アトモス部屋

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【ファイルMK16】2010.03.16 京都の清水寺は不思議なお寺(その4)

音羽の滝は大行列だよ。

 その1から読まれる方はこちら。
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/50277173.html

 まず、清水の舞台の土台です。

イメージ 1



 とても高いねえ。

 清水寺のそもそもの由来の霊泉『音羽の滝(おとわのたき)』です。

イメージ 2



 例によって、ここは善男善女で大行列です。

 よくガイドさんの説明では、向かって左から学問成就、健康(美容?)、長寿の御利益があるということになっています。

 真ん中が恋愛成就ということもありますが、それは縁結びの神様を祀っている地主(じしゅ)神社の管轄のようです。
 
 どれか一つしか飲んではいけないことになっていて、よくばって二種類以上飲むと御利益は無くなるんだって。

 予防接種でも三種混合ワクチンとかあるのに、ケチだねえ。

 とはいえ、三筋の滝は同じ水源で、それが霊泉であることが清水寺の由来なので、どれを飲んでも観音様の功徳があるはずです。

 ちなみに清水寺HPの説明を読むと、どれを飲んでも『六根清浄(ろっこんしょうじょう)、諸願成就(しょがんじょうじゅ)』の功徳があるようです。
↓↓↓↓↓↓
 こんこんと流れる出る清水は古来「黄金水」「延命水」とよばれ、 ”清め”の水として尊ばれ,開祖行叡居士・開山延鎮上人の滝行を伝統して水垢離(みずごり)の行場となり、またお茶の水汲み場となってきた。
今日、参詣者が行列をつくって柄杓に清水を汲み、六根清浄、諸願成就を祈る。滝祠に不動明王や行叡居士を祀っている。
 ↑↑↑↑↑↑

※ 六根清浄というのは、人間に具わった六根【眼根(視覚)耳根(聴覚)鼻根(嗅覚)舌根(味覚)身根(触覚)意根(意識)】を清らかにすることです。


 清水の舞台から阿弥陀堂(左)奥の院(右)を望みます。

イメージ 3



 阿弥陀堂(あみだどう:江戸時代初期、重要文化財)は、寛永8〜10 (1631〜33) 年の再建で、内陣には丈六の阿弥陀如来坐像が安置されています。
 法然上人がここで日本最初の常行念仏を修したと伝わり、上人像もお祀りしています。

 奥の院(江戸時代初期、重要文化財)も、本堂と同様寛永10 (1633) 年に再建され、本尊千手観音と脇侍地蔵菩薩・毘沙門天、二十八部衆、風神・雷神を祀っています。
 清水寺開創を起縁する音羽の滝の真上に建ち、元祖・行叡居士と開山・延鎮上人練行の旧草庵跡と伝えられています。

 真言宗兼学兼宗を継承しているため、弘法大師像もお祀りしているそうです。


 地主神社へと続く階段の手前の本堂に、1周するの深い溝があります。
 本堂の爪跡です。

イメージ 4



 アップの写真。

イメージ 5



 ひどいいたずらだねえ!って思ったら、これもいわれがあるんだって。

 この傷は弁慶の指跡とも、「お百度参り」をする参詣者が、暗い夜お堂の周囲を回るときにたどった跡がえぐれてできたものとも言われているそうです。

「堂々めぐり」という言葉はこのように本堂の周りを巡って願掛けをすることに由来するという説があります。


 本堂から出てすぐ左手に地主神社(じしゅじんじゃ)の入り口があります。

イメージ 6



 地主神社は明治時代の神仏分離令の発令までは、清水寺の鎮守社でした。

 大国主を主祭神とし、父母神の素戔嗚命・奇稲田姫命、奇稲田姫命の父母神の足摩乳命・手摩乳命を正殿に、大田大神(芸能と長寿の神)、乙羽竜神(旅行・交通安全の神)、思兼大神(知恵と才能の神)を相殿にお祀りしています。

 縁結びの神さまとして人気のスポットで若い女性であふれています。境内の「恋占いの石」は大人気なんだって。

 本来は縁結びの神様ではなくて、地主神を祀る神社であるとする説もあるそうです。

 地主神社の鎮座する辺りは、古来「名勝蓬莱山(宝来山)」と呼ばれ、 不老長寿の霊山として信仰を集めてきました。

 京都盆地が湖であった古代から、この蓬莱山は陸地で、信仰の場となっていたそうです。

 811(弘仁2)年、嵯峨天皇が行幸。地主桜の美しさに三度車を返され、『御車返しの桜』の由来となりました。

 清水寺、ことに地主神社あたりは昔から桜の名所で、室町時代の歌謡集『閑吟集(かんぎんしゅう)』に、『面白の花の都や、筆で書くとも及ばじ東には祇園清水落ち来る滝の音羽の嵐に地主の桜は散り散り・・・』とあり、以前珍皇寺でご紹介した、謡曲『熊野(ゆや)』も清水寺の花見のお話でしたね。
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/50093835.html

 970(天禄元)年の円融天皇行幸の際、勅命により行われた臨時祭が大祭『地主祭り(神幸祭)』の起源となり、今に伝わっています(5月5日開催)。
 1082(永保2)年には白河天皇が行幸、17日間参籠(さんろう:神社で昼夜にこもっての祈願 )されました。

 本殿、拝殿、総門は清水寺本堂と同じく1633(寛永10)年の再建です。

 また、この前紹介した仁王門前にある阿阿形の狛犬は地主神社のものです。

 阿阿形の狛犬の記事はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/50159263.html

 清水寺といえば、縁日=縁結びで、元々は清水寺の鎮守社であったここ地主神社に由来するのですね。

『ものぐさ太郎』がお嫁さんを求めて縁日の日に訪れたのも清水寺でした。

 また、『義経記(ぎけいき)』では、五条天神の南の民家前で義経を取り逃がした弁慶が、きっと清水寺の縁日に義経があらわれると待ち構え、清水の舞台で対決。返り討ちにあって義経の家来になったという逸話も残されています。

 これなどは、武士の崇敬の対象で京都の守護神=征夷大将軍坂上田村麻呂公信仰と、結縁の信仰があった、清水寺・地主神社こそがそういう伝承に相応しい場だということを意味します。


 阿弥陀堂、奥の院の方角から清水の舞台(本堂)を一望します。

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 本堂の屋根は寄棟造の檜皮葺きで、正面(南面)左右に入母屋造の翼廊が突き出しています。

 左側の渓谷が錦雲渓(きんうんけい)です。

 三重の塔も入れるとこんな感じ。

イメージ 8



 木々が生い茂っています。

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 石段をおりたらば、お地蔵さんがいました。

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 下から見上げた清水の舞台。

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 石垣もりっぱだねえ。

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 ということで、清水寺でした。

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