アトモス部屋

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鉄道の部屋

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【ファイルR4】2014.11.07 栄光の蒸気機関車C62型2号機に会いに行ったよ(その1)。

京都の梅小路蒸気機関車館(うめこうじじょうききかんしゃかん)に動態保存されているねえ。

 実は、今回私が京都に出かけたのは、『鳥獣戯画人物画展』を見に行くためではなかったのです。

 『鳥獣戯画人物画展』の記事はこちら。↓
  http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55268686.html

 この人に会いに行くためだったのでした。『鳥獣戯画人物画展』が京都国立博物館で開催されていることを知ったのは、京都行を決めた後です。

日本一人気のある蒸気機関車、C62型2号機さんです。


イメージ 1



C62型2号機さんの現在のお住まいは、京都の梅小路蒸気機関車館(うめこうじじょうききかんしゃかん)です。

ここは、京都の旧梅小路機関区(うめこうじじょうききかんく)の扇形庫(せんけいこ)及び転車台(てんしゃだい=ターンテーブル)を活用した『蒸気機関車展示館』と、旧二条駅舎を移築・復元した「資料展示館」からなる鉄道博物館です。


梅小路蒸気機関車館の扇形庫及び転車台(ターンテーブル)


イメージ 2



 (↑今回の京都で、唯一魚眼レンズを使った写真です。このためだけに持って行ったのです)

 梅小路蒸気機関車館のHPをちょくちょく覗いていたのですが、最近動態保存されているはずのC62型2号機さんの試乗=『スチーム号』の運航がありませんでした。

 丁度いい具合にその機会があったので、京都まで出かけたのでした。

梅小路蒸気機関車館のサイト『蒸気機関車に乗ろう!』のページはこちら。↓

http://www.mtm.or.jp/uslm/ride/

↑ 【※ 注意!(追記)】梅小路蒸気機関車館は京都鉄道博物館にリニューアルオープンしたため、スチーム号のページはこちらに移動しています。↓

http://www.kyotorailwaymuseum.jp/enjoying/experiencing/#sl

梅小路蒸気機関車館には蒸気機関車が保存されていて、その一部は動態保存といって、ちゃんと動く状態で保守点検整備がなされています。


つまり、蒸気機関車の修理、保守点検、整備、運転、設備の保守管理等々、今の時代には一見不要と思えるような、技術・ノウハウの継承が行われているのです。


今回の梅小路蒸気機関車館の見学で、私は今は廃れた蒸気機関車の動態保存が、ただの懐古趣味としてではなく、こういったメカニックの基礎技術・ノウハウの継承のためにとても重要だということを思い知りました。


時計にしても現在における腕時計のムーブメントはクォーツ時計、電波時計、動力源はソーラーだ電池だということになっていますが、セイコー社は、その細密加工技術の基本を継承するために、実用的なメカニカルムーブメント機械式時計であるグランドセイコー・ブランドでもって、いまだに職人の手によって、パーツは一つひとつ丁寧に磨き上げられ、1/1000mm単位の調整を擁するゼンマイ時計を作り続けているのです。

http://www.seiko-watch.co.jp/gs/movement/mechanical.php

この、C62形2号機は、この除煙板【じょえんばん:デフレクター(smoke deflectors)=走行時に車両前方からの空気の流れを上向きに導くことで、煙突から排出される煤煙を上へ流し、運転室からの前方視界を改善するための板】に『つばめ』のマークがついているので、『スワローエンゼル』という、なんとなくこそばゆい愛称で呼ばれることがあります。


イメージ 3



ちなみに松本零士さん作のSF漫画、およびそれを原作としたテレビアニメ番組、アニメ映画である『『銀河鉄道999(ぎんがてつどうスリーナイン、Galaxy Express 999)』はC62 型蒸気機関車の外形を模し、外宇宙の遺跡から発見された技術などを導入して作られた超近代化宇宙列車という設定になっています。

『松本零士画業60周年記念 銀河鉄道999 テレビシリーズ Blu-ray BOX-7』の画像 【Amazonより。(C)松本零士・東映アニメーション】


イメージ 4



原作及び劇場版に登場する999号のC62のナンバーは『C6248』でC62型の48機のナンバープレートが付いています。

ところが、テレビ版のそれは『C6250』となっているようです。

C62蒸気機関車は49号機までの49機が製造されており、『C6250』は実在しません。それで、TV放映時に、未来のC62という意味を込めて、最終機『C62-49』の次のナンバー『C6250』のナンバリングが採用されたということです。


それで、梅小路蒸気機関車館における『C62形2号機』に関するHPの紹介記事を引用しましょう。

 ※    ※    ※

C62形2号機ってどんな機関車?

