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徹底討論:「ピッチャーが勝つならどんな状況か」
垣「やっぱりストライクで三振でしょう。」
稲「いや、最後に三振じゃ盛り上がりに欠けるだろ。」
垣「打っちゃったら他の人達も関わってきますよね。
最後は二人の勝負にしたいじゃないですか。」
稲「だったらランニングホームランにすれば?」
垣「そんなこと草野球ぐらいしかあり得ませんよ。」
稲「主人公の次ぐらいの脇役の所にボールが飛ぶんだけど
彼は試合の前日に車に轢かれそうな猫を助けて
肩を傷めてるんだよ。だけど無理して試合に出てると。
それで暴投をしてしまうんだな。これが。」
垣「それでもランニングホームランは無理があります。」
稲「でもねえ。最後はやっぱりホームに滑り込まないと。
で、砂煙が舞うんだよ。すぐには結果がわからなくて
固唾を飲んで見守る中、少しずつ視界が晴れてきて
ベースに少しだけ手が届いてなくてアウト!!」
垣「いやいや、それだとセーフだったとしても同点でしょう。
そんな緊迫感のない状況じゃダメですって。」
稲「でも三振ってバットがボールに当たらないってことだろ。
それじゃあライバルとして認めるわけにはいかないよ。」
垣「バットが折れれば良いんじゃないですか。」
稲「ああ、それは悪くないね。度重なるファールの連続で
バットに少しずつ亀裂が入っていくんだ。
もはや両者の精神力も限界に達したところで
ピッチャーが渾心の力を込めた最後の一球を投げて
バッターがもらった!と思った瞬間バットが砕け散り
それでも球威は衰えることなくミットに収まると。」
度重なる論議の結果、最終的に出た結論がこちら↓
7対6で迎えた最終回、2アウト満塁。
ホームランなら逆転のこの状況で果敢にも真っ直ぐのみで
三振に抑えると宣言した主人公。ファールが連続する中
いよいよ最後の勝負に!!
主「打てるもんなら…
打って見やがれッ!!!!」
監(これは!今までで一番速い!どこにそんな力が!)
ラ「もらッたァァァァァ!!!!」
カキィィィィン…
青空の太陽に向かって吸い込まれていく白球。
〜3年後〜
7対6で迎えた最終回、2アウト満塁。
主(あのときと同じ状況だな。)
ラ(あの試合を思い出すぜ。)
主「今の俺を!!」 ラ「あのときの俺と思うなよ!!」
そして主人公が今まさに投げようとするカットで打ち切り
I垣先生の次回作に御期待ください。
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