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だいぶ気分が乗ってきたところで二人の意見は一致した。
このままじゃあ、どっちみち破滅だ。
だったら捨てに行く前に、投げてみるのも悪くないだろう。
我々は、このあまりにも低い確率に賭けてみることにした。
しかし、やるからには万全を期さねばならない。
「もし外した場合は、拾いに行って捨てれば良い」だなんて
甘い考えをしているようでは、確実に的を外すだろう。
もう一度状況の確認だ。
このタイミングでeverpeace氏が先に口を開いた。
大「もえるゴミってどっちのゴミ箱だ?」
迂闊だった。部屋にゴミ箱は全部で二つある。
「もえるゴミ」と「もえないゴミ」だ。
そしてこの二つのゴミ箱は並んで置かれている。
もし両者が判別できなければ、仮にどちらかのゴミ箱に
入ったとしても、その確認作業が必要となる。意味がない。
私は慌ててゴミ箱の方に目をやる。
しかし、ここからでは遠過ぎてぼやけてよくわからない。
そこで近距離作業のために外していた眼鏡を手にした。
それを装着すると同時に鮮明な映像が広がる。
視界が拓けたそのとき、私の視点の先にはその中身が
八分目辺りまで達している二つのゴミ箱の姿があった。
これならば両者の判別はこの位置からでも可能だ。
さらに都合の良いことに、私にはそれらが「もえるゴミ」か
「もえないゴミ」かを判断する必要すらもなかった。
ゴミ箱には両者を区別するラベルが貼られていたのだ。
運良くこちら側を向いている。読める!読めるぞ!
続く。
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