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【ファイル10】2006.08.26 スジャータちゃんの『セレブってなあに?』(その1)
今回も前回同様、シルベさんとスジャータちゃんの会話で始まる。
「ところで、スジャータちゃんはセレブなんだね」
「なあに?セレブって。お菓子?」
「それはサブレでしょ」
「じゃあ、私のお友達でお馬さんのメークイン号のこと?」
「それはサラブレッドでしょ。ふーん。スジャータちゃんは馬主さんなんだね。お嬢様だものね。それにしても、馬の名前がジャガイモだなんて、おかしな名前だね」
「おかしくないよお。5月の女王でMAY QUEENだよ」
「えっ。そうなの?ジャガイモのメークインて、そんな意味だったの?知らなかったなあ。僕はてっきりMAKE INだと思っていた」
「シルベさんたら変なの。ちなみに女優の中村メイコさんも5月生まれだからメイコさんなんだよ。本名は五月(さつき)さんだよ」
「スジャータちゃんは妙なことに詳しいんだね。
ということは、『となりのトトロ』のサツキとメイって、そこからきたのかな?凄いなあ!中村メイコさんも、侮れないなあ。僕は、『グー・チョキ・パー』とか『ドカチン』の頃から、彼女のファンだけど・・・。
それから僕は、かつての女流漫才師、『若井こずえ、みどり』って、『アタックNo.1』の鮎原こずえと早川みどりから採ったと睨んでいるんだけど、勉強になるなあ」
「だって、スジャータ、図書館育ちだもん!昔の雑誌も、テレビ番組のビデオも、ドーナツ盤もいっぱい持ってるもん。えっへん。
それで、お馬さんじゃなかったら、シマウマさん?」
「それはゼブラ」
「キリンさん?」
「それはジラフ」
「それじゃあ、首長国連邦とか」
「それはアラブ」
「じゃあ、セレブって一体何よお。うーん。スジャータがセレブってことは、分かった!ひょっとして、セレブって元暴走族のこと?」
「どうして中村メイコさんを知ってて、セレブを知らないのかな。
あのねえ、セレブって言うのはね、早い話がお金をいっぱい持っている女の人のこと」
「じゃあ、スジャータは違うよ。お金なんか全然持ってないもの。ノレンもそうでしょ?」
「俺も持ってない。無一文。ああそうだ。俺が小学校に上がった時に、友達にラジコンの飛行機と千円札を取り替えてもらったことがあったろ?」
「そうねえ。あのとき初めてお札をみたわねえ。二人でお札に書かれているお爺さんとか、透かしとか見てはしゃいでいたら、執事に取り上げられたわよね。『このような不浄なものには触らないでください』って。あれから、二人ともお風呂に入れられて、消毒させられて、主治医に予防注射されたわよね」
「分かった分かった。ああ、そうなんだ。自分で現金を持つっていうこと自体、庶民なんだ。スジャータちゃんと話していると勉強になるな」
「シルベさんたら、ずるいよお。自分だけ分かって。それにしても、お金を持ってるんだ。庶民の人達は。じゃあ、お金をいっぱい持っている人は、いっぱい庶民なんだね。
それで分かった。公園のダンボールで寝ている人達っていうのは、いっぱい庶民だから、いっぱいお金を持っているんだ。スジャータは、あの人達、冬の寒い夜なんか、どうしているのかなあと思って心配してたけど、お金を沢山持ってるから安心なんだね。お札を燃せばあったかいものね」
「うーん。こういうのをコペルニクス的転換っていうのかな?
