アトモス部屋

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【ファイルWo5】2010.07.05 ただの外国チームとの親善試合・練習試合のことを『テストマッチ』って呼ぶのは止めてもらえないかな?

  いくら何でも、いい加減、気がついて欲しいんだけどね。


 ベスト16を果たし、ベスト8を目指したパラグアイ戦、残念でしたね。

 120分戦い抜いて0対0のタイスコアでした。

PK戦は運の要素が大きいので、これはしょうがありません。

 岡田監督が言っていたように、せめてもう1試合このチームで戦わせてあげたかったという思いはありましたが、グループリーグを2勝1敗、失点2に押さえ堅守で勝ち抜いたこのチームが日本サッカー史に大きな足跡を示したという事実には変わりありません。

 それにしても、日本が0−1で惜敗したオランダは、その後、ブラジルに2−1で勝利しベスト4に進出しました。

 日本が120分0−0で善戦し、PKで惜しくも敗退したパラグアイは、強豪スペインに0−1で惜敗しています。

 この事実から見ても、今回の日本代表チームは、世界のトップチームと堂々と勝負できるチームでした。本当に、スペイン戦やらせてあげたかったな・・・。

 それはともかくとして、一つ気になることがあります。

 アナウンサーが「『テストマッチ4連敗』を乗り越えて!」などという知ったかぶりの台詞を興奮して連呼していて、聞いている方が恥ずかしくなりました。

 日本代表チームが4連敗したのはワールドカップ前の海外チームとの親善試合・調整練習試合です。

 国際Aマッチとは言いながら、怪我しちゃまずい調整試合のどこが『テストマッチ』ですか?

 それから、ドイツワールドカップ直前に開催国のドイツ相手に2―2で引き分けの善戦をしたのも、単なる親善試合・調整練習試合です。

 もちろん、そういった試合が、チームのコンディションを観るのに大切な目安になるのは確かですが、はっきりいって、こんなものは『テストマッチ』と言える代物ではありません。

 これにいちいち一喜一憂して、ジーコジャパンは凄いとか、岡田監督は退陣すべきだとかいった醜態はいくらマスコミの商売とはいえ、少し恥を知った方が良いのではと思います。

 どうやら、メディアは国際親善試合・調整練習試合のことを『テストマッチ』と呼ぶと信じ込んでいるらしいのです。

 これはかなり以前から続いている愚かな珍事です。

 明らかに和製英語以前の間違いなんですけど、同じメディアが同じ英国発祥のスポーツであるラグビーの『テストマッチ』の意味はちゃんと理解しているようなので、頭が痛くなります。

 というより、メディアのラグビー担当者は、ひょっとして、労働者階級のスポーツであるサッカーを内心見下していて、この誤用を腹の中でせせら笑っているのではないでしょうか?

『テストマッチ=test match』と単なる『エキジビションゲーム=exhibition game (also known as an exhibition match, exhibition, demonstration, demo, exhibit or friendly) 』とは全く別物です。

 一応日本サッカーの定義ではキリンチャレンジカップのような国際Aマッチは『テストマッチ』のカテゴリーに入るらしいのですが、メディアは、ただの練習試合も外国チームとやれば例え相手が2軍でも『テストマッチ、テストマッチ』と『なんとかの一つ覚え』のように『テストマッチ』の大安売りです。

 挙げ句の果てには、地元の大学生チームとの練習試合も『テストマッチ』!

 そもそも、時差ボケでアウェイの対戦相手と戦うキリンチャレンジカップの勝ち負けを本気の真剣勝負と思う人はどれぐらいいるでしょう?

