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研究室の大掃除があった翌日のこと。
私とeverpeace氏は、ある共通の悩みを抱えていた。
私は牛乳パック、everpeace氏はチョコレートの空き箱を
別にどうとするでもなく、いたずらに手の中で玩んでいる。
これは何を意味するのか。
先日、研究室で机の配置替えが行われたのはご存じだろう。
それによって机とゴミ箱の位置が非常に遠くなってしまった。
あろうことか、ちょうど部屋の対角線上の反対側である。
この室内においてこれ以上の距離は存在しない。
賢明な読者は最初の5行で既にお気付きかと思われるが
我々の悩みとはゴミを捨てに行くのが億劫だということだ。
稲「一か八か投げてみる?」
私は彼に提案した。提案と言う程でもない。
冷静に見て、この手法が実現困難であることはわかっている。
ただ、歩いてゴミ箱まで行かねばならない過酷な現実から
一時的にでも目を背けたかったのだ。
大「ここから入れるのは厳しいだろう。」
案の定、彼からは悲観的な答えが返って来た。
それもそのはず、ここからゴミ箱までは少なく見積もって
3.5メートルはある。並のコントロールでは無理だ。
テンションを上げるべく、私は冗談を言った。
稲「ゴミ箱に向かってゴミを投げて外したときにさあ、
わざわざ入るまで投げ直したりすることってない?」
大「あるある。でも二度までだな。」
続く。
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