
- >
- エンターテインメント
- >
- 音楽
- >
- 音楽レビュー
音楽の部屋
[ リスト | 詳細 ]
【ファイルMU10】2014.01.09 ヴィンス・ガラルディ・トリオの『ライナス&ルーシー』はジャズの名曲スヌーピーやチャーリー・ブラウンの出てくるアニメ版『ピーナッツ』の音楽だねえ。以前記事にした、ゲオルグ・ショルティ指揮の『ワーグナー・オペラ・レコーディングズ』全曲CD36枚組をやっとこさ聞き終えることが出来ました。記事はこちら。↓http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/53684146.html いろいろと他の音楽にも手を付けながら、長い間放置したりして、ようやく一通り聴き通せました。 普段からこういう超大作ばかり聴いているかというと、そうでもないわけで、今回はジャズのナンバーから御紹介します。 ヴィンス・ガラルディ・トリオの『ライナス&ルーシー』です。といってもピンと来ない人もいらっしゃると思うのですが、これは、スヌーピーやチャーリー・ブラウンの出てくるテレビ・アニメーション『ピーナッツ』に使用された音楽なのでした。『ピーナッツ』については、『SNOOPY.co.jp :スヌーピー公式サイト』をご覧下さい。http://www.snoopy.co.jp/というか、原題は『ピーナッツ』のはずなのに、日本では原題には馴染みが無くて、公式サイトは『スヌーピー』なんだねえ。『ライナス』というのは、チャーリー・ブラウンの親友で、ルーシーの弟です。本名は、ライナス・ヴァン・ペルト。いつも冷静沈着でチャーリー・ブラウンの相談相手にもなるのですが、安心毛布が手放せなくて、指しゃぶりも止められず、ハロウィンには「カボチャ大王」が現れると本気で信じているという変わった一面を持っています。ライナスのお姉さんの『ルーシー』の本名はルシール・ヴァン・ペルト。口うるさく、わがままな性格で、ライナスには、日頃から毛布のことを始めとして、なにかと口やかましく文句を言います。空き地に基本料金5セントのカウンセリング・コーナーを開き、チャーリー・ブラウン達の悩みに、無責任で断定的なアドバイスをして料金を取ります。 ルーシーは、天才ピアニストのシュローダーにお熱なのですが、彼の尊敬するベートーヴェンには全く興味が無く、シュローダーの迷惑顔にもお構いなしに、演奏中の彼に一方的に自分の言いたいことを喋りまくります。 うまく観られないときはこちら。↓ https://www.youtube.com/watch?v=JgoPl35n_AY パーソネル(Personnel):ヴィンス・ガラルディ(p)、モンティ・バドウィッグ(b)、コーリン・ベイリー(ds) /1965年。日本では、CD『チャーリー・ブラウン オリジナル・サウンドトラック』ビンス・ガラルディ, Peanuts (Related Recordings) が音源として入手できます。私はこのアニメーションが昔から好きだったのですが、その1つの大きな要因が、バックで流れているセンスの良いジャズ・ミュージックだったのです。この曲は、後にデヴィッド•ベノワやジョージ•ウィンストンがカヴァーしています。 というより、私がこの曲をアニメ以外で最初に聴いたのが、デヴィッド•ベノワのピアノ演奏で、その次はジョージ•ウィンストンのピアノ演奏。御本家のヴィンス・ガラルディ・トリオのサウンドトラック盤CDを入手したのは、一番最後でした。 アニメーションの『ピーナッツ(英: Peanuts)』は、アメリカの漫画家チャールズ・M・シュルツさんによる漫画が原作です。漫画は、1950年10月2日から連載開始(1947年から1950年まで本作の前身である『リル・フォークス』が連載された)。最後の掲載は、デイリー版が2000年1月3日、日曜版は作者シュルツさんが死去した翌日の同年2月13日でした。 掲載された雑誌は2000誌を越え、世界75カ国・21言語で3億5500万人以上の読者を持ち、コミックの総発行部数は3億部を越える人気作品です。 『ピーナッツ』というタイトルは、ユナイテッドが作者のシュルツさんに相談せず、勝手に決めたことが明らかになっています。 英語の peanuts(ピーナッツ)は「つまらないもの、取るに足らないもの」といった意味があり、シュルツさん自身はそのため、「だから、私はこのタイトルに決まった時は不満だった」と語っています。 