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どの人がどっちか分からなかったので、みんなチョウザメさんということで、お会いしました。 ダリアチョウザメさんはアムール川流域と付近の沿岸にお住まいで、まれに北海道沿岸にも現れます。大きく横に広がる口が特徴です。 ベステルさんは食用のキャビアを、より早く大量に取るために、卵が多いオオチョウザメのメスと、成熟が早いコチョウザメのオスとの間に作られた交配種です。 こんにちは。 チョウザメ (蝶鮫・?詒)は、チョウザメ目チョウザメ科の魚の総称です。 でもチョウザメさんと呼ばれているのに実はサメの仲間ではありません。 硬骨魚綱条鰭亜綱チョウザメ目チョウザメ科です。 チョウザメさんの名前は、体表にある硬くて大きな鱗(うろこ)が蝶の羽の形をしていることと、全体的な形が鮫に似ていることに由来しています。 鮫は約1億年前から、シーラカンスは3億年前から生存していたと言われますが、初期のチョウザメの祖先には、シーラカンスが多く生存していた中生代のジュラ紀に生息した2属がふくまれているそうです。 現存しているチョウザメさん達は、鮫の仲間(軟骨魚類)とも、鯛や鯉の仲間とも別の進化を遂げた魚なのです。 チョウザメといえば、真っ先にキャビアが思い浮かびます。 キャビアはトリュフ、フォアグラとならぶ世界三大珍味と言われていますね。 とりわけロシア・カスピ海産のオオチョウザメの卵は、古くより世界各国で最上級のキャビアとして知られています。 ところが、ソ連の崩壊後のロシアの政治・経済的な混乱もあって経済マフィアをバックに密漁・密輸出で乱獲されました。 2005年末には世界自然保護基金(WWF)のロシア支部がキャビアの消費自粛を訴え、14年間でなんと1/40程度に減少するという危機的な状態に陥っています。 世界の他の地域においてもチョウザメは水質汚染や産卵場の破壊によって著しく減少しており、各国で、保護、資源放流が行われています。 私はキャビアってそんなに美味しいとは思わなかったけどねえ。 一般の輸入キャビアでは保存期間を長く保つために7〜10%の塩分濃度で塩漬処理されていて、キャビア本来の味がその強い塩分に負けてしまうそうです。 結構名前の通ったフランス料理店だったのに、道理で美味しくないと思ったよ。私の舌がおかしいわけでなくて安心したねえ。 チョウザメさんはキャビアが珍重されているだけではありません。 お肉も古来より食材として利用されていて、西洋では古代ローマ時代より『ロイヤルフィッシュ』、支那では『煌魚(エンペラーフィッシュ)』と呼ばれ、代々の王や皇帝に献上されたという歴史を持っています。また支那の高級食材であるフカヒレは、もともとチョウザメの鰭だったそうです。 現在欧州では、チョウザメ料理がメニューに無ければ三ツ星レストランとして認められないそうです。そのお味は淡水魚なのに、海産白身魚のようなあっさりと淡白なんだって。 ぼくを食べちゃう話ばかりしないでよお! 怒られちゃいました。 でも、通りかかるお客さんはみんなキャビアキャビアって指差しながら、はしゃいでいるねえ。 この人は立派な体格をしています。 こうやって見ると、鱗(うろこ)だけではなく、ヒレも蝶みたいだねえ。 立派なお顔です。 上から餌を投げ入れられて大騒ぎ。 広角レンズで写すと大迫力です。 ピラルクーさん同様、古代魚は貫禄があるねえ。 さようなら。 北海道の石狩川、天塩川、十勝川、釧路川では、ダウリア・チョウザメと、ミカド・チョウザメが遡上していたそうです。 江戸時代に松前藩が幕府に『菊とじ鮫』を献上していたという記録があります。 明治時代末期頃までチョウザメの遡上を容易に見ることができましたが、乱獲や河川改修工事により昭和10年頃を境に激減したそうです。 国内では2007年以降絶滅種とされましたが、まれにロシアから迷い込んだ個体が海洋・沿岸部で捕獲されることがあるそうです。 それにしても、北海道で昔はチョウザメさんの遡上を見ることができたなんて、考えただけでもわくわくしますね。絶滅したなんてもったいないことしたねえ。 また、日本では1989年水産庁養殖研究所がベステルの採卵に成功して以降、養殖が行われています。 ということで、立派なチョウザメさんでした。
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キャビアだ!って言われながら・・・(爆)でも、それだけ親しみのあるサメさんなんだね。キャビアにも赤キャビアと黒があって、黒のが高価らしいけど、実はアタシもキャビア、しょっぱくてそんなにおいしいって思ってないのよ。普通だよね。いや、普通よりも塩が強すぎて・・・でも、正面の顔は愛嬌あるよね。明治まで来てたっていうのは北海道方面にかしらね??凸!
2009/11/3(火) 午後 7:27
もえぎさん、こんにちは
そうなんですよ。サメの大きさですから、サメっていわれたらサメだと思いますよね。
キャビア本当に高くて高級品なのですね。
そんなに丁重な扱いを受けていらっしゃるのですか!VIP待遇ですね。
でも淡水魚でこんなに大きくて肉が美味しいというのは意外ですね。
なまじ美味しいから乱獲されて本当にかわいそう。
チョウザメの遡上なんて今もあったら、観光資源になるのでしょうけど。
ポチありがとうございます。
2009/11/3(火) 午後 8:55
むにゅさん、本当に指までささなくてもいいと思うんですけどね。
大きくて悠然と泳いでいるから、とても人気者でしたよ。
キャビアは『珍味』ということなんですね。本場のは薄塩らしいので、もっとはっきりと味が分かるんでしょうけど、どうなんでしょう。
鼻が突き出して口が大きくて、なんか可愛いのですよ。
北海道の川に遡上していたらしいのですが、まだ生きていたら、さすがは北海道というような雄大な眺めだったでしょうね。ポチありがとうございます。
2009/11/3(火) 午後 9:02
チョウザメさんに限らず、こういう実物の生き物を見ていると、彼らを食べるなんてこと、したくなくなります。
私は子供の時代、川魚と遊んだりしていましたので、子供のときから川魚は食べられなかったです。大人になっても、生きたままの蟹を送ってくれた人がいましたが、どうにも食べる気がしませんでした。
当然ながら、肉もダメです。
スジャータさんの可愛い写真入のブログを読むと、そういう気持ちが更に増幅します。
チョウザメさんたち、そこで元気に暮らしてね、と言っておいてください。
2009/11/5(木) 午前 11:20 [ afuro_tomato ]
トマトさん、実は水族館や映画の『ニモ』を観て、可哀想だから魚を食べなくなったという子供も出てきているみたいです。
確かにそういう気持ちは分かりますよ。
牛さんや豚さんも凄く可愛いですからね。
だから日本の水族館や動物園では、慰霊碑や供養等が建てられています。
命というのはそれだけ尊いのですから、いただくときは感謝の念をもたなければいけませんね。
トマトさんのお気持ち、チョウザメさんたちにお伝えさせていただきますね。
2009/11/5(木) 午後 7:34