スジャータちゃん。君は世の中に対して、大きな勘違いをしているよ。そこまで勘違いが酷いと、かえって気持ちが良いけど・・・・。
あのね、スジャータちゃん。ダンボールで寝ている人達は、お金なんか持ってないの」
「じゃあ、スジャータとおんなじだ。わーい、スジャータもいっぱい庶民だ」
「どうしてそうなるのかな?それにしても、スジャータちゃんの話を聞いていると、巷でいう、『セレブ』ってのが、とても貧乏臭いものに思えてくるなあ」
「結局、セレブってなあに?」
「うーん。分からなくなってきた・・・・。
結局、貧乏臭い成金の庶民で、目立ちたがりでテレビに出たがる女のことさ」
「あれえ。さっきと定義が変わっているじゃないさあ」
「だから、スジャータちゃんの話を聞いて、真実に目覚めたんだ」
「ずるい!さっきから、シルベさんたら自分だけ分かっちゃって、スジャータは、なんにも分からないよお」
「分からなくても良いよ」
「成金って、急に沢山お金を手に入れた人のことだね。スジャータ知ってるよ。あぶく銭だね。でも、お金を持つと、どうして目立ちたがるの?」
「だって、有名になるじゃないか」
「有名だと、何か得するの?」
「でも、有名になれるんだよ」
「有名だと不自由じゃない。好きなことやってても、人からとやかく言われるし・・・。
私、暴走族やってた頃、少し有名になって、人からとやかくいわれて嫌だったよ」
「スジャータちゃん。君の言うことは正しい。でもね、世の中には、有名になりたいと思っている人って多いんだ。山ほどいるんだよ」
「へえー。変なのお」
「うん変だね」
「ねえ。そうだよね?」
スジャータちゃんはきっと、とっても正しいんだとシルベさんは思った。
「それにしても、スジャータちゃんが現金を持っていないってことは、カードで支払うんだね。ゴールドとかプラチナとか」
「カードってなあに?トランプなら知ってるけど。そんなのスジャータは持ってないよ。日常品は、使用人が足りなくなったらその都度補充してくれるし、お洋服やまとまったお買い物は、お店の人が御用聞きに来てくれるし。
外商扱いっていうのかな。後から執事のところに請求書がきてるみたいだけど。それから、小切手なら執事がいつも持ってるよ」
「でも、スジャータちゃん。それだったら、財産管理が大変だね。執事にまかせっきりというわけにもいかないだろ。会計とか習った方が良くない?」
「会計って、損益計算書とか、貸借対照表のこと?財務諸表?複式簿記のあれ?それならスジャータ、読めるし毎月見てるよ。一応、ビジネス学校にも行ったし」
「へえ、専門学校で習ったのか。勉強家なんだねえ。努力家なんだねえ。えらいねえ。えらいえらい。じゃあ、簿記の3級とか持ってるんだ。
ちなみに、スジャータちゃんみたいなお嬢さんが通うような専門学校なんてあるの?差しさわりが無かったら、教えてよ」
「あるよ。ハーバード大学のビジネススクール。一応、公認会計士の資格も取ったよ。
あれ?どうしたの。シルベさんたら椅子から転げ落ちちゃって。危ないなあ」
(その2へ続く)
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スジャータちゃんの知的天然ボケにメロメロです!!ソフィスティケイト・レディですね☆ますます好きになっちゃいます。
2006/8/26(土) 午後 10:36 [ cyo*a*of ]
わーい。スジャータ、褒められちゃったよ。嬉しいな!スジャータ、チョカトフさんの大ファンだよ。だって、かっこいいんだもん。『その2』で、更に暴走するよ!だって、元暴走族だもん。
2006/8/26(土) 午後 11:01
スジャータちゃんの元暴走族って経歴がいいですね(笑)
2006/8/28(月) 午後 11:56 [ - ]
今回はカントまで登場したね(笑)。公認会計士と税理士の区別がつかない情けないうたかげでした♪
2006/8/29(火) 午後 0:47
BTGさん、そのとおりです。スジャータちゃんは『元暴走族』って『輝かしい経歴』だと思っているのです。始末に終えません。その時の話が、近く出てくる予定です。お楽しみにね!
2006/8/29(火) 午後 6:49
うたかげさん。私も良くわかっていません。資本金5億円以上、その他条件を満たす団体の会計監査(法的に義務付けられている)を行うのが公認会計士だという理解です。公認会計士試験は弁護士の司法試験並みに難しいという話を聞いたことがあります。ただ、公認会計士も、実質的には税理士の仕事を多くこなしている人が大部分らしいので、司法書士と弁護士よりも、区別がつきにくいようです。とにかく、ここでは『スジャータちゃんは頭が良い』ということだけ伝われば、十分です。
2006/8/29(火) 午後 7:22