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ツタンーメン王墓の宝庫で発見された胸飾りのひとつです。 月の船とそれを支えるスカラベ(聖甲虫)が表されていて船上には月を象徴するホルス神の左眼があり、その両側には日輪を頭上に戴く2匹のコブラが配されています。 その上には、三日月と満月が乗っており、満月の中には月神トトと王、太陽神ラーが描かれています。 太陽神を表すスカラベは、ハヤブサの神ホルスの翼と脚を持つ姿で表現され、そのかぎ爪で永遠の象徴「シェンの輪」と上下エジプトを象徴する植物ロータスおよびパピルスを掴んでいます。 なお、この緑色の美しいスカラベの体は、エジプト西部の砂漠に隕石が落ちて出来た天然ガラス(リビア砂漠ガラス)で作られています。 スカラベというのは、要はフンコロガシさんです。 古代エジプトでは、スカラベが動物の糞を丸めて自分の巣に転がす姿を、天空を通って太陽を転がす太陽神ケペリと同一視していました。 また、ナイル川の氾濫が収まり、肥沃になった土地に、最初に顔を出す習性から、再生、復活の象徴とされています。 ミイラを作るための墓の中にスカラベを一緒に埋葬することも多かったようです。 少年王の面影を伝えるこの等身大の彫像は、ツタンカーメンの肖像の中で最も美しいもののひとつとされています。肌は赤茶色、眼と眉は黒く塗られており、体は亜麻布のシャツを表すために淡黄色で彩色されています。 丈の低い円筒形の冠は金を模した明るい黄色に塗られ、その額には神々や王を守護する聖蛇ウラエウスが付けられています。 発掘者ハワード・カーターは、この腕のない像を、王の衣装掛けあるいは衣服の仕立て用のマネキンと考えましたが、王が来世で永遠の生命を獲得した魂「アク」であることを示す儀式用の彫像であった可能性もあるそうです。 現在のカイロ南部からアスワンあたりまで(南部)が上エジプトで、カイロ以北のナイルデルタ(北)が下エジプトです。 木造金箔張りの像は王権の象徴である殻竿と杖を手に持ち、サンダルを履いています。 像にはツタンカーメンの名が刻まれていますが、アマルナ時代風の特徴的な体型から、ツタンカーメンの父アクエンアテンではないか、またはその晩年の共同統治者スメンクカラー王のための彫像だったのではないか、あるいは、これらの像がネフェルティティ王妃のものであった可能性もあると考えられています。 ツタンカーメン王は上下両エジプトの王を兼ねていたので、上エジプト王の冠を被ったツタンカーメン王の像も並べて展示されていたよ。 たてがみのない雌ライオンさんだねえ。 普段オスは昼寝ばかりしていて、実際にハンティングをするのは主に雌ライオンさんだから、エジプトの人は雌ライオンさんを神格化しているのかな? これは玄室の第1の厨子と第2の厨子の間で発見された方解石製の化粧容器です。 中には、動物性油脂と樹脂でできた化粧品の痕跡が残っていました。 壺の両側には円柱があり、「あっかんべー」と舌を出したベス神がロータスの花形の柱頭から顔を出しています。 ベス神は出産の守り神であると同時に、快楽の神でもあったのです。 壺の胴部には、犬とライオンが獲物を襲う砂漠の狩りの場面が刻まれ、壺の底にはエジプトの敵である異国の民、ヌビア人とアジア人の顔の形をした脚が付けられています。 蓋の上には口を開け舌を出したライオンが横たわり、この容器のデザイン全体が、混沌の力を打ち負かす強いライオンとしての王の姿を象徴しているのだそうです。 儀式のための『♀』の形の祭具なのですが、その石英などを主原料にし、ナトロンなどの溶剤 を加え青釉をかけた焼き物『ファイアンス』の青の鮮やかさといったら、それはもうびっくりします。 今回の展示で目をひくのは、キンキラキンの黄金はもちろんなのですが、白や鮮やかな青もとても印象的でした。 このように主立った展示だけでも見応え充分なのですが、外にも美しい品がたくさんありました。 ということで、とても楽しゅうございました。