アヒル

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オットのこと

オットが亡くなってひと月が過ぎました。
 
ご心配頂いた皆様のためにも
何か書かねばと思いつつ
PCの前に座ると
オットの死と
真正面から向き合うのを避ける自分がいて
つい一日延ばしになっていたのです。
 
先だってひょっこり帰ってきた
奈良に住む息子が
「ブログが止まったままなので、
まだ落ち込んでいるのかなと思っていたけど
元気そうなので安心したわ」といった言葉で
ふと気付かされました。
 
息子と同じ想いで
心配してくれている人がいるかもしれない
ということを・・・
 
 
 
 
亡くなった次の日に
私と家内で小雨の降る中
畑の片隅にオットを葬ってやりました。
 
藁を敷いた穴の中に
オットを寝かせようと抱き上げたとき
昨夜既に死後硬直が始まっていた体が
柔らかくなっていたのです。
 
驚いている私に家内は
「今朝方私がオットを抱き上げたら、
ありがとうゆうて天国に昇っていくみたいに
すーっと柔らこうなったんよ。
そやからこの子の一生は
絶対不幸やなんてことあらへんかったって。
おとうちゃんのこと、あんだけ好いとったんやもん、
絶対幸せやったて」と
オットの死の原因が
自分にあると自責の念を引きずっていた
私への精一杯の慰めの言葉が
心に沁み入ります。
 
「俺達と暮らして幸せやったんやろか?」
ふと漏らした言葉を
彼女が心の中に留めていたのでしょう・・・
 
 
 
オットはもみじの木の根元近くの
小さな土まんじゅうの下で眠っています。
 
そこは私が草取りをする以外は
他の人に踏まれることは無く
冬には落ち葉がふかふかに積もり
寒がりだったオットが眠るのには
ぴったりな場所なのです。
 
今年の落ち葉は
そのままにしておいてやろうと思っています。
 
 
 
 
オットは今でも何気ない日々のくらしの中に
顔を見せてくれます。
 
洗い場で野菜の泥を落としていると
貰った野菜屑には見向きもせずに
綺麗に洗ったものを
わざわざ横合いから啄ばみに来たことや・・・
 
大好きだった枝豆を
掌に載せて食べさせると
瞬く間に食べ終わり
もっと欲しいと
乱暴にわたしの掌をつつき回していたことなど・・・
 
それぞれの季節の中に
オットの思い出が生き続けているようです。

オットの死

アヒルのオットが昨夜
天国に旅立ってしまいました。
 
 
 
 
 
私たちと暮らした数年
あの子は幸せだったのでしょうか・・・・
 
 
 
 
いろいろなことが去来します・・・
 
 
 
 
かすかに目を開けて横たわる表情が
微笑んでいるように見えるのが
少しばかりの救いです・・・

オットのつぶやき

俺のおかあちゃんは
ナイチンゲールみたいや。
 
毎日何回も傷口の消毒をしてくれるし
薬もうまいこと飲ましてくれる。
 
俺的にはこんなことされるのは好きや無いけど
回復早かったのもかあちゃんのお陰やと
まあ感謝はしてる。
 
そやけどな、イソジン塗りながら
「あんたほんまによかったなぁ!
脳みそちっこかったお陰で助かったんやよ」って云うのだけは
止めてくれへんかな。
 
頭への深い咬み傷でも
致命傷にならへんかったのは
俺の脳みそがちっこかったせいやって
云いたいらしいけど
俺の脳みそそんなにちっこいんか?
 
それに脳みそちっこいお陰って・・・
そんなもんお陰って云うんか。
 
お陰って言葉使うんやったら
俺みたいにバシッと使わな。
 
ほんま日本語も
ちゃんとよう使うわへんのやから。
 
おかあちゃんの脳みそのほうが
俺より小っこいんちゃうか?
 
 
 
それにもう一つ。
俺の顔をまじまじ見つめて
「あんたの顔、ほんま不細工になったなぁ」
って云うのも絶対止めてくれ!
 
とうちゃんが俺の大事なくちばしの整形を
そこらの町医者なんかに任せるよって
砕けた先を繋ぐのにきつう引っ張りすぎて
前より短じこうしてしまいよったんや。
 
お陰で受け口になってしもた。
 
でも俺のせいやあらへん!
 
それを不細工な顔やなんて
いたいけなアヒル心を傷付けることばっかり云うてからに
とても親とは思えんわ!
 
その上とうちゃんまでもが俺の頭を見て
「モヒカン頭の新種のアヒルやな」と
ケタケタ笑いよる。
 
この月の初めには
二人とも半泣きになってたくせに
ほんま揃いも揃ってこの変わりよう
知らんわ!
 
 
 
 
長いこと一緒にいたら
ペットは飼い主に似るもんや!
 
頭の悪いのも、不細工になったのも
それに能天気なのも
だんだんあんたら夫婦に似てきただけや!
 
