|
N村くんからキャラメルをもらったときのお話。
その名も「ジンギスカンキャラメル」です。明らかに危険です。
そう、まるでこの世のあらゆる不吉をはらんでいる様な、
そんなオーラを放ってますね。視ただけで精神が折れそうです。
しかし、食べもしないで不味いと決めつけるのも悪いです。
たぶん変な名前ってだけで普通と変わらないキャラメルでしょう。
先入観がある分、意外とおいしいと感じるかもしれませんよ。
私は一抹の不安を抱きながらも、そうやって自分を納得させ
キャラメルを包んでいる紙の一部がはりついたまま残らないよう
慎重に剥がした後、その中身をおそるおそる口に放り込んだ。
「これは…」
キャラメル独特の歯にねっとりと絡み付くような甘さと
羊肉の臭みが互いに引きたて合って口の中で混然一体となり、
口に含んでいる間は一刻も早く溶け切ることを願うのみに。
食べ終わった後も、ギトギトとしつこい油っぽさが残暑の如く
いつまでも口の中に居座り続けるという文句無しのまずさ。
これは是非ミギー氏にも食べさせてあげないと。
〜翌日〜
稲「これおいしいから一つ食べてみてください。」
ミ「稲葉さんがおいしいものを人に勧めるわけないでしょう。」
稲「そんなことありませんよ。ほら騙されたと思って。」
ミ「本当に騙されるから良いです。」
稲「いや、本当においしいから。ねえN村くん。」
西「めちゃめちゃ説得力ありませんね。」
稲「N村くんも助かるし。」
ミ「助かるんですか。」
説得すること10分、ようやく口に入れさせることに成功。
誠意をもって話せばいつかはわかってくれるってことですね。
稲「うまいですか? おいしいですか?」
ミ「それ選択肢ありませんね…モグモグ。」
稲「どうでしょう。」
ミ「…お茶飲んで良い?」
|