人あたりがして少々疲れたねえ。 観覧を終えて会場を出たらば、入場制限がかかっていて何時に入場して下さいという入場整理券を配布していました。 大阪の平日一番で行ってこれだから、上野の森美術館での開催時はさぞかし混むだろうねえ。 大阪会場を利用して正解だったよ。 出口にあったおみやげ屋さんで、『ツタンカーメンメン』というインスタント袋ラーメンが売っていましたが、315円もしたので買いませんでした。せいぜい200円でしょ? 他の人も「安けりゃ話のタネに買うのにねえ」って言っていました。 私は2500円の図録を買ったので、お土産はこれで充分です。この図録、写真が大きくて細かいディテールを見ることができて、解説も豊富なので、なかなかの優れものでした。 実物の雰囲気を思い出すにはとても良い図録だねえ。 ということで、大人気のツタンカーメン展でした。 入場料は高いし、混むし、写真で観たらいいかなと思って、行くのを躊躇していたのですが、実際に行ってみた感想は、「やはり本物を観て良かった」というものです。 東京会場の会期は、2012年8月4日(土)〜12月9日(日)です。 関東(東日本)の人は、前売り券を買って、楽しみに待っててくださいね。 |
美術の部屋
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【ファイルA16】2012.05.19 ツタンカーメン展大阪会場に行ってきたよ(上)さすがは古代エジプト文明だねえ。今回は今話題の『3300年の時を超えよみがえる古代エジプト黄金の秘宝』、『KINGTUT ツタンカーメン展 〜黄金の秘宝と少年王の真実』の記事です。 日本人はエジプトが好きだからねえ。そして、私もエジプトがとても好きです。 それで、エジプト政府は、今後遺物の海外展示を控えるらしいので、今回が日本最後のツタンカーメン展などとマスコミも煽ります。 それで、私が行ったのは東京開催より一足早い大阪会場です。 大阪では海遊館のお隣の大阪天保山特設ギャラリー (旧・サントリーミュージアム)で開催されていました。 当初、大阪での展示は確か6月3日までということだったのですが、絶賛好評につき7月16日まで会期延長することになったんだって。 大阪会場新会期:2012年3月17日(土)〜7月16日(月・祝) 関西(西日本)地方の人は、この機会に是非お越しくださいね。 大阪で一月半も会期延長と言うことは、次の東京会場(上野の森美術館)は、2012年8月4日から開催なので、東京への移動展示の準備期間が1月半縮まったのですね。 今回のエジプト店は、貴重な展示品を傷めないために、搬入・展示には万全を期し、とてもシビアな配慮が成されているので、こんなに大阪で会期延長して、東京会場の準備は大丈夫かな? それで、ゴールデンウイークのほとぼりも醒めた会期後半の大阪会場の平日朝一番なら、まだ混み具合もマシだろうと思って、行きました。 東京は異常に混みそうだからねえ。 前売り券は買っておらず、前の日にセブンイレブンで平日入場券を買っておきました。土日祝より平日の方が300円安くて2500円(東京会場の平日の当日チケットは2700円)でした。 会場には9:10くらいに到着したのですが、すでにロープを張った蛇腹の行列ができています。 この日は9:30分の開場なのですが、開場前にも拘わらず何故か列は少しずつ進んでいきます。行列が止まるとイライラするから、この配慮は嬉しいねえ。 どういうわけか、周囲では名古屋弁が目立ちます。大阪のおばちゃんも声が大きいのですが、名古屋のおばちゃんも元気いっぱいなのです。 列は少しずつ進み、開場時間の9:30をだいぶまわって館内入場すると、数分の短いビデオを見せられて、これで入場者の流れの調整をしているようです。 とても混んでいますが、身動きが取れないほどではありません。 ただ、音声ガイダンスを利用している人が、展示品の最前列正面でガイダンスを聞き入ったまま、全く動いてくれません(大部分がおばちゃん)。 