筋肉の痛みとトリガーポイント

研究テーマである筋肉の痛みに関する様々な話題を取り上げるとともに、患者さんによりよい医療とは何かを考えていきます!

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Central Sensitivity Syndromes(CSS:中枢感作症候群)とは、痛みや疲労感など症状が長期間存在することで中枢の感受性が変化し、痛覚過敏や消化器症状、精神症状、倦怠感などを引き起こす疾患の総称です。中枢感作症候群には線維筋痛症を始め、過敏性腸症候群(機能性胃腸障害)、慢性疲労症候群、月経困難症、片頭痛、緊張型頭痛、間質性膀胱炎、顎関節症、筋・筋膜疼痛症候群、むずむず症候群などが含まれています。
 そのそも、これらの疾患は別々の概念で捉えられていましたが、慢性化するとどの疾患も症状が類似すること、どの疾患もメインではないにしろ、頭痛や顎関節症などの痛み、さらには倦怠感などの症状を持ち合わせている患者が多いことなどから、これらは類似した病態と考えられるようになりました。実際、線維筋痛症患者の半数近くは、慢性疲労症候群の診断を満たすとの報告や、線維筋痛症の患者には顎関節症や頭痛、間質性膀胱炎の症状を有するものが多いことが知られており、これらを別々に考えることには疑問であるとの意見も多く存在しています。そのような意味で、Central Sensitivity Syndromes(CSS:中枢感作症候群)という概念は、慢性的な疾患を考え上で大切な概念であるとともに、様々な症状を有する患者さまの解明の糸口となると考えます。

参考文献
Fibtomyalgia & other central pain syndromes (Lippincott Williams & Wilkins)


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