 あれも賞金は懸かっていますが、スポンサーの社員以外は『単なるエキジビションゲーム』と思った方が無難です。


 エキジビションゲーム(あるいは最近マスコミがよく使うフレンドリーマッチ)はどんなに真剣にやっても、所詮はエキジビションゲームに過ぎません。


『テストマッチ』でまず思い浮かべるは、同じイングランド発祥のラグビーで使われる用語で、『お互いに実力を認め合った国と国とのフル代表同士威信をかけた戦争に匹敵する国際試合の真剣勝負』のことを言います。

 ラグビーでは、『テストマッチ』こそが、最高の試合と位置づけられ、『テストマッチ』に出場できた選手は国の誇りで、テストマッチに出場した数を『キャップ数』というのです。


 だから、世界の訳の分からない有象無象(うぞうむぞう)の国が集まってワールドカップを行うという発想は、イングランド貴族のスポーツ、特にラグビーの世界では長い間、眼中にはなく、サッカーのFIFAワールドカップ2010が第19回大会なのに対し、ニュージーランドで開催される2011年ラグビーワールドカップはまだ、ようやく第7回にすぎません。(2019年第9回は日本開催)

 そもそも、イギリス、もしくはヨーロッパ貴族発祥のスポーツは、食うに困らない貴族が、名誉をかけて戦う疑似戦争、決闘なので、本来は雨が降ろうが槍が降ろうがやるのです。ラグビー、サッカー、テニス、ゴルフ等等。

 それで、どちらかというとその伝統が色濃い、ラグビーは食うに困らない貴族の名誉のアマチュアイズムが重んじられ、プロ化が遅れたのです。

 脳震盪を起こして薬缶の水をかけられて戦線復帰するのが日常茶飯事のスポーツで収支にあう試合数をこなすのはきついということもあったのでしょうが、貴族でもないプロはラグビーに専念できる反面、怪我で職を瞬時に失ってしまうリスクがあるのです。

 サッカーなら新聞紙を丸めてガムテープで止めてボールにしてもできますが、ラグビーは楕円球がないと始まりませんし、ポロに至っては、馬を持っていないことにはできません。(試合では、最低2頭以上。ポロの日本人の登録競技人口は現在なんと3人!)

 現在FIFA(国際サッカー連盟)加盟国が206カ国もあるのは、サッカーがボールさえあれば出来る庶民のスポーツだからなのですね。

 少年時代のペレがボロ切れのボールやテニスボールでサッカーの練習したなんて逸話は、ラグビーやポロなんかではあり得ません。

 お互い認め合った貴族同士という側面も、オックスフォード対ケンブリッジというような対抗戦にも現れています。

 それを日本で真似たのが早慶戦やアメリカ発祥のスポーツなのにその流れをくんだ東京6大学野球なのです。

 いくら弱くても東大は東京6大学から外してはならないのです。

 因みに、1930年に南米ウルグアイで開催された第一回サッカーワールドカップではイングランドは、はなから参加していません。

 理由は当時ヨーロッパから南米に渡るには2週間余りの船旅を要したこともあるようですが、それ以前に、『どうして南米くんだりまで行って、有象無象のチームと試合をしなければならないのか』ということだったようです。

 結局ヨーロッパではフランス、ベルギー、ユーゴスラビア、ルーマニアの4カ国が参加したにとどまり、結果は開催国で旅の疲れがなかったウルグアイが優勝しました。とほほ。


 同じくイングランド貴族のスポーツ、クリケットでも、『テストマッチ』は最も伝統・格式があり最高レベルの試合を意味します。

 因みに、サッカーで一試合に3得点を決めることを意味する『ハットトリック』も元来は『クリケット用語』で、『1つの回の中で、3球で3人の打者をアウトにすること。これを達成したボウラー(投手)には、帽子(ハット)が贈られその名誉が讃えられたこと』に由来するそうです。


