【ファイルS36】2013.04.06 浅草の甘味処『梅園』で『くず餅』と『元祖あわぜんざい』を食べたよ
浅草は浅草寺のお参りに欠かせない和菓子だねえ。
今回も前回に引き続き浅草で、人気の甘味処『梅園(うめぞの)』をご紹介します。
仲見世の脇の道に、梅園さんの浅草本店はあります。
創業 安政元(1854)年。浅草寺の別院、庭に梅の木が沢山植わっていた『梅園院(ばいおんいん)』の一隅を借り受けて茶店を開いたのが始まりで、屋号の『梅園(うめぞの)』もこの『梅園院(ばいおんいん)』に由来します。
初代が考案して売り出した『元祖あわぜんざい』はたちまち大人気に。すっかり東京名物になって以来150有余年、浅草を代表する甘味処専門店となりました。
安政元(1854)年といえば、日米和親条約調印の年で、吉田松陰や佐久間象山が幕吏に捕縛されたり、井伊直弼が京都守護職に就任したり、幕末維新の激動期だったのですね。
何を食べようか食品サンプルを見ながら迷います。河童橋が近いせいか、食品サンプルはどれも美味しそう。
今日は何だか『くず餅』の気分だねえ。
でも、ここの定番『元祖あわぜんざい』も捨てがたいねえ。
持ち帰りのおみやげを買うこともできますが、店内で食べるときは、先に食券を買います。
結局食券を買う、まさにその時になって、最後のうっちゃりで両方とも頼むことにしました。
2つ頼むと結構な量だと思うのですが、私は優柔不断なので、どちらか迷ったときは両方の顔を立てるというケースが多いのです。
これだと、お腹が重くなって、お財布が軽くなるからあんまりお勧めできないねえ。
先に来たのが『くず餅』588円也。
くず餅の本体は、わらび餅より、ぴちぴちしていて、お刺身みたいだねえ。
その上にきな粉たっぷり。
お餅の下にはとろーり黒蜜が敷いてあって、食べるとき、きな粉とお餅に和えます。
私はきな粉が大好きで、だから安倍川餅も大好きです。
つるるんくず餅の爽やか歯ごたえと香ばしいきな粉の仲を濃厚な甘さの黒蜜がうまく取り持ってくれて、お口の中で円満解決するところがなんとも言えません。
そして、出てきたのがおなじみの梅園名物『元祖あわぜんざい』756円也。
この黄色とあずき色の色合いがなんとも言えません。
漉し餡の色って、美しいねえ。
この配色を見ると、なんとなく歌舞伎の定式幕(じょうしきまく)を思い浮かべてしまいます。
江戸森田座・守田座の定式幕【黒-柿色-萌葱((もえぎ)】。
あったかくて良い香り。
こしあんはとっても甘いのですが、後味がさっぱりとしていてきめ細かいのです。
実は、梅園の『元祖あわぜんざい』の餅は、『あわ』ではなく『餅きび』を使っているそうです。
餅きびを半搗きし煉りあげ、蒸した餅と、じっくり炊いた漉し餡を椀で合わせただけの素材の善し悪しがはっきりと分かるシンプルでなおかつ『贅沢』な和菓子です。
おはぎの『きび版』というよりも、噛んだら伸びる感じがお餅に近いねえ。
鮮やかな黄色は『きび』の色なのですね。
濡れ手に泡だと、すぐに元の木阿弥になるけれど、濡れ手にこの“きび”だったら粘ってチャンスをしっかり掴めそうな気がします。
創業当時は、吉原の茶屋遊びをした粋人が、朝帰りの途上に立ち寄って食していたそうです。江戸情緒満点だねえ。
『元祖あわぜんざい』には山椒の佃煮が付いてきます。
私は山椒の辛さも大好きです。だから京都名物の『ちりめん山椒』があれば、それだけでご飯が沢山食べられます。
“山椒は小粒でもぴりりと辛い”といいますが、七味や洋辛子のようにヒリヒリ焼け付くような辛さじゃなくて、ジーンと痺れる辛さなんですよね。
そのジーンとする辛さが、お肌を引き締める桃谷順天館(ももたにじゅんてんかん)の“明色 (めいしょく)アストリンゼン”のように、甘さで緩んだ味覚を引き締めてくれます。
そしてまた、おぜんざいの甘さで舌を緩めるのです。
サウナと冷水浴を交互に行うような感じです。
それで、お茶がとっても美味しく飲めるのですね。
“くず”とか“きび”とか、日本独特の食材ですね。とっても懐かしいお味でした。
それにしても、案の定お腹がいっぱい。
結局この日、夕食は抜きだったねえ。
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明色アストリンゼン!懐かしい〜アタシはいつも豆かんばかり注文してるわ。お持ち帰りの紙袋がピンクのかわいい袋だから、なぜか保存版でいっぱい溜め込んでます。(爆)この二つだと、昼間のかなり早い時間でないとおなか空かなくなるかな?う〜ん、もしかしたらアタシは夕方に食べても夕食は大丈夫かも。和のお菓子は結構、おなかにたまるかな?ケーキ二つよりは重たいかも。凸
2013/4/7(日) 午前 1:30
美味しそうですね!!
2013/4/7(日) 午後 5:06
見るからに美味しそう・・・来春の浅草歌舞伎に行ったら、絶対ここに寄ってきます。
そして、夕飯なんか食べなくていいから、眼とろん星人さんと同じく、くず餅と元祖あわせぜんざいを食べてきます。
2013/4/7(日) 午後 7:47 [ afuro_tomato ]
むにゅさん、『お肌を引き締める』っていう例えを考えていたら、突然天から『明色アストリンゼン』が舞い降りてきました。
ここを指摘戴いてありがとうございます。
どこでこんな名前覚えたのか全く記憶に無いから不思議です。
ロゼッタ洗顔パスタならすぐに思いついたのですが・・・。
ケーキは昔のバターケーキなら重たいのですが、今のふわふわ生クリームなら、和菓子より軽くてしかも高カロリーですよね。
豆かんの保存版も良いですね。
ポチありがとうございます。
2013/4/9(火) 午前 0:40
ミントグリーンさん、実際に美味しかったのですが、見た目もおっしゃるとおり美味しそうですよね。
ミントグリーンさんは、お仕事で全国を飛びまわっておられるので、いろんな美味しいスイーツをご存じなんじゃないかって思います。
浅草は外国人観光客にとってとても魅力的な街のようですが、日本人こそ行って楽しい街だと改めて思いましたよ。
2013/4/9(火) 午前 0:45
トマトさん、歌舞伎見物の後にここで一服というのは、粋な通の江戸人ですよね。
くず餅と粟ぜんざい、食べている時は美味しさに夢中だったのですが、後になって結構もたれて、これは夕食はいらないって思いました。
お菓子を食事代わりにするのは栄養的には問題があるのでしょうが、一回くらいなら問題ありませんよね。
2013/4/9(火) 午前 0:49