【ファイルMU12】2014.03.06 羽生結弦選手がソチのシングル・フリースケーティング(FS)で使用した映画音楽『ロメオとジュリエット』
この映画のジュリエット役の主演女優オリビアハッセーさんは、布施明さんの元奥さんだねえ。
遅ればせながら、羽生結弦(はにゅう ゆづる:Yuzuru Hanyu)選手の2014年ソチオリンピック男子シングル金メダルおめでとうございます。
東日本大震災で罹災し、自らも避難所暮らしを余儀なくされ、罹災者の皆さんが大変なご苦労をなさっているこの状況で、自分がスケートをしていても良いのだろうかと悩み、あの若さで厳しい練習・トレーニングや精神的な重圧に耐えながらも、罹災地の皆さんをはじめ多くの人々の応援と期待を背にあの素晴らしい演技。
本当に感動しました。彼はゴールドメダリストになった2014年2月14日時点で、弱冠19歳65日だったのです。
今回のソチは、日本の選手みんな頑張りましたね。今の若い人はインタビューの受け答えもしっかりしていて本当に立派だと思いました、
日本人の良い国柄を世界に発信してくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。
それにしても、何故か羽生結弦選手が百点越えしたショートプログラム(SP)の音楽、ゲイリー・ムーア『パリの散歩道』ばかりがクローズ・アップされていますが、私はフリースケーティング(FS)で使用された映画音楽の『ロメオとジュリエット』の方が印象に残っています。
シェイクスピアの戯曲『ロメオとジュリエット』は、どうも作曲家の創作意欲を刺激するらしくて、チャイコフスキー、プロコフィエフ、ベルリオーズといった大作曲家も『ロミオとジュリエット』を題材にした名曲を残しています。
でも、ポピュラー・ミュージックの中で一番に挙げられる名曲といったら、イタリアの巨匠、ニーノ・ロータ作曲の映画音楽『ロミオとジュリエット』でしょう。
まず、その映画『ロミオとジュリエット(1968年)』の有名なバルコニーのシーンと、テーマ曲を編集した動画があったので、ご紹介します。
ロミオとジュリエット(1968年) テーマ曲 Romeo and Juliet
この動画では、演奏はニーノ・ロータ(オリジナル)のものではなく、アンドレ・リュウのものが、あえて使用されているのだそうです。
この『ロミオとジュリエット』(原題:Romeo and Juliet)は、1968年に製作・公開されたイギリスとイタリアの合作映画です。
監督 フランコ・ゼフィレッリ
脚本 フランコ・ゼフィレッリ、フランコ・ブルサーティ、マソリーノ・ダミコ
原作 ウィリアム・シェイクスピア
出演者 レナード・ホワイティング(ロミオ)、オリヴィア・ハッセー(ジュリエット)
音楽 ニーノ・ロータ
配給 パラマウント映画
公開 イギリス:1968年3月4日(ロンドン、プレミア上映)、アメリカ: 1968年10月8日、イタリア:1968年10月19日、日本:1968年11月23日
Romeo and Juliet (1968)
Director: Franco Zeffirelli
Writers: William Shakespeare (play), Franco Brusati (screenplay),
Stars: Leonard Whiting, Olivia Hussey, John McEnery
監督はイタリアオペラの殿堂ミラノ・スカラ座で、演出を手掛けていたフランコ・ゼフィレッリ氏。
特筆すべきなのは、ジュリエット役を演じた本作の撮影時15歳だったオリヴィア・ハッセーの闊達(かったつ)で愛らしく初々しい演技。
この動画でもその一端はお分かりになられると思います。
これは原作のジュリエットの実年齢【原作では、ジュリエットがあと 2 週間ほどでやってくる収穫祭の夜(Eve)に14 才になるという設定】に近い彼女をゼフィレッリ監督が抜擢したということなのだそうです。この選択は大正解だったと思います。
この映画は英国の戯曲というより、イタリア的な色彩が濃いロミオとジュリエットです。テンポが速くてスペクタクルで、三島由紀夫氏もエッセーで絶賛していました。
当時は日本でも大ヒットしたそうです。
作曲はニーノ・ロータ氏です。この人は数々の映画音楽の名曲を残した作曲家で、『ロミオとジュリエット』の他に、『ゴッドファーザー<愛のテーマ>』、『太陽がいっぱい』、『道』等々、皆さんきっと一度は耳にされたであろう映画音楽の名曲を多く生み出しました。
さすがに、羽生選手のソチでの『ロミオとジュリエット』の動画は見つからなかったので、別の大会の演技の動画を貼っておきますね。
羽生結弦2013 GPF FS 翻訳(B.Eurosports)
“British Euro Sports(ブリティッシュ・ユーロスポーツ)”が放映した2013年12月6日(金)に福岡マリンメッセで行われた『フィギュアスケート:GPファイナル・男子フリースケーティング(FS)』における羽生結弦選手の演技の解説翻訳字幕付動画です。
解説は、クリス・ハワース(Christopher Howarth)さんとニッキー・スレイター(Nicky Slater)さん。
お二人とも往年の名スケーターです。イギリスで放映するために、わざわざ福岡までやってきて解説したのですね。
※)↑この動画は解説の日本語訳字幕を表示することができます。
まず、動画の中央再生 ▶ ボタンを押して再生が始まったら現れる赤矢印部の『CC』マークをクリックしてください。
字幕の設定が表示されます。ここで『日本語』の『オン』にして、
動画画面の適当な場所をクリックすれば、字幕が表示されます。
それにしても、二人とも選手の立場から観たとても技術的な解説で、羽生選手を手放しといっていいほど大絶賛していますね。
スケート界に彗星のごとく現れた若くて素晴らしい才能を祝福し、『今この瞬間を楽しんで。これが、これからユズルを待っている、沢山の優勝の幕開けなんだから』という言葉は、さっそくソチ五輪で現実のものとなります。
また、この解説での、冒頭のクワドサルコウ(4回転サルコウ)で転倒しても、羽生選手は十分高得点が取れるのだという評価はソチで証明されました。
でも、前半でミスをしたら大きな動揺があって当たり前なのに、そのあとで盛り返す羽生選手の心身におけるタフさは驚異的です。解説のお二人もこのことに驚嘆しています。
一流の選手が見れば、羽生選手がどれだけ凄いことをしているのか分かるのでしょうが、私のような素人でも、びっくりするような演技です。
羽生選手は、ソチ五輪も含めた2013-2014のシーズンのFSで、この【映画『ロミオとジュリエット』より/作曲:ニーノ・ロータ/振付:デヴィッド・ウィルソン】を演じています。
なお、浅田真央選手においても、かつてFS演技曲の候補として『ロミオとジュリエット』が挙がったことがあったそうですが、結局は取り上げられなかったようです。
浅田真央さんファンの中にも、浅田真央さんが演じる『ロミオとジュリエット』が見てみたいという方が結構いらっしゃるんじゃないのかな?