これが、展示に集中して多少立ち止まる分なら理解できるのですが、こういう人は、どちらかといえば、ガイダンスに集中しているようなのです。 係の人が、ガイドを聞いている人も動くように指示しているのですが、ガイドを聞いている人にその指示が聞こえるはずがありません。中には展示品そっちのけで上の説明板を観て、ガイドを聞いているおばちゃんもいます。 なんか電車の券売機の前でいざ切符を買う段になってから、ようやく料金表を見て財布を出してお金を捜すのと行動パターンが同じなのです。 主催側としては、音声ガイダンスは貴重な収入源なのでしょうが、こんなんなら音声ガイダンスやめてよお! それで、肝心の展示内容です。 もちろん、場内は撮影不可で、図録の写真も使用不可なので、パンフレット等の宣材から写真をピックアップしますね。 ツタンカーメン(紀元前1342年頃 - 紀元前1324年頃)さんは、古代エジプト第18王朝のファラオ(在位:紀元前1333年頃 - 紀元前1324年頃)です。より厳密な表記ではトゥト・アンク・アメン(Tut-ankh-amen)といいます。 若くして亡くなった少年王ツタンカーメンさんは、これまで、大腿骨の骨折から数日で死亡したことだけが確認されていた事から、他殺説が最も有力な説とされていました。 ところが、2010年のエジプト考古学研究グループによるCTスキャンを初めとしたDNAや放射線調査により、ツタンカーメンは近親交配で生まれた事による遺伝による先天的な疾患を多数患っていた可能性が非常に高いことが確認され、具体的には変形した背骨、欠損した足の指、臓器疾患の跡等が確認されたため、特に直接の死因は足および大腿骨の骨折と、マラリアの合併症による体調不良の悪化が原因であるという証拠が多数見つかったそうです。 ツタンカーメンと言えば、例の黄金のマスクですが、 http://homepage1.nifty.com/ramesses/egypt/emuseum3.htm 今回は黄金のマスクは展示されていません。これで黄金のマスクなんて来た日には、どれだけ混むのか想像がつきません。 ミイラにした遺体からは内蔵が抜き取られ、抜き取った内蔵は4つの壺に保存します。この壺をカノポスっていうんだねえ。 カノポスは、結構小さいのです。でも金もピカピカで、彩色も鮮明さをとどめているので、写真以上に実物が美しいのです。これだけで、入場料の値打ちがあろうってものです。 この棺形カノポス容器は、ツタンカーメン王墓から出土したものの中で最も素晴らしい作品のひとつです。 厨子の中にあった方解石の箱は4つに仕切られ、中に納められた4個の同じく方解石の壺から半貴石とガラスを嵌めこんだ金製のカノポス型容器が発見されました。 容器には、防腐処理された王の内臓が納められ、今回展示の容器には肝臓が入れられていました。 容器に描かれた王は、先から紐が何本か垂れ下っている殻竿(からざお:ネケト)と、『?』の形をした笏杖(しゃくじょう:ヘカ)を持ち、上下エジプトを表わすハゲワシとコブラの付いたネメス頭巾を被る伝統的な姿で表わされています。 先が丸い付け髭は王の神聖さを示しています。この容器に描かれた王の容貌は、ツタンカーメンのミイラを納めていた人型棺とは目鼻立ちが異なっていて、また容器にツタンカーメンの即位前に短期間統治した王の名が書かれていることから、本来は別人のために作られたものを少年王が使った可能性もあるそうです。 チュウヤさんのミイラは二重の入れ子式の人型棺に安置され、夫イウヤの墓に合葬されていました。木材に彫られ、金箔を張ったこの外棺に描かれているのは、三分のかつらを被ったミイラ姿のチュウヤさんです。 彼女の顔、首、そして手だけが、包布から出ています。色とりどりに象嵌された広い襟飾りが胸の部分を覆い、天の女神ヌウトが交差した腕の下で羽を広げて彼女を守護しています。 このほかジャッカルの頭を持ったミイラ作りの神アヌビス、書と知恵の神トト、そしてホルスの四人の息子たちが描かれています。