C62形蒸気機関車は、1948〜1949(昭和23〜24)年にかけて49両が製造された、超大型の旅客用機関車です。

日本最大・最速の蒸気機関車として、東海道本線や山陽本線などで活躍し、特急「つばめ」をけん引したことでも有名です。C62形2号機は、1948(昭和23)年6月19日に山陽本線の糸崎機関区(広島県)に配置され、1950(昭和25)年に特急をけん引するため宮原機関区(大阪府)に転属となりました。


除煙板(デフレクタ)の「つばめ」のシンボルマークは、この時に取り付けられたものです。また、1953(昭和28)年にはけん引の定数を増やすため、重油タンクが取り付けられ(現在は撤去されています)、重油併燃改造が施されました。


その後、東海道本線の全線電化にともなって、1957(昭和32)年に小樽築港機関区(北海道)に転属となり、函館本線の急行列車けん引などで1971(昭和46)年まで活躍しました。そして、1972(昭和47)年の当館開館に合わせて、動態保存機としての保存展示が開始され、現在に至っています。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

つまり、昔東海道本線のエース特急『つばめ』を牽引していたのがC62型蒸気機関車なのです。


『つばめ』のヘッドマークを付けて東海道本線を疾走するC62型2号機。


イメージ 5



 なお、この写真は
 yakahashisan.setagawaC62%202さんから画像をお借りし、トリミング及びコントラスト補正を行ったものです。

 スハ44系客車をけん引しています。

『つばめ』のヘッドマーク。


イメージ 6



 このマークは、国鉄車両設計事務所がデザインしたものです。

もともと、『つばめ号』の名称が使われだしたのは、戦前の昭和5(1930)年10月から東京駅 - 神戸駅間で運転を開始した漢字表記の『燕(つばめ)号』が最初です。

昭和4(1929)年から運転を開始していた特急『富士』が東京駅 - 大阪駅間に9時間かかっていたのに比べて、『燕号』は、それより長距離の東京駅 - 神戸駅間を8時間20分と東京駅 - 大阪駅間では2時間30分近くも所要時間を短縮したため、『超特急』と称されていました。

『燕』という列車名は、先行して運転されていた『富士』『櫻』と同様昭和4(1929)年に行われた特急列車の愛称一般公募結果をもとに命名されたものです。

敗戦後、昭和24(1949)年9月から東京駅 - 大阪駅間で特急『へいわ』の運転が始まり、それが愛称公募により翌昭和25(1950)年1月に『つばめ』に改称しました。


『つばめ』の愛称は,戦時中の昭和18(1943)年10月に廃止されて以来,6年ぶりの再登場です。

昭和25(1950)年4月10日、リクライニングシートを装備した特別2等車が登場、同年5月11日には、『つばめ』の姉妹列車として特急『はと』が誕生します。

同年6月1日からは,女性乗務員が乗務するようになり、それぞれ『つばめガール』、『はとガール』と呼ばれました。

当初『つばめ』と『はと』は東京駅 - 大阪駅間において戦前の約8時間より遅く、9時間を要していたのですが、同年10月のダイヤ改正では8時間に短縮しました。

昭和31(1956)年11月に東海道本線が全線電化されると7時間30分にまで短縮します。


『つばめ』と『はと』は、ともに一等展望車が連結(マイテ39形、マイテ49形、マイテ58形)され、当時の日本を代表する列車となりました。

特急『はと』の一等展望車から手を振る『はとガール』のお嬢さんの写真。(47NEWS⁻共同通信より)