 対デンマーク戦後の岡田監督がいみじくもこう発言しています

※  ※  ※

「結果として予選リーグを突破したというのはあるが、この3試合を通して、やはり世界の中でトップレベルと本当の試合をなかなかできない。

 W杯以外は親善試合しかできない。

 手探りの状況が「これぐらいでこれぐらいできる」「ここで無理するとやられる」ということを選手たちが肌で感じてつかみだしたのは非常に大きい。

 ボールをつないでいくのは得意、しかしカウンターを受ける、そのさじ加減の判断が、選手たちに出来るようになった。そこが一番大きい」

※  ※  ※

 とても的確な現状分析だと思います。

 さらに帰国後の記者会見でも、
『日本代表チームがさらに強くなるには』
 という質問に、岡田監督は

『強豪と真剣勝負をする環境をつくること』

と答えていました。


 だから、ワールドカップは日本が経験できる殆ど唯一の貴重な『テストマッチ』=『真剣勝負』の機会なのです。

 ついこの前までの酷い岡田監督叩きも忘れて、日本代表チームの実力がワールドクラスに近づいたと言って喜ぶまえに、メディアは自分のレベルの低さを自覚して欲しいものです。

 代表チームの実力をあげるより、『テストマッチ』という愚かな言葉の誤用を正すことの方が遙かに容易なのですから。

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ああ、初めて知りました。「テストマッチ」の意味を。と、いうことになると、世界選手権の試合に出場する前に行われた、ゲームは「テストマッチ」と呼ぶようなものではなかったのですね。
「親善試合」「練習試合」の範疇に入る試合だったわけですね。
でも、私はその負けた試合を見ていて「これは本番前の練習なんだな」と感じましたよ。「だから、負けてもよい」とは思わなかったけれど、いろいろ、試合のやり方を工夫しているんだな、ぐらいには思っていました。
マスコミにも、そういう風に感じる人はいなかったのかなぁ?
マスコミは、やたらに岡田監督を責めてばかりいましたね。まあ岡田さんのオーラも決して明るくなかったから仕様がありませんが、サッカーの専門の記者が、そのくらいの知識と慧眼を持っていないというのは、どうしようもないお話ですね。

2010/7/5(月) 午後 10:20 [ afuro_tomato ]

トマトさん、そうなんですよ。
国の威信をかけた真剣勝負のことを『テストマッチ』と呼び、最高の試合に位置づけされていたから、ラグビーはワールドカップの開催が遅れたんですね。
アナウンサーの中にも『フレンドリーマッチ』とか『親善試合』とかちゃんと使い分けている人がいるのに、どうして注意しないんでしょうね。ことなかれ主義なのかもしれませんね。

本番のフォーメーションやセットプレーを親善試合でバラす国なんてありません。

あくまでワールドカップにむけた調整試合だっていうことは常識なのに。

それにしても、岡田監督は、加茂監督が解任された直後とか、オシム監督が病に倒れた直後とか、どちらも急に引き受けた代表監督で、どうしてこれだけ叩かれないといけないのか、さっぱり分かりません。
本当のサッカーファンって、ラグビーファンと、絶対数では変わらないんじゃないかと思ってしまいます。

2010/7/6(火) 午後 10:11 眼とろん星人

アタシも意味を初めて知りました!やたらめったらと、カタカナ言葉をよく知りもせずに使うからこういうことになるんでしょうね・・・
日本人の悪い癖ですねぇ・・・調整試合って言えば良いことなのに・・監督だけを叩いても仕方ないのに・・・ってアタシも思ってました・・・凸

2010/8/2(月) 午前 1:54 むにゅ

むにゅさん、そうですよね。これだけマスコミが英語が大事だって言っている割には、なまはんかな知識でカタカナ言葉を軽薄に使うというのはただの自己顕示欲ですね。
岡田監督はオシム監督が病気でビンチヒッターなのに良くやっていると思っていたのに、凄く叩かれていましたよね。
その点、岡田監督を信じて治安の悪い南アフリカまで応援に行ったサポーターは本当に偉かったと思います。
ファンの鏡ですよね。ポチありがとうございます。

2010/8/2(月) 午後 8:49 眼とろん星人


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