが無かった世界が目の前にあるのだから…。
しかし雫ちゃんは巫女ですから、普通の島の人として凪君に接しようとして…あの時は演じていたことを凪君に告白したのでした。

しかしその告白は凪君に親近感を抱いたようです。
凪君は幼少の頃、家の中と外で、振舞い方を変えていたので、それに似ていると感じたようです。
家の中ではひとりで寂しい思いをしていたのを、外では平気なふりをしていた幼少の頃。
その時の自分と、初めて会ったときの雫ちゃんが似ていると思ったようです。
思えばふたりは考え方が似ている似たもの同士で、だから初めて会った時も、話をしていくうちに親しくなれたような気がします。

夜が来て雨が止み、雫ちゃんは途中まで凪君を送りました。
別れ際、雫ちゃんは言えなかった事があると言いました。
ひとつは龍神として決めたことは、巫女として自分の運命として受け入れること。
それは御先の巫女の3人の中から誰を選んでも、それを受け入れるということに他ならないでしょうが…。

そしてもうひとつは、凪君が好きだということ。


あの思い出はふたりにとって楽しい思い出で、雫ちゃんは名前で呼ばれたことが一番嬉しかったと言いました。その時の雫ちゃんは、初めて会った時の雫ちゃんの笑顔と同じことに凪君は気付きました。
やはり雫ちゃんは演じていたのではなく、ありのままの雫ちゃんというか、心の中でなりたいと思った自分だったのではないかと思います。
そして凪君に愛の告白。
初めて会った時から、雫ちゃんは知らず知らずのうちに常に本当の自分を凪君に見せ続けてていたのですね。

それにしても凪君、一層誰を選べばよいかわからなくなってきたのでは…。
前回で、雫ちゃんが実は漫画とぬいぐるみが大好きだということが凪君にばれてしまいました。
同じ巫女である火凛ちゃんやそよぎちゃんですら内緒にしていただったので、雫ちゃんは相当ショックだったようです。

しかし、驚いたけど変じゃないと凪君は言ってくれました。
優しいですね。凪君は雫ちゃんらしいところが見れてほっとしたと言いましたが、どちらかといえば嬉しいと思っていたのかもしれません。
初めて雫ちゃんと会った時の出来事が、凪君にとってはとても印象的で、以来ずっと雫ちゃんは気になる存在でした。しかし雫ちゃんは御先の巫女で、しきたりに従って普段はあまり他人と話さず、明るく振舞うことはありませんでした。最近は凪君が龍神になったおかげで、少し表情は柔らかくなってきましたが。

島の人にとってはそれが雫ちゃんの普段のイメージに違いないでしょうが、逆に凪君は違和感を持っていました。初めて会った時の雫ちゃんとまるで印象が違っていたからです。
今思うと、島に来た時点で、既に凪君は龍神の力は持っていたのかもしれませんね。島の人の前では見せない表情を見せる雫ちゃんと会うことになったのですからね。

あの時の雫ちゃんのこと思い出しながら凪君が話していくうち、凪君は雫ちゃんに思い切り見つめられていることに気付きました。思わず照れて、話が途切れてしまいました。
しかし、雫ちゃんは凪君の話を聞きたくて、思わず凪君を見つめていたのだと思います。
島の人が知らない自分のことをこんなに知っていて、こんなに自分のことを話すのは、きっと凪君だけです。雫ちゃんにとっても凪君は気になる存在で、彼が自分のことをどう思っているのか知りたいのではないのでしょうか。
照れながらも凪君は、あの時の雫ちゃんの笑顔が好きと言ってくれた時、雫ちゃんも照れてしまい、食事の支度をすると言って台所へ行ってしまいました。
何だか甘酸っぱくて、良いシーンです。
そして、あまり困らせないでと言う雫ちゃんはかなりかわいいです。

その間、凪君は雫ちゃんのこと、そよぎちゃんのこと、火凛ちゃんのことを考えていました。
それぞれと一緒に過ごした時間のことを思い出し、それぞれの人柄とか魅力とかを知るようになってきた凪君。
結果的に3人の中からひとりを選ばなければなりませんが、果たしてひとりに絞ることができるのでしょうか…。

雫ちゃんが用意してくれた食事は実に気合が入った内容でした。味は凪君の好みに合っていて凪君は大満足。
料理が得意な凪君だから手は抜けないと雫ちゃんは言いましたが、やっぱり凪君に気に入って欲しいという気持ちはかなりあるのではないかなと…。

食事の途中、雫ちゃんから聞いて欲しいことがあると言ってきました。
果たしてどんなことでしょうか?
外は雨が降ってきて、何だかこの後、不安な展開になりそうな…?

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