そして女神ネフティスが棺の頭の部分を、その姉妹イシスが足の部分を守っています。 本当に大きくてキンキラキンです。 今回は黄金のマスクが来ない代わりに、ツタンカーメン王の副葬品(襟飾り、黄金の儀式用短剣と鞘)が展示されています。 ウセクと呼ばれるこの幅広い襟飾りは、金と半貴石を模した色ガラスを象嵌した11個の飾り板から作られています。 両端にはハヤブサの頭があり、襟飾りの一番外側には幾何学模様風の花がデザインされています。 このような襟飾りを古代エジプトの王や貴族たちは、通常儀式の場で着用していたのですが、この襟飾りはツタンカーメンのミイラの大腿部で発見されました。 長くなったので、下に続きますね。 |
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とてもさっぱりした淡い色調に惹きつけられます。とてもハイセンスで、華麗な大皿です。 アール・ヌーヴォーの巨匠、ウィリアム・モリスの作品を連想しますね。 直径50センチを越える大形の盤を型で作り、いささかの狂いもなく焼きあげている。稜花形(りょうかがた)の口縁部には、宝相華(ほうそうげ)唐草文が細かく描かれている。 その内側の立上がり部分は十六区画にわかれ、そのなかに柘榴や桃など瑞果(ずいか)文を納めている。盤の中央に木の実をついばむ尾長を十分な余白を取って描いているが、その筆致は端正かつ流麗で、明初の絵画的文様の特徴が典型的にあらわれた傑作の一つである。類品が数点知られている。 尾長さんが可愛いねえ。首を伸ばして一生懸命木の実をついばんでいます。 真ん中の図柄の構図がシンプルで、余白をたっぷり取っているのですが、その分すっきりと、しかも緊張感がありますね。陶磁器にズブの素人の私でも、これは凄いと思います。 清時代の文献によると、法花の技法は元時代の山西省に始まり後に各地に広まったという。山西省に現存する三彩磚(せん)に起源を求める説のほかに、明初に完成した銅胎七宝の技法や意匠との関わりも類推されているが、未だ不明点が多い。 遺例は陶胎と磁胎の二種に分けられる。特に磁胎のものは大型品が多く、器形や文様構成が景徳鎮産の青花や五彩に通じる点が指摘されている。 本器はその磁胎の作例の中でも稀に見る大型の壺である。文様が紺地に立体的に浮かび上がり、特に白色部分が美しく映える。壺内部と高台内に緑釉が粗くかけられている。 まるでレリーフのような立体的な文様の壺です。紺と水色と白が鮮やかに配置されています。 一件無造作なデザインなのですが、良く見るととても細かい仕事が施されていることが分かります。 下の波の模様も大胆で迫力がありますね。 数ある雑彩(ざっさい)類のなかでも特に複雑な技法を用いたものである。白磁を焼成した後に器表全面に黄釉を塗って二次焼成する。その上から施文して三たび焼成するのであるが、この場合は褐彩で文様の輪郭と細部を描き、周囲を紅釉で塗り潰している。紅釉部分は、黄色の下地があるため一層鮮明な発色となっている。 その色調と、器表全面に描かれた文様があいまって非常に濃密な印象となり、鮮やかな彩磁が好まれた嘉靖期の気分がよく現れている。 赤と黄色が目に飛び込んでくる鮮やかな壺ですね。 龍の絵がイラスト風で可愛らしいのですが、凄い勢いの筆で描かれているのがわかります。下に描かれているのは炎かな? 生命力に満ちあふれているねえ。 この派手派手な配色なら、安っぽくなるはずなのですが、黄色の地に重ねた赤色に深みがあるので、重厚さがでているのでしょうね。 蓋の形も良いし、大切なお宝が入っていそうな壺ですね。 ということで、大阪市立東洋陶磁美術館の展示をざっと御紹介しました。 それでもって、大阪中之島 東洋陶磁美術館の喫茶室で一休み。 美術館って結構歩き回って疲れるからねえ。 お庭はこんな感じ。 それで、コーヒーが出てきます。 美術品鑑賞の余韻に浸りながら、飲むコーヒーは優雅な気持ちになれますからね。 