彼自身はタイトルを『Good Ol' Charlie Brown』(後年になってから、このタイトルも併記されていた時期あり)もしくは『Charlie Brown』とするか、でなければ、この作品の前身・原型である『Li'l Folks(小さな国民)』をそのまま使いたかったという意向でした。 本作は、数多くの賞を獲得し、またキャラクター商品は到底数え切れないほど発売されています。 さらに、1969年には、チャーリー・ブラウンとスヌーピーの名前がアポロ10号の指令船と月着陸船の名前に採用されましたた。日本でも(特にスヌーピーの)人気は高く、『ピーナッツ』のキャラクター商品市場は、日本がアメリカを凌(しの)ぎ、世界でも最大とされているそうです。日本では1968年に、例のサンリオがライセンスを受けてキャラクター商品の製造・販売を開始したのが始まりで、それ以前はアメリカ旅行の土産や、キディランドの輸入商品により日本に入ってきたものを購入するしか入手方法がありませんでした。1970年にはファミリアがスヌーピーのぬいぐるみを販売開始します。 ユナイテッド・メディア株式会社の岩淵秀俊氏によると、日本におけるスヌーピー人気は、キャラクター商品と単行本が共に良質な形で日本に入ってきたことが大きいということです。 しかしながら、私は日本でのこの作品の人気は、スヌーピーのシニカルで飄々としたキャラクターと相俟って、アメリカではネガティブに評価されがちの、チャーリー・ブラウンのナイーブで不器用な性格が、日本人の心を掴んだからだと思っています。テレビ放映短編(Charlie Brown & Snoopy Show)は、約30分の放送枠の中で、一話5分前後のショート・ストーリーを数話前後に束ねて、一つの回を構成しています。 全18回。オープニングテーマの曲名は「LET'S HAVE A PARTY!」。 カートゥーン・ネットワーク放映を通じ、日本で初公開された回もいくつか存在するそうです。 アメリカ本国での放映は低視聴率しか得られず、結局、打ち切りられました。日本でのアニメ放映は、『チャーリー・ブラウン=谷啓さん吹き替え版』がNHK総合テレビで製作・放送されたのが初めてです。原作者のシュルツ氏はアメリカでのアニメ放送が始まる際、より子供らしさを演出するために同年代の子役を吹き替えにあてるべきだとスタッフに述べて受け入れられ、アメリカでは子役達が声を当て、声変わりをすると交代していました。 日本でも原作者の死後、原作者の生前の意向に配慮して、子役を当てることになっていたと言われていたのですが、最も新しい吹き替え版(チャーリー・ブラウン役=くまいもとこさん)では、再びかつてのように成人声優を充てています。 記念すべき『NHK第一期:谷啓さん吹き替え版』放送は、札幌オリンピックの開催された1972年。この作品を移入したNHKスタッフに拍手です。チャーリー・ブラウンは谷啓さん、ライナスは小宮山清さんと野沢那智さん、ルーシーはうつみ宮土理さんが演じました。その時のキャスティングは以下の通りです。声優 チャーリー・ブラウン(声: 谷啓) サリー・ブラウン(声: 加藤みどり) ルーシー・ヴァンペルト(声: うつみ宮土理) ライナス・ヴァンペルト(声: 小宮山清) シュローダー(声: 肝付兼太) ペパミントパティ(声: 林洋子) ピッグペン(声: 八代駿) 特に、谷啓さん【チャーリー・ブラウン】の人の良さそうな、独特の柔らかい雰囲気の台詞回しと、うつみ宮土理さん【ルーシー・ヴァンペルト】の饒舌で、時としてヒステリックで噛みつくようなものの言い方が秀逸だったのですが、ビデオ化・DVD化はされておらず、現在では視聴がほぼ不可能だということです。現在販売されているDVDは、日本の子役の台詞がたどたどしく、アラが目立たない英語に切り替えて聴こうとすると、たたでさえブロークンなアメリカ人の、しかも子供の英語なんて聴き取れないし、日本語の字幕がついていないので、全く不親切な出来映えです。 この字幕の制作料もケチった非常識なDVDを観ると、あえて子役で吹き替えし直したのは、谷啓さんやうつみさん等、一流のプロの声優に放映料・使用料を払うより、ギャラが安上がりだからという事情が丸わかりなんですけど。 ということで、ヴィンス・ガラルディ・トリオの『ライナス&ルーシー』でした。 『NHK第一期:谷啓さん吹き替え版』のDVD化はなんとか実現できないものでしょうか?返す返すも残念でなりません。