イメージ 7



 写真に写っている『はと』のヘッドマークは、特急『つばめ』のヘッドマーク同様、国鉄車両設計事務所がデザインしたものです。

つばめガール嬢(テレビドラマ『鉄道100年 大いなる旅路』の動画より)

https://www.youtube.com/watch?v=AouYHJkKQ3A

イメージ 8



テレビドラマ『鉄道100年 大いなる旅路』は、昭和47(1972)年に日本鉄道開業百周年を記念して、昭和47(1972)年4月2日から同年10月15日まで、日本テレビ系列で放送されました。

これは、鉄道建設から鉄道百周年の昭和47(1972)年にいたるまで、鉄道に携わる人々の哀歓を描いた作品だということです。


梅小路蒸気機関車館も昭和47(1972)年10月10日に日本国有鉄道(国鉄)により日本の鉄道開業100周年を記念し開設されたので、この年はいろんな鉄道の行事があったのですね。


『10月14日』は、『鉄道の日』とされていて、今でも毎年各鉄道会社ではそれにちなんだ行事が開催されていますが、この日は昭和明治5年9月12日(新暦1872年10月14日)に、新橋駅−横浜駅間で日本初の鉄道(現在の東海道本線の一部)が営業運転を開始したこと

並びに、1921年(大正10年)10月14日に鉄道開業50周年を記念して東京駅の丸の内北口に鉄道博物館(初代)が開館したこと、を記念したもので翌1922年から鉄道記念日として鉄道省により制定されました。

昭和47(1972)年10月14日は、ちょうど鉄道開業100周年だったのです。


『鉄道100年 大いなる旅路』の動画では、こういうナレーションが入ります。

 ※    ※    ※

 彼女たち(つばめガール)の勤務としては、制服のマーク、常務列車の違いの他には『はとガール』と何ら変わるところがなかった。

しかし、その出身地となると、『はとガール』は関東地方、『つばめガール』は関西地方という決定的な違いがあった。それは『はとガール』は東京車掌区が採用したのに対し、『つばめガール』は大阪車掌区が採用したからである。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)
 
 大原麗子さんや中山麻理さん、小林昭二さんが出演なさっています。 

 それで、動画のドラマでは旅行雑誌の企画で、覆面記者が『つばめ』と『はと』に乗り込んで審査員になり、お互いのサービスの良さの競争をすることになっています。

この当時は、『はとガール』の『線路の友情』という話が教科書に載っていたんだって。

『線路の友情』のお話はこうです。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1311832503

※    ※    ※

 1951年頃、大阪12:30発上り客車特急「はと」が東海道線山崎駅付近(大阪府と京都府の府境付近)を走行中、食堂車会計係の女性乗務員がふと車外を見ると白衣の青年が線路脇から列車に向かって手を振っていた。

 次の乗務時も、またその次も青年は同じ場所で手を振っていた。

 やがて乗務員はその場所の通過を心待ちにするようになり、窓から身を乗り出して青年に手を振り返していた。

 青年の他にも同じ白衣の男女が加わるようになり、またその場所が結核療養所「青葉荘」だとわかると、列車の他の乗務員も手を振るようになった。

 病気療養中の患者にとって、毎日通過する特急列車は「早く元気になってあの列車で旅に出たい」という夢や希望の象徴であったらしい。

 このことを知った天皇陛下が、1953年秋の行幸の際にお召し列車から青葉荘をご覧になって歌を詠まれた。

 「山崎に病養ふ人みれば におえる花も美しからず」

 この歌は後に療養所に届けられている。

 またこの話は1955年、小学5年の国語教科書に「線路の友情」として取り上げられ、全国的に有名となった。

※    ※    ※(以上引用終わり)

 山崎といえば、明智光秀と『本能寺の変』を聞きつけ、中国の大返しで戻ってきた豊臣秀吉が戦った山崎の戦い(やまざきのたたかい)で、天下分け目の天王山のあるところですね。

