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「ぎょぎょっ!」ていつも笑顔を振りまき、日本に元気を与えてくれていたさかな君でしたが、今回は本当に日本の生物学に元気を与える快挙を成し遂げました。 横浜・八景島シーパラダイスで拝見した東京海洋大客員准教授のさかなクンの雄姿です。 思いの外がっしりした体格のハンサムさんです。 さかなクンのかぶっている帽子はハコフグさん(再掲) さかなクンは今年3月、京都大総合博物館の中坊徹次教授から、もう絶滅したと言われているクニマスの絵を描くよう頼まれました。 しかし、ホルマリン漬けの標本がモデルでは思うように描けず、絵の参考にするため、クニマスによく似たヒメマスの実物を全国各地の湖から、沢山取り寄せました。 さかなクンは全国に漁師さんのお友達がいるからねえ。京都大総合博物館の中坊徹次教授とも、しょっちゅう連絡を取り合うお友達なんだねえ。 このうち、山梨県の西湖から送られてきた魚の中の一匹を見て「体が黒っぽいな。もしかしたらクニマスじゃないかな?」と、ピンと来たさかなクンは、中坊教授に尋ねました。 そして、同教授らのグループが調査したところ、さかなクンの言うとおり、それがクニマスだと判明したのでした。 さかなクンの描くイラストは、細かい特徴をしっかりとらえて、専門家から見ても学術的な価値があるそうです。その観察眼が生かされたのですね。 さかなクンのイラスト集 さかなクンにヒメマスを送った当の漁師さん達は、中にクニマスが混じっているなんて、全く気がつかなかったんだって。さかなクンの鑑識眼は本職の漁師さんより凄いのです。 思いがけない「再発見」に、お手柄のさかなクンは「クニマスを二度と滅ぼすことがないように、『自然』『生き物の尊さ』をしっかり考えていきたいです」とコメントしているそうです。 今年の天皇陛下誕生日会見中でも、陛下は、めざましい科学の分野での業績についてふれられました、 日本人2人のノーベル化学賞受賞や、小惑星探査機「はやぶさ」の帰還というビッグニュースと並べて、魚類分類学者であられる陛下らしく、絶滅種とされていた淡水魚クニマスが山梨県の西湖で発見されたことを「奇跡の魚うお」と喜び、中坊徹次・京大教授や、東京海洋大客員准教授でタレントの「さかなクン」の名前を挙げてその貢献をたたえられるお言葉を賜ったのです。 日本の種の多様性が一種復元したということは、本当に朗報ですね。 中坊教授、さかなクン准教授のなしとげた快挙の学術的な価値は、陛下のお言葉で分かります。 ※ ※ ※ 天皇陛下誕生日会見 2010年12月23日 読売新聞より、抜粋。 この生物多様性年も終わりに近い頃、日本の淡水魚が1種増えました。それは、最近新聞などでも報じられたクニマスのことです。 クニマスは田沢湖にだけ生息していましたが、昭和の10年代、田沢湖の水を発電に利用するとき、水量を多くするため、酸性の強い川の水を田沢湖に流入させたため、絶滅してしまいました。 ところが、このクニマスの卵がそれ以前に山梨県の西湖に移植されており、そこで繁殖して、今日まで生き延びていたことが今年に入り確認されたのです。本当に奇跡の魚(うお)と言ってもよいように思います。 クニマスについては、私には12歳の時の思い出があります。この年に、私は、大島正満博士の著書「少年科学物語」の中に、田沢湖のクニマスは酸性の水の流入により、やがて絶滅するであろうということが書かれてあるのを読みました。 そして、そのことは私の心に深く残るものでした。 それから65年、クニマス生存の朗報に接したわけです。このクニマス発見に大きく貢献され、近くクニマスについての論文を発表される京都大学中坊教授の業績に深く敬意を表するとともに、この度のクニマス発見に東京海洋大学客員准教授さかなクン始め多くの人々が関わり、協力したことをうれしく思います。 クニマスの今後については、これまで西湖漁業協同組合が西湖を管理して、クニマスが今日まで守られてきたことを考えると、現在の状況のままクニマスを見守り続けていくことが望ましいように思われます。 その一方、クニマスが今後絶滅することがないよう危険分散を図ることはぜひ必要です。 ※ ※ ※ おっしゃるとおりですよね。西湖漁業協同組合の方々や西湖周辺にお住まいの方々の努力も忘れてはなりません。 私としては、クニマスがまだ生きているんなら、期待したい生き物があります。 ニホンカワウソさん(剥製=再掲)です。 カワウソさんの記事はこちら。 最後の捕獲例は1974年7月25日に学術目的で高知女子大学の研究チームが高知県須崎市にある新荘川でメスの成獣を生け捕りにしたもので、その後は捕獲されていないのです。 ですから、一般的にはニホンカワウソさんの生存は絶望的だって見方がつよいのですが、見つからなくても良いから、どこかでひっそり生きていてくれれば嬉しいな! |
