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ホテルの朝食はハズレはないかもしれないけれど、やや面白味に欠けるので散歩がてら 外で食べることにした。夫と朝のシンガポールをぶらぶら歩きながらお店を探す。 7時ごろなので、まだ閉まっているところが多いなか、会社員風の人たちで混みあっている お店「Ya Kun Kaya Toast」を発見。 メニューには「French Toast」と書いてあるけれど、食べている人のお皿を覗き見ると、 いわゆるフレンチトーストとは様子が少し違う。それがかえって気になるので、迷わず モーニングセットを注文した。 トーストは注文が入ってから焼くのか、先に温泉卵のようなものがでてきた。 コーヒーはコンデンスミルクが入りでかなり甘い(私は好きな味だけど夫の眉間には皺が・・・)。 見た目は醤油のようだがもっと甘い(塩辛くない)謎の調味料をかけて卵を食べていると、 トーストがやってきた。カヤというココナッツの甘いカスタードジャムが付いている。 パンは薄く表面がかりっとしていて、水分は少なめ、全体的にさっぱりしている。 こんなフレンチトーストもあるんだなぁと思っていたら、豊洲のららぽーとにもこのお店が あることを知った。シンガポールだけでなくインドネシアなどに20店舗以上展開しているとのこと。 メニューには「フレンチトースト」ではなく「カヤトースト」と書いてあった。 ●ヤクン・カヤ・トースト●http://www.wonderland.to/pc/yakun/index.html いつかまた食べたくなったら行ってみよう。
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食
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牡蠣にあたってしまった。インドネシアを1ヶ月放浪しても、多少傷んだ果物を食べても 下痢ひとつしない私が、昨日は大当たりにあたった。 大好物である牡蠣にあたるなんて、相思相愛だと思っていた恋人に裏切られるみたいに つらいのだが、昨日は本当に苦しかった。最初は胃痛だけだった症状に、だんだん吐き気と 嘔吐が加わり、最後は胃痛・吐き気・嘔吐が同時にやってきた。胃がひっくりかえった ような感じで、体から何かを出そうとしているのがよくわかった。 たっぷり4〜5時間は苦しんだだろうか。 ひたすらうめく私を見て、夫は救急車をよぼうかどうしようか迷ったそうだ。 体から出してしまえば大丈夫なようで、今はなんともない。 (今朝、鏡に映った顔は紙のように真っ白で自分でも怖かったけれど) 今回は牡蠣自体に罪はなく、私が出張や仕事で疲れて弱っていたので、体が受け付けなかった のだと思う。また相思相愛の美味しい関係になれるように早く体調を整えなくては。 ↑夫と私のスーツケース。チョンはくんくんにおいチェック。
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「これは腐った雑巾のにおいだよ」と夫は半分のけぞりながら言った。 大げさな人だと思いながら、私も鼻を近づけるとそれは、プールの更衣室のにおいに似ていた。 ふたりともチーズが好きなので、時々、専門店で食べたことのないものや薦められるシーズン 限定のチーズを買う。 私達にひどい言われようのチーズの正式名称はフルム・ダンベール(Fourme d'Ambert)という フランス産のもの。ガイドブックには「青カビが多いわりに刺激臭が少なくやさしいブルー チーズ」とある。 青カビチーズは好きなのに、これは食べられないと言うので、結局、私だけが食べることになった。 強烈なにおいは相変わらずでも、食べた方が舌と鼻のバランスがとれるのか、はたまたたんなる 慣れなのか、不思議なことに美味しく感じられる。人間は発酵食品にたいして美味しく感じる ようにプログラミングされているのかもしれない。 食後の感想を聞かれ、「鼻からプールの水を飲んだ後みたい」と答えると、夫はやっぱり食べなくて よかったよ、という顔をした。
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夕方、丸の内のあたりを歩いていたら、風は涼しく湿度も軽くなりとてもさわやかだった。 立ち止まって見上げると、秋らしい高い空が。 用事をすませ夕食の買い物にスーパーに行くと、野菜売り場には梨やブドウが並び、魚売り場には さんまが氷の上に銀色の腹を見せて光っていた。 天気や気温の次に季節を感じるのは、わたしの場合、やはり食べ物。 昼間がどんなに暑くても、夕方、涼しい風に吹かれて、さんまを見ると、秋なんだなぁと少しだけ しみじみした気持ちになる。そして季節のものを食べたいなぁと思う。 そんなわけで、買い物をしているうちに、予定していたイタリアンは、さんま、舞茸ごはん、冷奴、 きゅうりとおおばの酢の物、なすのお味噌汁へと変わっていった。
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近所の寿司屋の板さんは、仕事へのこだわりのかたまりのような人で、魚のことだけでなく 食への工夫というか、ちょっと大げさかもしれないけれど、心意気のようなものまで行くたびに 教えてくれる。 こういうことは本に書いてあったりもするのだが、人に教えてもらうとすっと頭に入るから不思議だ。 鯨は哺乳類のせいか、食感は魚より肉、それも桜肉(馬刺し)に近い。そのせいかニンニクを乗せて 食べると合う。※写真は赤い方が鯨で隣はいわし いわしこそ新鮮なものでないと、臭くてすしネタにならない。 口に入れた瞬間、臭みではなく香りが広がった。 鮮度がいいから美味しいのかと聞くと、それもあるが薄い酢水にさらすという下ごしらえをするから うまいのだと言う。酢の匂いも味もしない程度の酢水にさらして締めることで、保存状態もよくなるし 臭みも消えるのだそうだ。 何の変哲もなさそうに見えるこのかんぴょう巻にはきりりとしたわさびが入っている。 お酒を飲む人に出すためのかんぴょう巻き。 甘いかんぴょうはお酒に合わないと思わず、ちょっと工夫することで酒の肴にもなることを教えて もらった。 思わずメモをとりたくなるくらい、こまごましたことを丁寧に教えてくれる彼を私はひそかに師と あおいでいる。
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