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ご無沙汰していた大阪海遊館で撮り溜めた写真を久しぶりにUPします。 茶色いぽわぽわした羽毛で覆われている大きなペンギンさんがいるので、なんだろうと思いました。 茶色いのはキングペンギン(オウサマペンギン=Aptenodytes patagonicus)のヒナ鳥だそうで、右にいる綺麗な色のペンギンさんが大人のキングペンギンで、真ん中の小さいのがジェンツーペンギンの大人です。 大人より大きくない? キングペンギンはコウテイペンギンに次ぐ大型種です。 繁殖地は南大西洋とインド洋の、南緯45度から55度にかけて位置する亜南極の島嶼(とうしょ)で、南極大陸では繁殖していないということです。 イギリスVSアルゼンチンのフォークランド紛争で有名なフォークランド島にも住んでいるそうです。 この写真を撮ってから、ずいぶん長い間不思議だな?って思っていたら、偶然テレビでキングペンギンのヒナ鳥の映像を放送していました。 実はこのヒナ鳥はもう大人の羽毛が下に準備されていて、もうすぐ茶色い羽毛が抜けて大人になるらしいのです。これを換羽(かんう)と言うそうです。 だから、成長した大きなヒナ鳥は大人の羽毛の上に、更に分厚いコートを羽織っているのと同じです。それで、モコモコとずんぐりむっくり大きいのです。 テレビ番組では、茶色い羽毛が暑いので、ヒナ鳥だけ親鳥から離れて冷たい風が吹きつける河口に寄り集まって、涼んでいる映像が紹介されていました。 こういうのをヒナ同士で集まる「クレイシ」というそうです。 「クレイシ」は本来涼むためじゃなくて、大きな目的があります。冬、寒さが厳しくなると、親鳥は2週間に1回程度しかヒナに給餌しなくなります。ですから、ヒナは体に蓄えた脂肪を消費しながら寒さと飢えに耐えなければなりません。そこで、「クレイシ」を作り、身を寄せ合って寒さをしのぐのです。 秋(6月頃)に一旦成鳥の8割ほどになったヒナの体重は、この厳しい冬のせいで、親鳥の給餌が再開する春(9月頃)には半分にまで減少するそうです。 本当にサバイバルですね。 ヒナが茶色の羽毛を換羽して巣立つのは、10月末から1月頃だそうです。 換羽して、成鳥になるとき、茶色の羽毛は自然に抜け落ちるだけでなく、自らも嘴(くちばし)をつかって、毟り(むしり)取るみたいです。テレビでは、その映像が映し出されていました。 茶色の羽毛をむいたら、下からきれいな大人の羽毛が現れてくるのです。 まるでキウイフルーツの皮をむくみたいですね。 ずうたいは大きいのに動作はよちよちヒナ鳥です。 お姉さんが、餌を持ってきてみんながワーイ!って喜んでいるのに、ぼーっとしています。 そこがまた、ぬーっとして可愛いのです。 何か、周りが騒がしいねえ。とりあえず、羽ばたいてみようかな? ぱたぱた。 あれえ?飛べないねえ。 大人のジェンツーペンギンを見下ろしたりします。 「君はちっちゃくてかわいいねえ」 「見下ろさないでよ!あんた少し失礼だよ」 大丈夫かねえ?餌がなくなっちゃうよ! そうこうしているうちに、やっと自分のお腹が空いていることに気がつきました。 お姉さん、僕にもお魚ちょうだいよお! 大人のキングペンギンはお腹がいっぱいになったので、腹ごなしに泳いでいます。 かっこいいねえ。 ヒナちゃんも早くこんな風に泳げるようになったら良いねえ。 ということで、今回は大人になる前のキングペンギンのヒナちゃんでした。
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2007年11月24日
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