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私も新聞で絶滅したはずのクニマスが西湖で生きていた、というニュースを知ったとき、思わず「良かった!」と思いました。別にクニマスに付いて詳しく知っているわけではありませんが、彼のさかな君がこれを発見したという成り行きに、ことに感動しました。実はさかな君の背後には中坊教授というその道の専門家がいらしたのですね。
何にしても、絶滅したと思われていた魚が、別のところで生存していた事実には、私はとても嬉しく感じます
2010/12/30(木) 午後 7:56 [ afuro_tomato ]
トマトさん、私もこのニュースはとても嬉しかったのですが、さかなクンのお手柄に更にビックリしましたよ。
田沢のヒメマスの話は知っていましたが、クニマスまでは知りませんでした。
さかなクンは、実物についての知識はとても豊富で、中坊教授とは高度な学術的な情報交換をなさっていたようです。
今回の件でも、きっと中坊教授は「さかなクンがそこまで言うなら、そうだろう」と真剣に調査されたようです。
最後に陛下のお言葉まで賜って、でも、それぞれの命に神が宿るという神道の代表である天皇陛下の喜びが、今回の快挙に花を添えて良かったと思います。
2010/12/30(木) 午後 8:26
私はテレビで見ました。さかなクンがそこまで専門的な知識や絵の才能があるとは知りませんでした。絶滅したとしたら人間の責任ですから生存が確認できてよかったです。ニホンカワウソさんも生き延びていてほしいですね。
2010/12/30(木) 午後 8:34 [ 美雨 ]
美雨さん、さかなクンの学識は専門家も舌を巻くほど深くて、びっくりしますよ。
もともとはお魚のイラストレーターとして活躍されているようです。
田沢湖のクニマスが西湖に避難していて、生き延びていてくれて、本当に良かったと思います。人間が原因で種が絶滅したとしたら、責任は重いですからね。
ニホンカワウソさんは、ほ乳類ですから、クニマスよりも生存の可能性は厳しいかと思いますが、なんとか生きて暮らしていて欲しいものです。
2010/12/31(金) 午前 10:53
さかな君は最初はあのキャラなのでずいぶんいじられていたけど、
最近ではちょっとづつさかなの知識や情熱がいろんな人に伝わってきてるようで
尊敬されるようになってきてるなって思っていたところだったんですよ。
本当に今回の発見は素晴らしいです。
かわうそ・・・私は夜のウォーキングでヌートリアを見たときに
もしかするとかわうそ?なんて思って一人で大騒ぎをしたことがありましたが、
本当にいるといいですね。ポチ☆
2010/12/31(金) 午後 0:22 [ みゆりん ]
みゆりんさん、あのキャラクターは、つくりものじゃなくて、本当に根っからお魚が好きだから生まれたんですよね。
さかなクンのあの情熱とか、該博な知識は同じところから出ているのだと思います。
それに、今回の発見にしても世紀の大発見なのに、全く普段通りで謙虚なところが偉いのですね。
素晴らしいことだと思います。
ヌートリアがいたのですか?最近はペットが逃げ出して帰化していますよね。
もともといるはずのない外来生物でさえ生きていられる環境が戻ったのだから、ニホンカワウソさんも生き残っていて欲しいな!ポチありがとうございます。
2010/12/31(金) 午後 3:04
始めのころは魚が好きなだけの芸能人??みたいな感じだったのですが、やはり彼は本物だったのですね。生物をやられてる方は、画を描いて特徴をつかみ、それから図鑑などで比べて見て観察して覚えるそうですから、さかなクンもそれに忠実に従ってたのですね・・・そのことにびっくりしました。基本が大事なのですね。ニホンカワウソ・・・74年から比べると自然はかなり回復しているようにも思えるんだけど・・・もし、生きてたらそっと見守ってあげたいよねぇ〜凸
2011/1/14(金) 午後 2:50
むにゅさん、さかなくんはキャラクターが印象的で、タレントさんみたいにみえますけれど、テレビチャンピオンのさかな博士で優勝した実力派ですね。
子供の頃から魚が好きで、一生懸命絵を描いていたそうですね。
お母さんもそんなさかなくんをかさなやさんに連れて行ったそうですよ。
最近、都会でも川の水がきれいになって、森もきれいになっているから、ニホンカワウソさん、生きて欲しいですよね。一度失った種はもどってきませんからね。
ポチありがとうございます。
2011/1/15(土) 午前 0:31