結構なコーヒーなのですが、それよりも器がお洒落です。 飲み終わってカップをひっくり返すと。 072というのは型番なんだねえ。 ロイヤル・コペンハーゲンというのは世界的に有名なデンマーク王室御用達の名門陶磁器メーカーです。 この手描きによるコバルトブルーの絵柄が特徴のブルーバターン『ブルーフルーテッド』は1868年から制作されているベストセラーのひとつなんだって。 ロイヤル・コペンハーゲンはボーンホルム島で良質のカオリンが発見され、1773年、フランツ・ヘンリック・ミュラーがデンマークで初の硬質磁器を完成させこの報を聞いた王妃ジュリアン・マリーの支援で、「デンマーク磁器製作所」を開設したのが起源だそうです。 でも、東洋の陶磁器と較べれば歴史は浅いのですね。 それにしても、このカップはとても高価なので、割ったら大変だねえ。 うへえ!緊張するよお。 そういうわけで、旧安宅コレクション群を所蔵する東洋陶磁美術館に相応しい趣向を凝らした喫茶室でした。 |
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南宋時代 12世紀 高:28.8cm 砧(きぬた)形の器形に、鳳凰をかたどった耳がつく青磁で、俗に鳳凰耳の花生と呼ばれている。鎌倉・室町時代以降、中国陶磁は日本にさかんに運びこまれ、伝世している例が多いが、この瓶も何時のころからか丹波青山家に伝えられたものという。 鳳凰耳花生には、「萬声(ばんせい)」「千声」という名高いものがあるが、この瓶はその比類ない釉色の美しさから、これらの花生に勝るとも劣らない。浙江省龍泉窯の最盛期の製作になるものと思われる。 とろけるような釉薬は絶品だねえ。 私はどちらかというと、素朴な感じの陶器が好きなのですが、これを見ると、青磁もいいなって納得してしまいます。 やはり、支那の陶磁器は宋の時代が最盛期だったようですね。 高麗青磁と比較しても楽しいですね。 哥窯・南宋〜元時代・13〜14世紀 これについては、館内でもHPでも説明がありませんでした。 これも青磁ということですが、落ち着いた色合いにクッキリとひびの模様が入っていて、渋い感じが素敵です。 元時代 14世紀 高:28.2cm 元時代に入って作られるようになった大振りの壺で、日本では俗に「酒会壺(しゅかいこ)」と呼ばれる。青花だけでなく青白磁、釉裏紅、青磁などでも作られており、本来は蓋を伴う。本作品では器表をいくつかの文様帯に区切り、胴部中央に蓮池を泳ぐけつ魚、草魚などを描いている。 魚藻文は元時代の青花にしばしば見られるテーマであり、当時の江南地方で流行した民間絵画との類似性が指摘されている。また、魚の中国語音が「余」に通じ、財産が余るという吉祥の意味をもつともいわれている。裾部にはラマ式蓮弁を廻らし、内部に犀角、法螺貝、珊瑚などの六つの宝文が火焔宝珠と交互に描かれている。 大ぶりの魚の図柄がとても楽しいねえ。この作品の展示は下がろくろのようになって、ぐるぐる回っているので、表も裏も全部見ることができました。 藍色というのはとても難しい色なのに、とても上品な感じに仕上がっていますね。 元時代 14世紀 径:44.5cm 元青花の大形盤においては、見込み中央の平面に、絵画的な文様を描くか、幾何学的な図案を同心円状に描くものが多い。そうした中でこの盤では、主文様に四輪の牡丹文を取り上げ、それも上面、側面、裏面からと描きわけている点が珍しい。 主文様の外周には宝相華(ほうそうげ)唐草文を配している。この宝相華唐草文は、外側面にも同じように廻らされている。文様表現が大胆かつ新鮮な上に、青花の発色が格別に鮮麗なことから、元青花の大盤の代表作の一つとして名高い。 図柄がなんとなくヨーロッパ調です。 というより、ヨーロッパの方がこっちから影響を受けたのですが。 大きいお皿ですが、模様のバランスが絶妙で、とてもクールです。 本物の気品というものが備わった堂々とした大皿ですね。 ということで、次に続きますね。 |