ということで、この名画『ロメオとジュリエット』のジュリエット役のオリヴィア・ハッセーさんは、後にカネボウ化粧品のCMに出演した際、そのCM曲『君は薔薇より美しい』を歌った歌手の布施明さんと1980年に結婚。
"薔薇より美しい"彼女は、布施明さんと結婚した年の日本映画『復活の日 (1980)』で、その時代の日本を代表する二枚目俳優だった草刈正雄さん演じる主人公の恋人役で出演していましたが、『復活の日』のDVDのオーディオコメンタリーによると、撮影現場に布施明さんの写真を持ち込んでルンルンだったそうです。ハッセーさんは、とっても気さくで良い人なんだって。
お二人は一男児をもうけましたが、その後1989年に離婚しています。
羽生選手は、この映画は観たのでょうが、オリヴィア・ハッセーさんが布施明さんの奥さんだったということは知っているのかな?
羽生選手が生まれたのが、1994年12月7日で、二人が別れたのがそれより5年前だから、きっと知らないのでしょうね。
ということで、今回は羽生選手が金メダル獲ったソチ五輪のFPで使用した音楽『ロミオとジュリエット』についてでした。
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「ロミオとジュリエット」のメロデイは何度も聞いた事があります。でも、ずいぶんと昔のことだったような気がします。
羽生選手のこのメロデイによる演技の素晴らしさは言葉では言い表せませんね。
19才という若さで、このメロデイをスケートの演技で表現すると言うのは、素晴らしい才能の持ち主だと思います。
話は違いますが、ニーノロータの「ゴッドファーザー」「太陽がいっぱい」「道」は、私の青春時代に見た映画の音楽でした。今から思うと、随分昔の音楽だったんだなぁ、と思ってしまいます。
2014/3/7(金) 午後 2:12 [ afuro_tomato ]
トマトさん、「ロミオとジュリエット」のこの曲は今でも飲食店などのBGMで耳にすることがあるので、ずっと残っていくのだと思います。
おっしゃるように、羽生選手はジャンプの切れだけではなく、このような豊かな表現力をこの年齢で身につけているのですから、信じられません。
スケートは、普通に滑るだけでも難しいのに、こんなに連続していろんな技を繰り出すのですからね。
「道」は、フェリーニ監督の映画で、このコンビは作品数も多いので、よほど相性が良かったのでしょう。
ジェルソミーナのテーマはとても心に染み入りますね。
「太陽がいっぱい」のアラン・ドロンや、「ゴッドファーザー」のアル・パチーノ。時代はたっても、作品は残り続けますね。
2014/3/12(水) 午後 9:02
動画の演技終了後に花束を拾う女の子たちが短い着物姿でスケートはいて・・・羽生選手の演技に感動したけど、この少女たちにも感動!しかも、アンドレ・リユウ!まだ日本でCDとか販売されてなかった頃彼のオッフィシャルサイトから直接CDを買って取り寄せたことありました。正直、ホントに日本に届くか半信半疑でしたがちゃんと来ました。まだたまに聴いてます。そいうえば、オリビアさん、サイコ2にも出てなかったでしたっけ??サイコ3だったかな??犯人のお母さん役で狂った息子に殺されてしまうんだけど・・・凸
2014/3/23(日) 午前 0:10
むにゅさん、この子たちの中から、また浅田真央さんみたいなスケーターがでてくるのでしょうね。羽生選手もついこの間までこんな歳だったはずですから。
アンドレ・リユウさんのCDをオフィシャルサイトから苦労して取り寄せられたことがあるのですね。それだけ苦労のし甲斐がある音楽ですね。
私は、ナイル殺人事件が思い浮かぶのですが、ご本人はマザー・テレサの役を演じることができたことがとてもうれしかったようです。
素晴らしい女優さんですね。
ポチありがとうございます。
2014/3/28(金) 午前 2:33