 また、利休も愛でたという山崎の名水で仕込んだ『シングルモルトウイスキー山崎』で有名なサントリーの山崎蒸溜所でも有名です。

 関西弁の『つばめガール』と標準語の『はとガール』が、ライバル心をむき出しにして対抗しています。ドラマとはいえ、かなり無理な設定です。

 『つばめガール』の一団が『はとガールの一団』に京都弁か船場言葉(せんばことば)まがいのおかしな関西弁で慇懃無礼な果たし状のような心が底冷えするご挨拶。

 「ハトの皆さん、お帰りやす。今日はまた妙な具合でお付き合いすることになりましたけど、お手柔らかにおたの申します(お頼みいたします)。お休みやす(お休みなさい)。ほな(それでは)、うちら(私たち)ちょっとお茶飲んできますわ。ほな・・・・」

 グーグル検索をしたらば、実際に『つばめガール』として乗務されていた方のサイトがヒットしたので、参考までにリンクを貼らせていただきます。
 http://www.rikuryo.or.jp/home/people2001/ono4.html

普通、機関車が客車をけん引し、終着駅で折り返し方向転換する場合、先頭で客車を牽引する機関車を、ターンテーブルで反転させ、客車の編成の前から後ろに連結しなおすだけで済むのですが、この一等展望車を最後尾につけたため、その運用に際しては、上下列車ともわざわざ東京と大阪の双方で、三角線回しと呼ばれた特殊な大回り回送を行って、全編成を方向転換させるという手間をかけました。


『特急「つばめ」小史』という素晴らしいサイトを見つけたので、随所で参考にさせていただいています。本当に良く調べてあるので、感動しました。↓

http://www6.plala.or.jp/orchidplace/Tsubame.html

 これによると、東京地区では,下の図に示すように、東京駅から後進で品川→大崎,大崎から前進で貨物線経由で蛇窪信号所(現在,湘南新宿ラインで使用中)に入線,後進で品川客車区に入線して編成の前後を反転させたということです。

イメージ 9



 大阪地区では、大阪駅から前進で尼崎→塚口、塚口から後進で宮原客車区、宮原客車区から前進で大阪駅に入線して編成の前後を反転させました。

 今の新幹線は、終着駅で先頭車両だった車両の前照灯(ヘッドランプ)を消して、赤い尾灯(びとう=テールランプ)を点けて、最後尾だった車両はその逆をして、世界的に神業だと絶賛されている清掃をして、座席の向きを変えるだけで上下列車が逆になりますよね。

主な牽引機関車はC62形、C59形蒸気機関車、電化区間ではEF58形電気機関車が使用されました。

 大垣駅 - 関ヶ原駅間には、1944年10月に新垂井駅(しんたるいえき)経由で緩勾配の下り迂回線が完成していて、戦後の下り『つばめ』『はと』はこちらを経由することで、補機を連結することなく運行されたということです。

 次回に続きます。次回で『SLスチーム号』に乗り込んだ時の記事をご紹介しますね。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55445555.html

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昭和20年から33年頃まで蒸気機関車に乗った覚えがありますが、「つばめ」や「はと」には乗ったことはありません。蒸気機関車は今の電車に比べると、動きがのんびりしていた事を記憶しています。窓の外の風景の変わり具合いが今の特急とは全然違っていましたね。
スジャータさんの上の記事の説明を読ませていただいても私には難しくて内容がよくわかりません。
詳しい感想文が書けなくてごめんなさい。

2014/11/9(日) 午前 8:58 [ afuro_tomato ]

トマトさん、戦後は東海道本線でさえ完全に電化されていなかったのですね。無電化の区間もディーゼルに置き換わって。
蒸気機関車の時代から新幹線の時代になって、確かに便利になりましたが、なにか世の中全体に余裕がなくなりましたよね。

すみません、ついつい専門的なことを書いてしまって、分かりにくい文章になったと思います。読んでいただいただけでとてもありがたいので、これからもよろしくお願いします。

2014/11/14(金) 午前 1:02 眼とろん星人

一番最後の東京の路線図!まるでツバメのようではありませんか!!なんか、ぱっと見てそう感じましたよ!凸

2015/3/16(月) 午後 10:29 むにゅ

> むにゅさん
翼を広げた燕ののようにも見えますよね。列車を動かすにしても、昔からいろんなことを考えていたんですよね。こういうのを調べると、本当にその時代の人たちの苦労を知ることが出来ますね。
ポチありがとうございます。

2015/4/1(水) 午前 1:01 眼とろん星人


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