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 音楽
- >
- 音楽レビュー

- >
- エンターテインメント
- >
- 音楽
- >
- 音楽レビュー
【ファイルMU8】2013.08.16 ピアニストの巨匠ホロヴィッツの演奏だよ。ショパン作曲:『英雄ポロネーズ』先日の記事で、白人の有色人種に対するヘイトスピーチである。
“The only good Indian is a dead Indian.”「唯一の良いインディアンは死んだインディアンだ」と“The only good Jap is a dead Jap.”「唯一の良い日本人野郎は死んだ日本人野郎だ」という言葉に関する記事を書きました。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54408522.html それで、思い出したのですが、 実は西洋人というのは、ヘイトスピーチではなくても、この手の、持って回った皮肉な言い回しが好きらしくて、以前当ブログでも、御紹介した世紀の大ピアニスト、ウラディミール・サモイロヴィチ・ホロヴィッツ氏【Vladimir Samoilovich Horowitz、1903年10月1日 - 1989年11月5日】もその一人です。 ホロヴィッツ氏は、こういうジョークを飛ばしています。 “There are Three Kinds of Pianists: Jewish pianists, homosexual pianists, and bad pianists."『ピアニストには三種類しかいない。ユダヤ人のピアニスト、ホモのピアニスト、そしてヘタクソなピアニスト』つまり、上手なピアニストは、『ユダヤ人のピアニスト』もしくは『ホモのピアニスト』の中にしかいないということです。ということは、その2種類の範疇(はんちゅう=カテゴリー)に属さないピアニストは、全て『ヘタクソなピアニスト』ということですよね。それで、当のホロヴィッツ氏は、自他共に認める偉大なユダヤ人ピアニストです。 ホロヴィッツ氏の演奏動画を見つけたのでUPします。 会場はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地、オーストリア・ウィーンにあるムジークフェライン・ザールのようなので、1987年5月31日。つまり晩年の演奏だと思われます。 ホロヴィッツ氏は、指を伸ばして弾く奏法で、中村紘子さんが評するところの『ホバークラフトのように鍵盤を滑る指』から有無を言わさぬ圧倒的な音楽が紡ぎ出されます。 フォルテッシモなんか、雷のようにピアノが轟いています。 若い頃はもっと凄かったのですから驚きです。 画像では名器スタインウェイ=“STAINWAY&SONS”のロゴが確認できます。おそらく、晩年愛用していたニューヨーク・スタインウェイD型No.314503でしょう。 先の記事で書いたように、普通、どんな名ピアニストでも、一般的にホールに備え付けのピアノで演奏をするのですが、ホロヴィッツ氏は例外で、海外公演の時も、愛用のピアノをニューヨークの自宅から運び込むのです。晩年二度来日したときもそうでした。 ここで驚きのニュースが飛び込んできました! 操業160年を誇る老舗一流ピアノメーカーのスタインウェイ社は、ホロヴィッツ氏が愛用していたアメリカのニューヨーク・スタインウェイとドイツのハンブルク・スタインウェイがあります。 ところが、2013年 08月 14日付けロイターは、米スタインウェイをヘッジファンドのポールソンが買収し非公開化する模様だと報じました。http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0GF2Z020130814 ヘッジファンドって、リーマンショックの原因になったサブプライムローン問題の引き金を引いたことで有名な、利益追求至上主義のハイリスク・ハイリターンな投機的なファンドですよね。 一流の技術者や調律師はいったいどうなってしまうのでしょう?伝統的な技が失われることがないよう、ただ祈るばかりです。
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 音楽
- >
- 音楽レビュー

- >
- エンターテインメント
- >
- 音楽
- >
- 音楽レビュー