 
 
 
俺の最新画像をUPしました。
 
傷口が写っていますので
苦手な方はスルーして下さい。
 
 
 
 
 
 
頭は10針縫ってもらいました。
 
左の耳のすぐ傍に深い傷がありました。
 
耳や目に怪我を負わされなかったのが不幸中の幸いでした。
イメージ 1
 
 
先端部は口を開けると折れ曲がり、痛々しいものでした。
 
それをワイヤで固定してくれたのですが
三日間傷口から血がにじみ出て止まりませんでした。
 
ワイヤの先端が何箇所もハリネズミのように上を向いていて
手を触れようものなら怪我をしそうだったのですが
今では先端が綺麗に寝ています。
 
羽繕いや油を塗るのに痛かったらしく
コンテナの隅に押し付けて針金を曲げてしまいました。
 
動物の逞しい生きる知恵に感嘆しました。
イメージ 2
ちょっと不細工になった口元。
 
もしものことがあったら
悔やんでも悔やみきれない失敗を
又しでかしてしまった。
 
 
朝起き抜けに
畑の作物を見回ってこようと裏口の戸を開けると
血まみれになったアヒルの「オット」が戸口に立っていたのです。
なにかを訴えかけるような眼差しで私を見上げ
よろけた足取りですがりつくように足元にやってきた姿は
5年前に狸に襲われて傷付いた
あのときの姿にそっくりだったのです。
 
2,3年前から
狸は全く見かけなくなっていました。
 
普段はアヒルの「オット」と「トット」は
早朝に裏庭に出してやり
夕方連れて帰って車庫の中で
新聞紙を敷いたコンテナの中で眠るのが
日課になっていました。
 
足が悪く
匍匐前進するような歩き方しかできない
「トット」を抱きかかえて
「帰るよ!」と声を掛けると
「オット」が後についてくるというのが
夕方のパターンでした。
 
しかしここ最近2度ばかり
「オット」は植え込みの陰に入り込んだまま
外で夜を過ごしたのです。
 
お気に入りの涼しい場所で眠りたいのだろう
まあいいかと気を許した三度目が
昨日の出来事を引き起こしてしまったのです。
 
 
頭部にかなりな攻撃を受けたらしく
特に後頭部の二箇所からは
小さな傷口なのに血が止りません。
 
又くちばしの先端が砕かれていて
口を開くたびに
ガクンと下に折れ曲がるのです。
 
 
 
血の出ている頭部の傷が貫通している可能性があり
「かなり厳しい状態ですね・・・」
先生の言葉が胸に痛く響きます。
 
前回の怪我の時には
診察台の上に乗せられると
暴れて飛び降りようとしたのですが
今回はじっとしたまま
すがるような眼差しで私を見上げています。
 
永遠の別れになるかもしれないという
不吉な予感が頭をよぎります。
 
 
頭部の傷はレーザーで焼き
尾羽根近くの大きな傷は縫合、
くちばしはくっつく可能性がほとんど無いので
先端を切除するかもしれないということで
「夕方まで預からせてください。何とかやってみましょう」と言う
先生の言葉を信じて
暗い気持ちのまま家路に付きました。
 
 
夕方病院に電話をすると
「麻酔がなかなか覚めないので明日まで預からせて欲しい」という。
 
容態もそれほど芳しくないらしい。
 
やむなく電話を切ったが
話を聞いていた家内が
「おとうちゃん、家に連れて帰って看たろ!」
 
もしものことがあったとき
最後は手元でという強い彼女の思いが
もう一度私に病院へ電話を掛けさせ
引き取って帰ることにした。
 
病院への半時間程の道すがら
「あの子は生命力の強い子やから絶対大丈夫やて!」
何度も私に確認を求めるように話しかけてくる。
 
 
受付も早々に診察室に通されると
「今しがた麻酔から覚めたばかりです」と
若い医師が笑顔で迎え入れてくれた。
 
「オット」が私たちを見て
よろりと立ち上がろうとしている。
 
予測が嬉しいほうに外れ
私達は安堵の笑みが自然にこぼれ出た。
 
傷口周辺の毛は抜き取られているが
綺麗に縫合されて
血まみれだった朝の姿とは大違いだ。
 
口をあけると折れ曲がったようになった
砕けたくちばしの先も血が出ているけれど
ホッチキスで止めたように
何箇所も細いワイヤで
固定してもらってある。
 
まだ力の無い目元だが
「あんたは生命力の強い子やからこれで絶対大丈夫やで」と
「オット」を撫でながら家内が話しかけている。
 
「飼い主の手元で看てもらうのがペットにとって一番幸せですよ」という先生の言葉に送り出されて
少し明るい気持ちで病院を後にした。
 
 
 
 
この事件があって4日目の朝を迎えました。
 
「トット」は驚異的な回復力を見せています。
 
傷口も化膿や炎症の気配も無く
痛々しかったくちばしも固まってきたようで
以前のように食事が出来るようになってきました。
 
今朝も早く食事が欲しいと
コンテナから飛び出してきました(^^)
 
 
怪我を負わせた動物については特定できませんが
猫かイタチではないかと思っています。
 
頭部にあった牙を立てられたような
小さく深い10箇所ほどの傷から
イタチの可能性が強いと思っています。
 
お前のためなら何処までも
たとえ田の中水の中、泥水くぐって付いて行く。


まるでどっかの夫婦みたいな
婦唱夫随の美しい夫婦愛(笑)

それとも
濡れ落ち葉みたいにべったりくっついて
気色の悪いってでっか?


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