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鉄道の部屋

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【ファイルR6】2015.05.11 栄光の蒸気機関車C62型2号機に会いに行ったよ(その3)

C62 2号機が牽引した『つばめ』は国鉄全盛期の特急。

 前回からの続きです。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55445555.html
↑ 前回は、C62 2号機の牽引するスチーム号に乗車した時の記事を書きました。

その1から読まれる方はこちら。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55279004.html

それで、まだまだC62 2号機のお話は続くのでした。

ということで、私が乗ったのは、C62 2号機で、この機関車は、国鉄の花形特急『つばめ』を牽引したことがある、機関車で、日本一人気があるのは、デフレクター(除煙板)に『つばめ』のマークがついていることが大きな要因です。


イメージ 1



この辺の事情は、第1回目でもご紹介しましたので、そちらも参考にしてください。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55279004.html

特急つばめの最後尾展望車。【『梅小路運転区・梅小路機関車庫 100周年記念特別展 汽笛響かせ一世紀』リーフレットより】


イメージ 2



公募で決定した愛称は「燕」でしたが、テールマークは「つばめ」で、時刻表などでは漢字・平仮名表記が混在していました。


それで、この頃が、多分国鉄の一つの全盛時代だったと思われます。

その証拠に、国鉄は、『国鉄スワローズ』というプロ野球球団を所有していましたが(1950年- 1965年)、この『スワローズ』というのは、国鉄の看板特急『つばめ』由来の名前なのですね。


それで、球団旗も当然の如く国鉄の当時の花形特急「つばめ号」のヘッドマークに使われていた「つばめマーク」を使用。


イメージ 3



国鉄スワローズ時代の復刻ユニフォームの左胸にも「つばめマーク」が!。


イメージ 4



夕日に美しく照り映えるC62 2号機のつばめマーク。


イメージ 5



国鉄スワローズといえば、なんと言っても日本球界唯一の通算400勝という金字塔を打ち立てた金田 正一(かねだ まさいち)さんです。(昭和8(1933)年8月1日 - )

国鉄スワローズ時代の金田 正一投手


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金田投手は、昭和25(1950)年から39(1964)年に至る全盛期の15シーズン国鉄スワローズに在籍し、昭和40(1965)年からV9時代の巨人軍に移籍。

そして、今後破られることがないであろう通算400勝という大記録を成し遂げ、昭和44(1969)年に引退しました。

298敗というのも最多敗戦記録なのですが、通算勝率を考えるとこれも偉大な記録です。

ただ、この時代は今と違って、先発をしながら、救援もするということが多く、金田投手の場合も、先発勝利 268勝に対して、救援勝利 132となっています。

その裏を返せば、そのような酷使に耐えて通算400勝だということが凄いと思います。

しかも、金田投手が全盛期を過ごした国鉄スワローズは、「打てば三振、守ればエラー」と言われるほどの弱小球団で、凡打で打ち取っても守備でエラーをされることもしばしばだったため、金田投手は強引に三振を取りにいき、通算4490奪三振という記録を打ち立てたのだそうです。

晩年は常勝巨人軍に移籍しましたが、多くの勝利が勝つのが難しい弱小チームで打ち立てた大記録というのは、全く驚嘆に値します。


その後、国鉄の経営状況が悪化し『国鉄スワローズ』は売却され、産経新聞社が買取り『サンケイスワローズ(1965年)』に、1966年 - 1969年:球団名が『サンケイアトムズ』に変更され、『スワローズ』の名前は消滅しました。


1969年からはヤクルト本社と業務提携してチーム名から『サンケイ』の冠が外され、ニックネームのみの『アトムズ』。翌1970年、ヤクルトが正式に親会社となり『ヤクルトアトムズ』となります。


ところが、1974年からファンにとって愛着のあった『スワローズ』の愛称が復活し、球団名が『ヤクルトスワローズ』となります。

やはり『つばめ』さんの帰巣本能は凄いのです。

2006年 から球団名が『東京ヤクルトスワローズ』になり現在に至っているのですが、皆さんは、この球団名が往年の日本国有鉄道の花形特急『つばめ』に由来することを忘れないでくださいね。


東京ヤクルト#6 宮本慎也選手 復刻版ユニフォーム


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それで、国鉄の花形特急『つばめ』を牽引していたC62 2号機の話に戻ります。

昭和25(1950)年1月から『つばめ』は運行されていたのですが、その当時から、主な牽引機関車はC62型、C59型蒸気機関車ではあったのですが、電化区間ではEF58形電気機関車が使用されていたのです。

