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桜が咲くと、このベンチは特等席になる。 特等席に腰掛るこの人は何を読んでいるのだろう。
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歩
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乃木神社の桜は昨日あたりから満開の気配がしていた。 今日は強い風が吹くと花びらが散り、ややもすれば花盛りが過ぎてしまいそうだった。 30日にオープンするミッドタウンもよく見える。 青山墓地の並木道も桜のトンネルになり、たくさんの人が立ち止まったり、見上げたり、 写真を撮ったり、感想を述べたり、手をつないだりしながら歩いていた。 桜が咲くとなんだかそわそわするのは、私だけではないような気がする。 |
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青山墓地の脇を自転車で走り抜けようとしたとき、ふんわりした桃色が視界の端をかすめた。 振り返ると薄い桃色の梅が咲いている。彩の少ない季節なので、花の色があたたかく見える。 自転車を押しながら墓地の中に入り木に近づくと、日当たりのせいなのかすでに満開の様子。 もちろん猫もお日様が大好き。いつもの白黒猫ときじ猫がくっつきあって眠っている。 (写真は私が取り出したカメラをエサと勘違いして白黒が起きてしまったところ。。) 梅を見上げていたら、日差しがまぶしくて目がちかちかしてしまった。 もうすぐ冬も終わる。
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ここはどこでしょう。 正解は国立新美術館。 土曜日の11時ごろ、TSUTAYAにDVDを返しに行こうと自転車で六本木のあたりを通るとやけに 人が多い。それも六本木らしからぬ善男善女風の人々が。 TSUTAYAは後回しにして、皆が目指して歩いていく方向へ一緒に流れていくと先月オープンした 国立新美術館にたどり着いた。 守衛のおじさんに聞くと、チケットが必要なのは展示だけだというので、駐輪場に自転車をとめて なかに入ってみた。チケット売り場には美術館とは思えないような列ができている。 エントランスをくぐると、インフォメーションデスクやカフェテリアがある。吹き抜けの天井は 高く一面ガラス張りの壁は温室のように明るい。 ガラスとコンクリートの質感はなんとなく国際フォーラムを思わせる。 展示室のほかに2階にはカフェ、3階にはポールボキューズのレストランと図書室がある。 レストランはたくさんの人が従順な面持ちで行儀よく並んで順番を待っていた。 この美術館の建築は黒川記章。 そういえば、青山や赤坂には彼が作った築40年くらいの古いマンションが(いまだに)残っている。 自分が作った建造物が残り続けるというのはどんな気持ちなのだろうと、ふと思った。
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神宮外苑のイチョウ並木は先週が見頃だったと思う。 きれいな円錐形の整えられたうっとうしいほどの黄金色の木々が、青空を背景に整然と 屹立していた。 先週の土曜日、新宿の病院に行く途中にイチョウの下をくぐったときは、ものすごい人出で 観光バスが乗り付けていたし、お日柄もよかったのか、結婚式もみかけた。 今日もまだ黄葉していたけれど、木の天辺あたりがそろそろ枯葉になりそうな気配だ。 赤や黄色の葉も美しいけれど、枯葉のかさかさした音も冬らしくていい。 イチョウがすべて散り、人も少なくなった頃、落ち葉を踏みしめに行こうと思った。
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