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ナム・ジュン・パイクは韓国出身のアメリカのビデオ・アーティスト。 東大やミュンヘン大学に留学した経験があり、各国の言葉を自由に操れたという。 初めて彼の作品を見たのは高校生の頃だったと思う。 特に好きというわけではないのだが、なんとなく心に残るものがあった。もうすぐ会期が終了 するというのもあり、先週、ワタリウム美術館の「さよなら、ナム・ジュン・パイク展」に行った。 TVのフレームのなかに1本のロウソクがともされている「キャンドルTV」。 パイクはロウソクを用いた作品をたくさん作っている。この作品は、シンプルながら見つめていると 気持ちがしんとなり、引き込まれるような奥深さがある。 木製らしいブッダをビデオカメラで撮り、その映像を写したモニターをブッダと向かい合うように 設置した作品では、リアルとその映像が合わせ鏡のようにお互いを見つめ合っている。 モニターのなかのブッダもリアルといってよいのか。 たしかブッダがカエルに代わったバージョンもあったと思う。 彼は「ビデオ・アーティスト」と呼ばれることが多いけれど、書(?)もなかなか味のあるものを 残している。「心÷心=?」というテキストは、印刷字体で見るとなにかのコピーのようだが、 彼の書いた文字には血の通ったリズムがあり、はっきりとしたメッセージを感じることができる。 パイクは2006年1月29日、フロリダ州マイアミで死去、享年73歳だった。
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観
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