それが、国鉄の電化が進むにつれ、蒸気機関車は働く場所を失っていきます。


『C62 2』の現役最後の仕事は、函館本線急行『ニセコ』です。


昭和32(1957)年、C62 2号機が小樽築港機関区に転入した際には、宮原機関区の検査係の方が書いた「つばめのマークを大切に使って下さい。東海道本線を走っていた証しですから、この機関車がなくなるまで、つばめだけは磨いて下さい」と言う手紙が添えられていたそうです。

誇り高き鉄道マンの愛機に対する愛情の深さが良く伝わってくる、胸を打つエピソードですね。

函館本線は函館市から、小樽市、札幌市、岩見沢市などの主要都市を経由し、旭川市の旭川駅まで結ぶ北海道の大動脈です。

小樽駅から長万部((おしゃまんべ)駅の区間は険しい峠が続き、『山線』とも呼ばれています。日本最後の大型蒸気機関車『C62 2』 と『C62 3』という豪華な重連が、この区間の急こう配を喘ぎながら駆け上る姿は、当時の鉄道ファンにとても人気があったそうです。


『長万部(おしゃまんべ)』といえば、東八郎さんのギャグで有名だったのですが、当時の鉄道ファンにとっては、『長万部』は急行ニセコのC62 2と、C62 3の重連を観ることが出来る聖地だったのですね。


急行ニセコを牽引するC62形重連(1971年:Wikipediaより)


イメージ 8



C62重連 急行ニセコの勇姿 函館本線のNHKによる動画はこちら。↓

http://cgi2.nhk.or.jp/michi/cgi/detail.cgi?dasID=D0004270015_00000

この動画をみても分かるのですが、蒸気機関車の運転は大変なんですよね。煙は出るは、火の粉が出て危ないは、石炭をくべなければならないは、前方は見にくいは、ディーゼルと比べれば、パワーはないは、保守点検は大変だは・・・。

時代の趨勢から言って、蒸気機関車が廃れていったのは、当然といえば、当然なのですが、お湯を沸かして、その蒸気圧でシリンダーでピストンの前後運動に変換し、クロスヘッドを介したメインロッドで、動輪に回転運動を与えるという構造は実に単純でわかりやすくて、これはこれで、貴重な文化遺産として残す価値は十分にあると私は考えます。


実は『C62 2』は、東海道時代から不調気味で、乗務員から信頼の薄い2号機を前補機として限定運用することは、検修側、運用側の両者にとって望ましかったとされたといわれているそうです。


最後まで重連運転の残った「ニセコ」も、1971年の7月18日・8月22日・9月15日の3回に分けて実施された三重連運転を最後にDD51形ディーゼル機関車に置き換えられ、大幅にスピードアップされ、高速運転する海線で、わずか140kmあまりの区間ながらも、約30分ほど所要時分の短縮が実現することになりました。


スチーム号の座席から、C62型蒸気機関車の『ニセコ』号のバトンを受けたDD51型ディーゼル機関車の同型機が静かに佇んでいるのが見えたので、感慨ひとしおでした。


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その後は小樽駅 - 長万部駅間の普通列車運用に充てられていたのですが、翌1972年秋に2号機は動態保存先の梅小路蒸気機関車館へ転属となります。

梅小路蒸気機関車館動態保存の方針として、本来は現存最若番車を保存する方針だったため、C62形では1号機が採用されるはずだったのですが、『つばめマーク』による人気から、2号機が選定されて現在この記事のように『スチーム号』として活躍しています。

実際は、走行状態が不調だったため、機関士からは敬遠されていたこの機体が、この『つばめマーク』の人気でVIP待遇の扱いを受けたというのは、歴史の皮肉を感じずにはいられません。

一方、記念すべきC62形の1号機は、『C62 2』と違って、梅小路での動態保存機からは漏れ、廃車後静態保存されていたのですが、それが酷い状態で、野ざらしで錆びるに任せ、メインロッドも外されたままという保存と言うに値しない、見るに堪えない酷い扱いを受けていました。

さすがにそれでは不味いということで、今では補修された上で、梅小路蒸気機関車館に静態保存されています。


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よかったねえ。

ということで、次回は、ターンテーブルでC622号機が回転する姿を紹介しますね。


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「東京ヤクルトスワローズ」は、「国鉄スワローズ」から取った名前なんですか。
長いことプロ野球から離れていたら、こんなことにも気が付きませんでした。

2015/5/12(火) 午後 8:29 [ afuro_tomato ]

> afuro_tomatoさん
お返事遅れてすみません。
そうなんですよ。
特急つばめです。
私は鳥の燕をとても好きなので、国鉄スワローズに興味を持っていましたから、いろいろ調べてたどり着きました。
プロ野球の球団親会社というのは、その時代の世相や経済史を良くあらわしていますよね。

2015/7/5(日) 午後 3:13 眼とろん星人


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